法然院サンガ: 361

法然院サンガからのご案内

N-0361-J

2022年11月 1日更新
2022年11月25日修正

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内と御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 中庭では石蕗(つわぶき)・藤袴(ふじばかま)・貴船菊<秋明菊(しゅうめいぎく)>が咲いています。秋酣(たけなわ)の候となりました。新型コロナウイルスの感染につきましては第7波が収まり切らない中、第8波がひたひたと迫り来る状況です。皆様の身近な方にも感染者がおられる状況かと存じます。心よりお見舞い申し上げます。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始から8ヶ月が経ちました。ウクライナに限らず、戦争・紛争により図らずも命を落とす方、食糧不足により飢餓に苦しむ方が後を絶たず、心痛む日々が続きます。

 屋根を2013年に葺き替えた山門脇の塀の傷みが激しく、改修工事を進めています。

 医療従事者の皆様方のご尽力には深い敬意と感謝を抱き、他界された方には心から哀悼の意を表し、『南無阿弥陀佛』を唱えています。誰がいつ感染するか分からない状況の中、今後も出来るだけ感染しないよう感染していただかないよう過ごしてゆくしかありません。行楽の秋を迎え、人の往来が激しくなる季節ですが、感染者の減少を願っています。どうぞくれぐれもお大事にお過ごし下さい。合掌

 このような状況ですが、引き続き「法然院 災害対策基金(一口1万円で目標は1億円)を積み立てております。現在まで賜わりました御寄付は約3300万円となっております。誠に有り難く存じております。受入口座は下記の通りです。引き続き宜しくお願い申し上げます。既にお納めいただいた方はどうぞご放念下さい。合掌

  京都銀行  銀閣寺支店  普通預金  口座番号:0436184 
  口座名義:宗教法人 法然院

 御本尊に供えられた菓子や果物を困窮家庭におすそ分けする「おてらおやつクラブ」にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・米・海苔・醤油・油など)をお届け下されば活用させていただきます。皆様がお届け下さった食品は、これまでの8年9ヶ月で困窮家庭や困窮家庭を支援されている団体に301回、送らせていただきました。誠にありがとうございます。

 2011年3月11日午後2時46分に発生した東北地方から関東地方の太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0の地震と津波による東日本大震災により他界された方々、更には犬・猫・水族館の魚など、ヒト以外の動植物を含む一切衆生の成佛を信じるために地震の翌日から「東北関東大震災物故衆生之霊」の位牌を安置して念佛を唱え、毎月11日には追悼法要を厳修しております。2011年5月1日〜7日に勤めた第1回「悲願会」から、本年5月3日〜5日に勤めた第23回「悲願会」まで被災者に心を重ね被災地の復興に関わる決意を表す「悲願会」(法要、コンサート、茶席、バザー、美術作品の展示、対話の時間等)を開きました。発災から11年を経ても被災地(特に福島県浜通り)の復興は未だ道半ばにも届かず、大震災後ではなく未だ大震災真只中の日本です。

 原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味します。800年前に法然上人(1133〜1212)は、「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力〔他力〕によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界〔浄土〕である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。

 新型コロナウイルスの感染拡大により他の出来事についての情報に接する機会が減っておりますが、世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しております。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。

 心の潤いと糧の補給に体調に留意されつつ、お立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                               合掌

                          法然院  梶田真章


 感染拡大の防止に留意しつつ下記の行事、集いを執り行います。体調に留意され、マスクをご着用の上、入口で手指を消毒されて御参加下さい。今後の感染状況の変化によりましては行事、集いを延期または中止することもございますので、ご参加いただける方は実施の有無を直前にご確認下さい。


永田和宏 著
「『歌に私は泣くだろう 妻・河野裕子 闘病の十年』(*)を読む」
第1回 

(*)新潮文庫  

11月 1日(火)

午後1時半〜3時45分

115ページまでを題材に語り合います。

テキストを事前にお読み下さい。

参加料 御志納

於 本坊


「ハンセン病ドキュメンタリー映画の京都上映会」
『Nagashima―“かくり”の証言』

11月 3日(木・祝)

午後3時

於 本坊

監督:宮崎賢さん(岡山の山陽放送の元カメラマン)の作品

2021年

110分

参加費 1000円

必ずお申し込み下さい。

お申し込みは、論楽社(Tel.075-711-0334)まで


「三田崇博写真展 」
『Pray for Myanmar』

11月 4日(金)〜11日(金)

午前10時〜午後4時
(初日は午後1時から)

三田崇博(さんだたかひろ)さんのホームページ
http://photosanda.com

入場無料

於 南書院


「里地帰(さとちき)和胡日本庭園コンサート」
『帰去来』

11月 5日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於 本坊

演奏


和胡奏者・シンガーソングライター

里地帰


サポート出演

冨永隆治(ピアノ)

参加料 3800円

ご参加のお申し込みは、「里地帰オフィシャルホームページ」まで
https://satochiki.jp


『地球交響曲(ガイア シンフォニー)第九番』
「上映会」

11月 6日(日)

