法然院サンガ: 379

法然院サンガからのご案内

N-0379-J

2024年 4月25日更新

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内と御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 境内の桜が散り、椿も名残の候となり、方丈庭園ではシャクナゲ(石楠花)やコバノミツバツツジ(小葉の三葉躑躅)が咲いています。今春の椿は木によって差があり、昨年に続いて多くの花を咲かせた木もあれば、ほとんど花が咲かなかった木もございました。皆様のご近所の椿はいかがでしたか。新型コロナウイルスやインフルエンザの感染者が多く、皆様の身近な方にも感染者がおられる状況かと存じます。感染が拡大しないよう配慮しながら過ごしてゆきたく思います。ロシアのプーチン大統領によるウクライナ侵攻開始から2年2ケ月近く経ちましたが戦火は収まらず、イスラエルのネタニヤフ政権によりパレスチナのガザ地区の市民が虐殺され続けています。お釈迦さまの教え、「愛は地球を救わない。自己愛が他者との争いの原因、国民の絆や愛国心が戦争の原因」を改めて実感する日々です。ウクライナやパレスチナに限らず、ミャンマー、ウィグル自治区など戦争・紛争により図らずも命を落とす方、食糧不足により飢餓に苦しまれる方が後を絶たず、心痛む日々が続きます。                         

 このような状況ですが、引き続き「法然院 災害対策基金(一口1万円で目標は1億円)を積み立てております。現在まで賜わりました御寄付は約3950万円となっております。誠に有り難く存じております。受入口座は下記の通りです。引き続き宜しくお願い申し上げます。既にお納めいただいた方はどうぞご放念下さい。合掌

  京都銀行  銀閣寺支店  普通預金  口座番号:0436184 
  口座名義:宗教法人 法然院

 御本尊に供えられた菓子や果物を困窮家庭におすそ分けする「おてらおやつクラブ」にも協力しておりますので御家庭で余っている食品〔菓子・果物・米・海苔・醤油・油など〕をお届け下されば活用させていただきます。皆様がお届け下さった食品は、これまでの10年3ヶ月間で困窮家庭や困窮家庭を支援されている団体に354回、送らせていただきました。ありがとうございます。

 2011年3月11日午後2時46分に発生した東北地方から関東地方の太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0の地震と津波による東日本大震災により他界された方々、更には犬・猫・水族館の魚など、ヒト以外の動植物を含む一切衆生の成佛を信じるために地震の翌日から「東北関東大震災物故衆生之霊」の位牌を安置して念佛を唱え、毎月11日には追悼法要を厳修しております。2011年5月1日〜7日に勤めた第1回「悲願会」から、昨年11月27日〜29日に勤めた第26回「悲願会」まで被災者に心を重ね被災地の復興に関わる決意を表す「悲願会」(法要、コンサート、茶席、バザー、美術作品の展示、対話の時間等)を開きました。発災から12年を経ても被災地(特に福島県浜通り)の復興は未だ道半ばにも届かず、大震災後ではなく未だ大震災真只中の日本です。

 原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。

 800年前に法然上人(1133〜1212)は、「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界〔浄土〕である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。

 新型コロナウイルスの感染拡大により他の出来事についての情報に接する機会が減っておりますが、世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しております。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。

 心の潤いと糧の補給に体調に留意されつつ、お立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                               合掌

                          法然院  梶田真章


「浄土宗開宗850年特別展『法然と極楽浄土』」

 4月16日(火)〜 6月 9日(日)

午前9時半〜午後5時(入館は閉館の30分前まで)

休館日:月曜日、5月7日(火)

4月29日(月・祝)と5月6日(月・休)は開館

於:東京国立博物館 平成館 特別展示室(上野公園)

観覧料金:一般 2100円、大学生 1300円、高校生 900円、中学生以下は無料


「第325回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 4月26日(金)

午後3時〜5時45分 

参加料 御志納

於 本坊

お申し込み不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半


    おつとめ

    本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。


第2部 午後3時半〜4時半


    おはなし

    「『阿弥陀佛の物語を聞く』その1」 梶田真章


第3部 午後4時45分〜5時45分


    落語  出演:桂 鯛蔵 さん(塩鯛師匠の二番弟子)


「いのちの岐路に立つ『核を抱きしめたニッポン国』上映会」

4月27日(土)

