法然院サンガ: 200

法然院サンガからのご案内

N-0200-J

平成21年 9月 1日更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 残暑お見舞い申し上げます。往く夏を惜しむかのようにツクツクボウシが鳴き、咲き出した芙蓉に秋を感じる候となりました。皆様方にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

                                    梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌

                                    梶田真章

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「ありのまま」
〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜


 「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円)

                                    梶田真章


新版 古寺巡礼京都 第35巻
『法然院』


 此度、「新版 古寺巡礼京都 第35巻」として『法然院』が淡交社から刊行されました。
 頒価は1600円です。郵送ご希望の方は、電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。
 郵便振替用紙を同封し、お送りいたします〔送料共で2000円〕。


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「虚空山彼岸寺(こくうざんひがんじ)」について


超宗派佛教徒によるインターネット寺院「虚空山彼岸寺」をご存じでしょうか? このホームページのコーナー「坊主めくり」(企画はライターの杉本恭子さん)に私へのインタビューが掲載されております。どうぞご覧下さい。

                                    梶田真章

URL http://higan.net/  


「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」第3回

 9月 3日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章 参加料 志納(テキスト代として 1500円 が必要です。)

自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生(大阪府立大学教授)の エッセイ『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。

                      合掌 真章


「畑 ゑり子 ひとり絵展 in 法然院 『たちのぼる記憶』」

 9月 4日(金)〜10日(木)

午前9時〜午後4時

於 講堂

無料


「今森光彦の切り絵展『むしのあいうえお』」

 9月12日(土)〜16日(水)

午前10時〜午後 4時

於 講堂

入場料:カンパ


「亀工房 バンド ライヴ」

 9月12日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於 方丈

出演

アコースティックギター:前澤勝典

ハンマーダルシマー(打弦楽器):前澤朱美

参加料

ご予約 2000円  当日 2500円

お問い合わせ・ご予約はオフィス亀工房まで

Tel.&Fax.0265-94-3934 E-mail:kamekobo@helen.ocn.ne.jp


 「法然院 奉納コンサート Vol.3 〜オランダの風〜」

 9月13日(日)

午後5時(午後4時半)

定員 70名

於 庫裏玄関

出演


三橋 桜子(チェンバロ、ピアノ)

パブロ・エスカンデ(作曲、編曲、チェンバロ)

篠部信宏(バス・バリトン)

プログラム


バッハ/ファンタジーとフーガBWV906

シューベルト/セレナーデ

フォーレ/ドリーの組曲

アルゼンチン民謡 他

参加料  2500円 (電話かメールにて必ずご予約下さい)

ご予約・お問い合わせ:アートライフみつはし

Tel.075-752-3814 E-mail:al-3hasi@muse.ocn.ne.jp


「『歎異抄(たんにしょう)』(阿満利麿 訳・注・解説)を読む」
第3回

 9月17日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納(テキストをお持ちでない方は、別に 1000円が必要です。)


「お話『日本の大学の現状〜関西大学を例として〜』」

 9月20日(日)

午後1時半〜3時(1時15分開場)

於 南書院

講師:関西大学学長 河田悌一(ていいち)先生

定員 50名

事前申込制:参加無料ですが、準備の都合上、9月17日までにお申し込み下さい。

定員になり次第、締め切ります。

河田悌一


1945年生まれ。1968年3月、大阪外国語大学中国語学科卒業。1972年3月、大阪大学大学院文学研究科博士課程所定単位修得後退学。専攻は中国思想史。1986年4月、関西大学文学部教授に就任。2003年10月、関西大学学長に就任、現在に至る。文部科学省中央教育審議会臨時委員(大学分科会)他、多くの委員を歴任。


「第15回 桂都丸 法然院落語の宴」

 9月21日(月・祝)

午後2時(午後1時半開場)