午後1時半〜3時33分

鑑賞料 500円

於 本坊

監督

龍村 仁


共同監督・制作統括

龍村ゆかり


撮影

米田 元、赤平 勉、夏海幸造

出演


 小林研一郎(指揮者)

スティーヴン・ミズン(認知考古学者) 

     本庶 佑(分子生物学者)

定員は40名です。満席になり次第、締め切ります。

ご参加のお申し込みは法然院サンガまで


「法然院中興第2世 宣譽忍澂和尚312回忌法要」

11月10日(木)

午前11時 

粗餐呈上いたします。

準備の都合上、
御参詣いただける方は11月5日までに
必ずお申し込み賜わりますよう、お願い申し上げます。


「東北関東大震災物故衆生 月忌追悼法要」

11月11日(金)

午前11時 

参加料 御志納   

 地震発生から11年7か月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 御志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。


「楠田名保子 法然院・二胡コンサートvol.3」
『祈韻光羽』

11月12日(土)

午後6時

(午後5時半開場・午後7時半終演予定)

定員 70名(先着順)

演目


阿美族舞曲、白鳥、KIRIN、ひまわり 他

於 本堂

参加費 3500円(ご予約 3000円)

お申し込みは前川さんまで
e-mail:d06285@nifty.com hp.080-3761-3960


「クメール伝統織物研究所(IKTT)展示会・販売会」

11月13日(日)

正午〜午後4時 

於 南書院

IKTTの活動は、
カンボジアの内戦の中で途絶えかけていた伝統織物の復興を課題に
1995年に始まりました。

2000年からは拠点をシエムリアプに移し、
若い世代への伝承を行っています。

http://ikttjapan.blogspot.jp/


『自分との対話』
(Dialogue with myself)
「HIRO個展」

11月15日(火)〜20日(日)

午前10時〜午後4時(最終日は午後3時まで)

鑑賞無料

web:https://hiromi-shine.art

於 講堂


「境内の一斉清掃作業」

11月16日(水)

午前9時〜11時半 

(雨天の場合は翌日に順延)

秋季伽藍内特別公開を前に一斉清掃作業を実施いたしたく、
ご奉仕下さる方を募集いたします。


午前9時〜11時半の間で1時間、2時間、2時間半など、ご都合に合わせてご無理なくご参加下されば有り難く存じます。

準備の都合上、ご奉仕下さる方は、11月11日(金)までにご連絡下さい。

清掃道具、軍手、ほうじ茶、虫除けスプレーをご用意いたします。

帽子、タオル、空の水筒をご持参下さい。

宜しくお願い申し上げます。合掌


阿満利麿 著
「『歎異抄にであう 無宗教からの扉』(*)を読む」
第3回 

(*)NHK出版  

11月16日(水)

午後1時半〜3時45分

講師:梶田真章

参加料 御志納

(テキストをお持ちでない方は、別に1000円が必要です。)


「秋季伽藍内特別公開」

11月18日(金)〜24日(木)

午前9時半〜午後4時 

入山料:一般 800円、 大学生 400円、 高校生以下は無料

 方丈の重要文化財の狩野光信筆の襖絵、堂本印象筆の襖絵、
 大書院の龍の襖絵などをご鑑賞下さい。随時、法話もいたします。

 法話の時刻は毎日変わります。
 聴講される方は当日の朝に時刻をお問い合わせ下さい。


 昨年までは、
11月1日〜7日に「秋季伽藍内特別公開」を行なっていましたが、
本年より変更いたします。合掌


「深井ゆうじん『詩の展覧会』」

11月18日(金)〜24日(木)

午前10時〜午後4時 

鑑賞無料

於 南書院


「第308回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

11月26日(土)

午後3時〜5時45分 

参加料 御志納

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

ご都合のよい時刻からご参加下さい。

第1部 午後3時〜3時半  


    おつとめ  

    本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。


第2部 午後3時半〜4時半


    おはなし

    「一遍聖人の言葉で学ぶ佛教」 梶田真章


第3部 午後4時45分〜5時45分


    おんがく

    出演 歌・ピアノ:大前チヅルさん


「第24回 悲願会(ひがんえ)」
〜悲願に生きる菩薩行の実践〜

 11月26日(土)〜28日(月)  

東北関東大震災の発災から11年8ケ月。

被災者全員が大地震前の日常を取り戻されるまでには未だ道半ばです。

引き続き被災者の哀しみに心を重ねる想いを表すべく、勤めます。

実践

一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに心を重ね、
被災地の復興に関わる決意を表し、
各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える3日間


 南無阿弥陀佛 

 連日ウクライナにおける悲惨な光景に接し、ウクライナ人の犠牲者、並びに図らずも戦場に駆り出され命を落とされたロシア兵の安らかなることを祈る他は為すすべのない自身の現状に心痛む日々が続きます。更に中国の新疆ウイグル自治区、チベット自治区、ミャンマー、シリア、スリランカなど、世界のいたる処で虐げられた暮らしが続いていることに心休まる日々は訪れません。新型コロナウイルスの感染者数(第7波)が下げ止まり、既に感染再拡大(第8波)の声を聞き、不自由な暮らしが3年近く続いています。医療従事者の皆様のご尽力には普段にも増して深い敬意と感謝を抱き、他界された方々には心から哀悼の意を表し、『南無阿弥陀佛』を唱えています。誰がいつ感染してもおかしくない状況の中、出来るだけ感染しないよう、感染していただかないよう、注意深く過ごしてゆくしかありません。医療機関の連携により医療の逼迫状況が訪れないことを願っています。