午後2時〜5時半(1時半開場)

於 本坊

         午後2時     避難者アピール  

         午後3時5分   映画上映   

         終了後      アフタートーク

監督


原村政樹


プロデューサー


矢間秀次郎


撮影


一之瀬正史

原村政樹


語り


中村敦夫

参加料 2000円(パンフレット付)

要申込、メールにて氏名・住所・電話番号を明記、先着60名〆切

主催:水の映像フォーラム(Tel.042-381-7770)

e-mail:h-yazama@oregano.ocn.ne.jp

共催:原発賠償関西訴訟原告団(代表:森松明希子)


「一日授戒会(いちにちじゅかいえ)」

 4月29日(月・祝)

午前9時半〜午後4時半 

 当院では30年余り前から毎年1回「一日授戒会」を開いておりますが、本年も厳修いたします。

 「授戒会」とは佛教徒としての生活規則である戒を授ける法会(ほうえ)であり、受者には佛弟子としての名である戒名(漢字二文字)が授与されます。

 既に戒名をお持ちの方も佛教徒としての自覚を高める機会としてご参詣下さい。椅子席にてご参加いただけます。

 

冥加料:1名 5000円 以上(当日ご持参下さい)

昼食代・記念品代を含みます。

お申し込みは4月19日までに、メール、ファックス、葉書でお願いいたします。

既に戒名をお持ちの方はお知らせ下さい。


「第27回 悲願会(ひがんえ)」 

悲願に生きる菩薩行の実践


一切衆生の成佛を信じ、
被災者の悲しみに心を重ね、
被災地の復興に関わる決意を表し、
今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える3日間

 5月 3日(金・祝)〜 5日(日・祝) 

南無阿弥陀佛 

 2年2ケ月ウクライナにおける悲惨な光景に接し、ウクライナ人の犠牲者、図らずも戦場に駆り出され亡くなられたロシア兵の安らかなることを念佛を唱えて信じる他は為すすべのない自身の現状に心痛む日々が続きます。更にハマスとイスラエルの戦闘により民間人の犠牲者が増え続け、焦燥感を一層深くしています。本当に悲しく辛いことです。

 2011年3月11日の大地震・大津波、3月12日以降に起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて最初に出した3月17日付の法然院サンガの御案内で私は「3月11日(金)午後2時46分に発生した東北から関東地方にかけての太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0(1995年1月17日の兵庫県南部地震のマグニチュードは7.3)の地震とそれに伴う津波による東北関東大震災によって他界された方々、更にはヒト以外の動植物を含む生きとし生けるものに心から哀悼の意を表すために本尊阿弥陀如来像の前に『東北関東大震災物故衆生之霊』の位牌を安置して念佛を唱えております。また被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。関東地方では計画停電が始まり、直接被災されていない皆様も御不自由な生活かと存じます。京都から出来ることは限られておりますが、今後は復興への道程が長く続くことになりそうですから、時機に応じて細やかな支援活動に取り組んでゆきたく存じております」と記し、3月21日に「東北関東大震災の被災地に向けて<追悼と決意の鐘>を鳴らす」ことを告知しました。その後、4月11日の午前11時から「東北関東大震災物故衆生 初月忌(しょがっき) 追悼法要」を厳修し、4月28日に「東北関東大震災物故衆生 四十九日 追悼法要 と 被災地支援の集い」を執り行い。5月1日〜7日に「悲願会〜一切衆生の成佛を祈り、被災者に心を寄せ、被災地の復興にかかわる決意を表し、今後の日本について考える一週間〜」を勤めました。4月10日に「悲願会」の参加者を緊急募集させていただいたところ、多くの方々から直ぐにご参加の表明をいただき、昨年11月に勤めた「第26回 悲願会」までゴールデンウィーク(2020年と2021年は7月)と11月の年2回、「悲願会」を勤めました。「悲願会」では追悼法要、法話、コンサート、舞踊、舞、ダンス、朗読、落語会、お話、対話の時間、紙芝居、ワークショップ、活動内容の展示と報告、美術作品の展示、写真展、駄菓子、工作教室、茶会、慈悲市(バザー)などに数多くの皆様方のご参加と遠方の皆様方からはご寄付を賜わりました。「第1回から第26回までの悲願会」に際し、皆様方からお寄せいただいた志納金の総額は20,999,857円に達し、被災者を支援されている団体と個人に寄付させていただきました。