於 本堂

桂 都丸   『しまつの極意』、『どうらんの幸助』

橘 右門   『寄席文字・実演』         

桂 とま都  『兵庫船』             

参加料  ご予約2500円  当日3000円

ご予約は、法然院サンガまで


 「シルヴァーナ・デルィージ(ヴォーカル)初来日コンサート」

 9月22日(火・祝)

午後6時(午後5時半開場)

於 方丈

共演 アレハンドロ・シュワルツ(ギター)、ヴィクトル・ビジューナ(バンドネオン)

参加料  前売 4000円  当日 4500円

チケットのご予約・お問い合わせ:アートステージ567

Tel.075-256-3759 E-mail info@567.gr.jp

タンゴの新しい歌姫。

ブエノスアイレスの哀愁とピアソラの情熱

そして、パリのアンニュイとエディット・ピアフの魂・・・。

参加料  ご予約2500円  当日3000円

ご予約は、法然院サンガまで


「彼岸会のこころ〜佛教各宗派入門〜」

 9月23日(水・祝)

午後1時半〜3時半

講師:梶田真章

参加料 志納

於 本坊

彼岸会の意味は?

各宗派が説く悟りへの道についてお話させていただきます。


「第150回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 9月26日(土)

午後1時半〜6時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

講師:梶田真章

第1部 午後1時半〜2時45分

    呈茶

    お抹茶をお楽しみ下さい。(先着40名様)

第2部 午後3時〜3時半

    おつとめ

    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第3部 午後3時半〜4時半

    おはなし

    「法然上人の佛教、『専修念佛宗』を伝える」

    梶田 真章

第4部 午後4時50分〜6時

    邦楽の魅力

    出演

    尺八:岡田道明
    箏:林 比路子
    筑前琵琶:藤井真美

    初秋の庭を背景に箏と筑前琵琶の独奏と合奏、
    尺八の独奏をお楽しみいただきます。

    午後6時15分〜

    「善気山念佛会 150回記念 懇親会」

    食事とお飲み物

    参加料 2000円

    準備の都合上、
    ご参加いただける方は9月23日までに
    電話、ファックス、E-mailにてご一報下さい。


「第16回 善気山 専修(せんじゅ)念佛塾」
『法蔵菩薩の願い』

〜法蔵菩薩はどのような願いを実現しようとしたのか、48願の新しい解釈を試みる〜

 9月27日(日)

午後3時〜6時

午後3時〜3時20分


念佛一会(いちえ)

本堂にて念佛を唱えます。


午後3時半〜 6時


講話会

書院にて阿満先生のお話をお聴きし、
後半は対話によって深めます。

 2006年11月30日、機縁が熟し、私が「よき人」とお呼びいたしております阿満利麿(あま としまろ)先生とともに、第1回「善気山専修念佛塾」を開きました。12世紀から13世紀にかけて、法然(1133〜1212)と親鸞(1173〜1262)は普遍宗教である専修念佛の教えを確立しました。この塾は、その近代的展開を実現した清沢満之(まんし)(1863〜1903)(日本最初の宗教哲学者であり、真宗大谷派<本山は東本願寺>の僧)の哲学と実践に心を寄せ、専修念佛宗の新たな現代的展開を目指す同朋の集いとして、ほぼ2ヶ月に1度の間隔で開いております。今回は阿満先生が『無量寿経』に説かれている法蔵菩薩〔阿弥陀佛の前身〕の48願について、新たな解釈を試みられます。有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌                梶田真章

参加料  1000円 (当日、受付にてお納め下さい。)

電話、E-mail にて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。

定員70名です。定員になり次第、締め切らせていただきます。ご了承下さい。

Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com


「風の楽団 コンサート」

10月 4日(日)

午後6時半(午後6時開場)

於 方丈

出演


山本公成(笛、サックス)

中村 岳(パーカッション)

慧奏(キイボード、パーカッション)

岡野弘幹(ギター、ブズーキ)

えま(ヴォイス、二胡)

杉山八郎(琴、パーカッション)

参加料  前売 3000円  当日 3500円

予約・前売チケット取り扱い うずら音楽舎:070-5500-1011


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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