法然院サンガ: 162

法然院サンガからのご案内

N-0162-J

UPDATE: 2006/06/05

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 入梅間近です。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理に目覚めた人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

                                    合掌

                                    梶田真章

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

拙著 “ありのまま”が出版されました

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章


「コズミックラヴ展」

6月3日(土)〜6日(火)

午前10時〜午後5時

於 講堂無料

無料

エッセンシャル・アーティスト:森 英規

金箔押し:河上 みつ子

鍛冶師:河上 知明

「天心」と響きあいながら、毎年、法然院で開催をしてまいりました作品展とコンサート。2006年は、福井福山人さんと、福井 雲さんに代わり新しいメンバーで開催をさせていただきます。新緑美しい法然院で皆様のお越しをお待ちいたしております。

                        出品者、出演者一同


「第12回 法然院 夜の森の教室」
『アイとアユム:見つめあう親子関係の進化』

6月10日(土)

午後7時〜8時半

於:本坊

お話:京都大学霊長類研究所 所長 松沢 哲郎 先生 

参加料:1000円

 夜の法然院は、フクロウやムササビの鳴き声が聞こえ、昼間とはまた違った雰囲気を醸し出しており、その風土に浸るだけで「人間も生物の一つの種にすぎない」という科学的真理を謙虚に承認できる場です。松沢先生には2002年より毎年5月にお話をいただいてまいりましたが、本年は6月にお招きいたします。2000年に京都大学霊長類研究所で誕生したチンパンジーのアユムくんももう6歳、母親であるアイさんとの親子関係の進化についてお話をいただきます。ご参加をお待ち申し上げております。

                           合掌

                           法然院住職
                           梶田真章

お申し込み:法然院までお電話(Tel. 075-771-2420)下さるか、
ファックスあるいはメールにてご予約下さい。

松沢 哲郎(まつざわ てつろう)

 1950年、愛媛県松山市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、同大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程中退、理学博士。同大学霊長類研究所助教授を経て、93年より教授、本年より所長。専門は比較認知科学、霊長類学。91年に秩父宮記念学術賞、2001年にはジェーン・グドール賞などを受賞。著書に『チンパンジーはちんぱんじん』(岩波ジュニア新書)、『チンパンジーの心』(岩波現代新書)、『おかあさんになったアイ』(講談社)、『アイとアユム 母と子の700日』(講談社)[『アイとアユム チンパンジーの子育てと母子関係』(講談社+α文庫)]、『進化の隣人ヒトとチンパンジー』(岩波新書)、翻訳に『野生チンパンジーの世界』(ジェーン・グドール著、杉山幸丸と共に監訳、ミネルヴァ書房)など。


「√Roots 〜わたしの中の日本的なるもの〜」

6月15日(木)〜24日(土)

午前10時〜午後7時(15日のみ午後8時まで)

於 法然院 講堂、南書院

無料

出展作家

呉 夏枝、手塚 愛子、パラモデル、船井 美佐

コーディネーター:山本 麻友美

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6月15日(木) 午後6時〜8時

「アーティスト・トーク」

ゲスト:天野一夫(京都造形芸術大学教授、美術評論家)

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6月18日(日) 午後2時〜3時半

「アーティスト・トーク」  ゲスト:梶田真章(法然院 住職)

「アーティスト・トーク」へのご参加は予約不要、無料

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詳しくは、

HYPERLINK "http://www.roots2006.com"

お問い合わせは、山本さん(Tel.090-1592-1640)まで。

主催:roots実行委員会

助成:財団法人野村国際文化財団、財団法人朝日新聞文化財団

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6月23日(金) 午後7時(午後6時開場)

「√Roots展 関連企画 ライブ BS (k)eros」

於 方丈

出演

山本精一、大友良英、sonar (from jesus fever)