 また2011年4月11日に「初月忌 追悼法要」を勤めて以降、毎月11日には「月忌 追悼法要」を勤め、毎月15〜20名の方々が12年余りお参りいただいています。当院本堂の片隅から「三陸海嘯(かいしょう)(津波のこと)横死(おうし)(不慮の死)者諸群霊」の位牌が見つかりました。1896(明治29)年6月15日に発生し21,959人の死者・行方不明者を出した明治三陸地震(マグニチュード8.2〜8.5)、あるいは1933(昭和8)年3月3日に発生し、3,064人の死者・行方不明者を出した昭和三陸地震(マグニチュード8.1)の際にも法然院では死者・行方不明者の成佛を信じるために念佛が唱えられていたことが解ります。

 発災から暫くは被災者に支援金や支援品をお送りするばかりでしたが次第に被災者から直接お話を伺いたいとの思いが募り、被災地訪問の機会を探っておりましたところ、2011年5月18日に法然院で開かれた「東日本大震災『被災地の今、〜報告と今後の支援のあり方を考える集い〜』」で現地の実情を話された岩手県盛岡市の曹洞宗如法寺の御住職、近藤光徳和尚からお誘いがあり、御住職のご案内で2012年10月16日〜17日に岩手県沿岸部の陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市を巡りました。大地震、大津波と大火災で全ての伽藍を失った大槌町の江岸寺では墓石は散在したまま、プレハブの本堂でお勤めが行なわれ、御住職は仮設住宅から寺に通っておられる様子を目の当たりにし、毎年一度は被災地を訪ねることを決意し、2013年以降、毎年被災地を訪ね、現状を垣間見て、被災者のお話を聞き、追悼の念佛を唱えてまいりました。

2013年5月21日〜23日 岩手県平泉町、花巻市、遠野市、大槌町、釜石市、宮古市
2014年6月16日〜18日 福島市いわき市、宮城県松島町、石巻市、南三陸町
2015年7月6日〜8日 宮城県石巻市、南三陸町、気仙沼市、岩手県陸前高田市、大船渡市
2016年7月4日〜7日 青森県むつ市、八戸市、久慈市、田野畑村、岩泉町
2017年7月3日〜6日 福島県いわき市、南相馬市、宮城県亘理町、仙台市、東松島市、女川町、石巻市、南三陸町
2018年7月2日〜5日 岩手県平泉町、一関市、気仙沼市、陸前高田市、大船渡市、大槌町、宮古市
2019年6月18日〜21日 福島県いわき市、富岡町、浪江町、南相馬市、飯舘村、福島市、北塩原村、会津若松市、喜多方市、湯川村、下郷町
2020年10月14日 南三陸町(旧防災対策庁舎・復興祈念公園・上山八幡宮・南三陸ワイナリー)石巻市立大川小学校跡地
2021年10月5日 南三陸町(旧防災対策庁舎・復興祈念公園・上山八幡宮)、石巻市 震災遺構大川小学校
2022年10月27日 気仙沼市、陸前高田市(高田松原津波復興祈念公園・東日本大震災津波伝承館)
2020年、2021年、2022年は皆様と旅することを断念し、日帰りで宮城県南三陸町、石巻市、陸前高田市を訪ねました。

 昨年は11月6日〜9日に福島県いわき市から岩手県陸前高田市まで海岸沿いを北上しました。6日は三春町のガーデンレストランサララで昼食、いわき市の願成寺に参拝、1160年に建立された白水阿弥陀堂で追悼の念佛を唱えました。9月8日の豪雨により阿弥陀堂の須弥壇の途中まで水に浸かった境内では池の泥を吸い上げる作業が続いていました。ご住職が20代の頃、法然院で起居されていた縁で訪ねている浄土宗 阿弥陀寺の本堂内でも追悼の念佛を唱え、副住職の馬目一浩さんから2011年以降の活動のお話を伺いました。ご活動を支援している「いわき放射能市民測定室たらちね」を訪ね、事務局長の木村亜衣さんから民間の施設で放射能測定を続けられている想いと意義を伺いました。7日は福島第一原子力発電所事故の事実と廃炉作業等の現状を伝える場として富岡町に2018年11月30日に開館した東京電力廃炉資料館を訪ね、南相馬市ご出身で商業高校を卒業後、東京電力の下請け会社に入社されて3年目の鈴木さんが事故後の状況と廃炉に向けた取り組みについて1時間余りに亘り映像などを使って澱みなく説明されました。長い長い年月を要する廃炉作業について健気に語られるお姿を拝見しつつ彼女が生きていらっしゃる間に廃炉が完了することを願うばかりでした。道の駅なみえで昼食と買い物の後、2011年3月11日で時が止まったままの大熊町の帰還困難区域の様子を見て、宮城県山元町の常磐山元自動車学校犠牲者慰霊碑の前で追悼の念佛を唱え、名取市閖上中学校慰霊碑の前でも念佛を唱えました。8日は風波が強く、乗船予定の奥松島遊覧船が欠航となり、松島町の大仰寺の庭園から圧巻の眺望を楽しみ、念佛を唱えました。東松島市の旧野蒜駅の傍に整備された震災復興伝承館に立ち寄り、女川町のシーパルピア女川で昼食の後、七十七銀行女川支店で勤務されていたご子息(当時25歳)を津波で亡くされた田村孝行さんから「歩いて直ぐの高台ではなく、なぜ銀行の屋上に避難して息子は命を落とさねばならなかったのか」という悲痛な思いを伺いました。石巻市雄勝地区では雄勝湾を取り囲む高さ9.7mの防潮堤に呆然としながら雄勝病院跡地(犠牲者64名)にできた雄勝地区震災慰霊公園で追悼の念佛を唱えました。2021年7月18日から石巻市震災遺構大川小学校(児童74名と教職員10名の犠牲者)として公開されている校庭で校舎に向かって追悼の念佛を唱えました。丁度来られていた只野英昭さん(津波で父、妻、長女(当時3年生)を失われ、長男(当時5年生)は生還)から当時の校長先生に対する不審の想いを伺うことができました。9日は2020年10月12日に全体開園した南三陸町震災復興祈念公園を訪ね、旧防災対策庁舎[犠牲者は43名]前で追悼の念佛を唱え、祈りの丘にも上り、犠牲者の名簿が安置されている碑の前でも念佛を唱えました。上山八幡宮にも参拝、椿の寄贈などで交流を続けている工藤真弓さんから近況を伺いました。「川岸がコンクリートで固められ、サケの遡上が少なくなっているというお話や被災地では子どもの心を考える余り震災教育が行いにくい」というお話が印象的でした。陸前高田市では2021年12月26日に全面供用となった高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設内の高さ12.5mの防潮堤の上で海に向って念佛を唱えました。津波でご子息(当時25歳)を亡くされ、両側にハナミズキを植えた避難路の整備に尽力されている淺沼ミキ子さんが津波復興祈念公園に初めて足を踏み入れられ、ご一緒に祈られました。皆様方も復興支援の意味も兼ねて東北地方太平洋沿岸部をお訪ね下さい。発災から13年1ヶ月経過しても決して大震災後ではなく大震災真只中です。今後も被災者の皆様方との個人的な御縁を大切にし、微力ながら被災地の復興に関わってゆきたく存じております。

 佛教における悲願に生きるとは一切衆生の成佛を願い、一切衆生に対する慈しみと悲しみの想いを表す行を実践することかと存じます。被災地の復興は未だ道半ばです。引き続き被災者の哀しみに心を重ねる想いを表すべく、第27回「悲願会」を下記の通り勤めます。皆様方からの浄財は被災者支援をされている団体、ウクライナ難民を支援されている団体に寄付いたします。金額表示のあるもの以外、各プログラムへの参加料は御志納です。ご参加をお待ち申し上げております。 合掌

                                梶田真章

5月 3日(金・祝)


午前10時 

「東北関東大震災 物故衆生 追悼法要 並びに 法話」

参加料 御志納

於 本堂


午前10時〜午後3時半

「在釜」

広間にて薄茶を一服お召し上がり下さい。

席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太

会費  おひとり 1000円 (子供は無料)