 参加料  ご予約 2500円  当日 3000円

ご予約

one-g-turn@leto.eonet.ne.jpまで、件名を「(k)eros」として名前、人数、電話番号を明記して下さい。

法然院は、梅雨の時期にはたくさんのモリアオガエルが集い産卵する豊饒の地です。
今回のBSはモリアオカエルの鳴き声とともにアコースティック楽器によるライブを楽しみます。

詳しくは HYPERLINK : http://homepage.mac.com/ujin/phour/


「法然房源空著『選択本願念仏集』を読む」第2回

6月15日(木)

午後1時半〜3時45分

於:本坊

講師:梶田真章

参加料:志納
(初めての方はテキスト代として別に1000円が必要です。)

 1198年に法然上人が著され、専修念仏(せんじゅねんぶつ)「他力本願念仏」の教えの神髄が説かれた『選択本願念仏集』を一緒に読んでまいりたく存じます。

 ご参加をお待ち申し上げております。

                             梶田真章


「お寺で楽しく考古学 第13回」
『天皇陵古墳を考える〜記紀と考古学の両面から〜』

6月22日(木)

午後7時〜9時

於:本坊

講師:佐古 和枝 さん(関西外国語大学 教授)

参加料:1000円

 私は現代とは違う時間のものさしで人間の歴史を見つめ続けてきた「考古学」に親しむ集いを以前から寺で持ちたいと願っておりましたが、楽しく明快に考古学の世界へと誘っていただける佐古さんと出会い、実現の運びとなりました。

第1回「ようこそ考古学の世界へ」、第2回「ようこそ発掘現場へ」、第3回「山陰の弥生王国〜妻木晩田(むきばんだ)遺跡〜」、第4回「“日本人”はどこからきた?!」、第5回「『魏志』倭人伝の世界」、第6回・第7回「迷走する邪馬台国論争」、第8回「大和王権の誕生」、第9回「記紀に書かれた『大王』たち」、第10回「現地講座 山陰の弥生王国〜妻木晩田遺跡〜を訪ねて」、第11回「鼎談 土の器 〜弥生の土器、アンデスの土器、現代の土器〜」、第12回「前方後円墳ってなんだ?〜その広がりと意味」、何れの回も素晴らしい内容でした。 今回は天皇陵古墳について、『古事記』や『日本書紀』の記述と照らし合わせてお話をいただきます。ご参加を心よりお待ち申し上げております。

                         梶田 真章

佐古 和枝

鳥取県米子市出身。同志社大学大学院修士課程修了。考古学専攻。考古学の成果を広く一般に伝えるために、研究・執筆のかたわら、市民講座やイベントを企画・主催する。著書は「ようこそ考古学の世界へ」「考古学はたのしい 全3巻」「吉野ヶ里」 等。


「薫風によせて」
〜グループいぶきによる邦楽コンサートの夕べ〜

6月24日(土)

午後6時半

於:本坊

無料

プログラム

「初鶯」「胡笳の歌」「冬鳥」「尺八本曲 木枯」
「秋の歳時記」「たそがれどきの夢うつつ」「雪舞」

出演

箏・十七絃・三絃:近藤節子、友森明子、堀川優子、森本清子 、田中美津子

尺八: 佐々木翠越、野口虚琢、細谷荘月、脇坂英山


「第111回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

6月26日(月)

午後3時

参加志納

ご予約は不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半       おつとめ
                   本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半      おはなし「佛教入門 その3」
                   梶田 真章

第3部 午後4時45分〜5時45分  おんがく
                   出演
                   リュート:佐野 健二さん


「高畑早苗展 トークセッション」
Wear me! 生き延びる私・私たち

7月12日(水)

午後6時〜8時

於:方丈

ゲスト:レベッカ・ジェニソン(美術史、京都精華大学人文学部教授)

上野 千鶴子(社会学者、東京大学教授)

ナビゲーター:高畑 早苗

参加費:1000円

定員:100名

ご予約は法然院(Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com)まで


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

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