*被災者・避難者の方は無料

於 北書院


午前11時10分〜11時50分

「アーリーミュージック コンサート」

ソプラノ:平井 満美子、リュート:佐野健二

於 庫裏玄関


午後0時〜0時50分 

「歌語り」

歌・ギター:リピート山中 

於 本堂


午後1時〜1時40分

  「コンサート」

  ヴァイオリン:長山恵理子、よし笛:呉山平煥、箏:福原左和子

  於 庫裏玄関


午後2時〜2時30分

「紙芝居」

きょうとWAKUWAKU座

於 庭園

(雨天の場合は本堂)


午後2時40分〜3時10分

「弾き語りコンサート」

ピアノ:あかしなおこ

於 庫裏玄関


午後3時20分〜4時

「インド古典音楽」

サーランギー:ナカガワユウジ、タブラ:藤澤ばやん

於 本堂


午後4時10分〜4時50分

「コンサート」

筑前琵琶:片山旭星

於 庫裏玄関


5月 4日(土・祝)

午前10時〜午後3時

「展示と販売」

NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 アート部

於 庫裏玄関


午前11時〜午後3時

「自家焙煎珈琲 Care=full Coffee with 善気水」

一杯 1000円

出店:珈琲焙煎134

於 北書院


午後0時10分〜0時50分

「白拍子舞」

井上由理子

演奏:中野 亘

於 本堂


午後1時〜1時40分

「コンサート」

ヴォサレレユニット“ルアラ” 

ヴォーカル:田中志保、ウクレレ:今津未央

於 大書院


午後1時50分〜2時30分

「インド古典音楽」

バーンスリー:池田 剛、タブラ:上坂朋也

於 本堂


午後2時40分〜3時10分

「Ocarina on Music Box」

Ryohei TOMOEDA

於 大書院


午後3時20分〜4時

「歌を連れて旅に出よう」

〜トランジスタ・ボレロ〜

歌・ギター:脇 秀樹、コントラバス:勝方 浩
フルート:片岡朋子、鍵盤ハーモニカ:梶原玲子

於 本堂


午後4時10分〜5時

「活動紹介と演奏」

NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 音楽部

於 庫裏玄関


5月 5日(日・祝)

午前11時10分〜正午

「Banjo ひとり旅」

バンジョー:北村 謙

於 庫裏玄関


午後0時10分〜0時50分

「コンサート」

歌・ギター:阿部ひろ江、ギター:嶌村カズヲ

於 大書院


午後1時〜1時50分

「インド舞踊とインド音楽」

オディッシィ:野中ミキ、バラタナーティヤム:金澤倫子、
バーンスリー:花岡 泉、タブラ:藤澤ばやん

於 本堂


午後2時〜2時40分

「コンサート」

ヴォーカル:田中愛子、ギター:北脇久士、パーカッション:マック

於 庫裏玄関


午後2時50分〜3時30分

「舞」

西川影戀、西川影春、西川純戀、西川影咲、西川こまつ

於 本堂


午後3時40分〜4時20分

「弾き語りコンサート」

ヴォーカル・ギター:秋人

於 庫裏玄関


午後4時30分〜4時40分

「コンサート『ヘルプマークを身につけて』」  

歌:小倉ひろみ、ギター:溝淵仁啓

於 本堂


午後4時40分〜5時半

「コンサート」

ギター:溝淵仁啓

於 本堂


5月 3日(金・祝)、4日(土・祝)

午後1時〜4時

「小さな工作教室」

はくさんまさたか

於 経蔵前

(雨天の場合は南書院)


5月 3日(金・祝)〜5月 5日(日・祝)

午後1時〜4時

美術作品の展示

於 南書院


「土『innocence』」

(栗田宏一)


「詩の展覧会」

(深井ゆうじん)」


「絵画『事故は起こった』『祈』『願』『椿の人』」

(畑ゑり子)


「墨彩画 Being『念』」

(眞紀)

散華の販売

(畑ゑり子)


 悲願会期間中、受付・会場整理などをご担当いただくボランティアスタッフを募集します。

 お申し込みは下記の法然院サンガまで宜しくお願いいたします。

2024年 4月 21日


〒606ー8422
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 法然院 内  法然院サンガ

Tel.090-1899-3689
e-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp または byakurenja1212@gmail.com


「加藤政洋・<味覚地図>研究会『京都食堂探究』(*)を読む」
第1回

(ちくま文庫)

 5月 9日(木)

午後 1時半〜 3時45分

於 本坊

はしがき、第1章、第2章を題材に語り合います。

テキストを事前にお読み下さい。

参加料 御志納

(テキストをお持ちでない方は別に850円が必要です。)


「東北関東大震災 物故衆生 月忌追悼法要」

 5月11日(土)

午前11時

参加料 御志納

於 本堂

 地震発生から13年2ヶ月。

 追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。


「『さよなら ほやマン』上映会」

 5月11日(土)

午後4時半〜6時16分
(4時15分開場)

監督・脚本


庄司輝秋


音楽


大友良英

於 本坊

鑑賞料:一般 1500円(学割等、他割引料金あり)

定員 50名

席予約専用電話(4月1日〜5月10日)
留守番電話対応 Tel.075-672-3900

企画担当:kimiko

詳細情報ブログ: http://ameblo.jp/kyo-hoya


『地球交響曲(ガイア シンフォニー)第四番』
「上映会」

 5月12日(日) 

午後1時半〜3時45分 

於 本坊

監督


龍村 仁 

出演


ジェームズ・ラブロック(生物物理学者)

名嘉睦念(版画家)

ジェーン・グドール(野生チンパンジー研究家)

ジェリー・ロペス(ビッグ・ウェイブ・サーファー)

鑑賞料:一般 1000円、大学生 500円
高校生以下は無料

定員 50名

満席になり次第、締め切ります。

お申し込みは法然院サンガまで


親鸞著・阿満利麿解説
「『唯信鈔文意(もんい)』(*)を読む」
第4回

(*)ちくま学芸文庫

5月16日(木)

午後1時半〜3時45分

講師:梶田真章

参加料 御志納

テキストをお持ちでない方は別に、1100円が必要です。


「染谷みち子作品展『天のロープ』」

 5月21日(火)〜26日(日)

午前10時〜午後5時

鑑賞無料

於 講堂


「初夏の演奏会 2024」

5月25日(土)

午後5時半(5時開場) 

mama!milk


アコーディオン:生駒祐子

コントラバス:清水恒輔

照明:魚森理恵

  エッセイ:村松美賀子

  宣伝美術:かなもりゆうこ

  協力:David Blouin

  題字:竹村活版室 

  制作協力:潟Aクティブケイ

主催:MUSICA MOSCHATA

参加料:一般 4500円、学生 1500円

於 方丈

*4月25日(木)午前10時に、
 チケットの販売が開始されます。 


「第326回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 5月26日(日)

午後3時〜5時45分 

参加料 御志納

於 本坊

お申し込み不要です。

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部


午後3時 〜 3時半    おつとめ

              本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。


第2部


午後3時半〜 4時半    おはなし

              「『阿弥陀佛の物語を聞く』その2」 梶田真章


第3部


午後4時45分〜5時45分 おはなし

              「京の水についての四方山話(仮題)」                京都府立大学大学院生命環境研究科
               環境科学専攻准教授 
               松田法子さん


「第78回 善気山 専修(せんじゅ)念佛塾」
「法然上人の言葉」

 6月 2日(日)

午後3時〜6時

午後3時〜3時20分  念佛一会(いちえ)  

            本堂にて念佛を唱えます。


午後3時半〜6時    講話会

            講師:梶田真章

            後半は対話によって深めます。

阿満利麿先生は参加されません。

参加料:1000円(当日、お納め下さい。)


2024年の主な行事予定


 2月15日     「涅槃会」

 3月14日     「善導大師忌」

 4月 1日〜 7日 「春季伽藍内特別公開」

 4月 8日     「灌佛会(花まつり)」

 4月29日     「一日授戒会」

 6月25日     「中興第1世 萬無和尚忌」

 7月25日     「放生会(ほうじょうえ)」

 8月24日     「地蔵盆」

 9月10日     「廣布薩(こうふさつ)」

11月10日     「中興第2世 忍澂和尚忌」

11月18日〜24日 「秋季伽藍内特別公開」

12月 8日     「成道会」

12月31日     「除夜会」

*毎月26日     「善気山念佛会」(12月を除く)


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

2024年 4月25日

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689
Fax. 075-752-1083
E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
または
E-mail:byakurenja1212@gmail.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


郵便振替口座

口座記号番号:01050ー4ー60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)


ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

当座預金 口座番号:0060318

名義:本山獅子谷法然院


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
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