 2011年3月11日の大地震・大津波、3月12日以降に起こった東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて最初に出した3月17日付の法然院サンガからの御案内で私は「3月11日(金)午後2時46分に発生した東北から関東地方にかけての太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0〔1995年1月17日の兵庫県南部地震のマグニチュードは7.3〕の地震とそれに伴う津波による東北関東大震災によって他界された方々、更にはヒト以外の動植物を含む生きとし生けるものに心から哀悼の意を表すために本尊阿弥陀如来像の前に『東北関東大震災物故衆生之霊』の位牌を安置して念佛を唱えております。また被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。関東地方では計画停電が始まり、直接被災されていない皆様方も御不自由な生活かと存じます。京都から出来ることは限られておりますが、今後は復興への道程が長く続くことになりそうですから時機に応じて細やかな支援活動に取り組んでゆきたく存じております」と記し、3月21日に「東北関東大震災の被災地に向けて<追悼と決意の鐘>を鳴らす」ことを告知しました。そして、3月23日付の御案内では4月11日の午前11時から「東北関東大震災物故衆生 初月忌(しょがっき) 追悼法要」を厳修することをお知らせし、3月28日には4月28日に「東北関東大震災物故衆生 四十九日 追悼法要 と 被災地支援の集い」を執り行うことを告知しました。そして4月上旬には5月1日〜7日に「悲願会〜一切衆生の成佛を祈り、被災者に心を寄せ、被災地の復興にかかわる決意を表し、今後の日本について考える一週間〜」を勤めることを思い立ち、4月10日に「悲願会」の参加者を緊急募集させていただいた処、多くの方から直ぐにご参加の表明をいただき、本年5月に勤めた「第23回 悲願会」までゴールデンウィーク(一昨年と昨年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け7月)と11月の年2回、「悲願会」を勤めることができました。「悲願会」では追悼法要、法話、コンサート、舞踊、舞、ダンス、朗読、落語会、お話、対話の時間、紙芝居、ワークショップ、活動内容の展示と報告、美術作品の展示、写真展、駄菓子、工作教室、茶会、慈悲市(バザー)などに数多くの皆様方が参加され、遠方の皆様方からはご寄付を賜わりました。「第1回〜第23回の悲願会」に際し、皆様方からお寄せいただいた志納金の総額は18,860,374円に達し、被災者を支援されている団体と個人に寄付させていただきました。

 また2011年4月11日に「初月忌 追悼法要」を勤めて以降、毎月11日には「月忌 追悼法要」を勤め、毎月15〜20名の方々が11年余りお参りいただいています。当院本堂の片隅から「三陸海嘯(かいしょう)<津波のこと>横死(おうし)<不慮の死>者諸群霊」の位牌が見つかりました。1896(明治29)年6月15日に発生し、21,959人の死者・行方不明者を出した明治三陸地震(マグニチュード8.2〜8.5)、あるいは1933(昭和8)年3月3日に発生し、3,064人の死者・行方不明者を出した昭和三陸地震(マグニチュード8.1)の際にも法然院では死者・行方不明者の成佛を信じるために念佛が唱えられていたことが解ります。

 発災から暫くは被災者に支援金や支援品をお送りするばかりでしたが、次第に被災者から直接お話を伺いたいとの思いが募り、被災地訪問の機会を探っておりましたところ、2011年5月18日に法然院で開かれた「東日本大震災『被災地の今、〜報告と今後の支援のあり方を考える集い〜』」で現地の実情を話された岩手県盛岡市の曹洞宗如法寺の御住職、近藤光徳和尚からお誘いがあり、御住職のご案内で2012年10月16日〜17日に岩手県沿岸部の陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市を巡りました。大地震、大津波と大火災で全ての伽藍を失った大槌町の江岸寺では墓石は散在したまま、プレハブの本堂でお勤めが行なわれ、御住職は仮設住宅から寺に通っておられる様子を目の当たりにし、毎年一度は被災地を訪ねることを決意し、2013年以降、毎年被災地を訪ね、現状を垣間見て、被災者のお話を聞き、追悼の念佛を唱えてまいりました。

 2013年5月21日〜23日:平泉町〔中尊寺、毛越寺〕、花巻市〔宮沢賢治記念館〕、遠野市 遠野ふるさと村、大槌町〔浄土宗大念寺・曹洞宗 江岸寺〕、釜石市〔根浜海岸 宝来館〕、宮古市 浄土ヶ浜、2014年6月16日〜18日:いわき市〔願成寺(白水阿弥陀堂)・浄土宗 阿弥陀寺・いわき湯本温泉スパリゾートハワイアンズ〕、宮城県松島町〔円通院・松島湾内観光〕、石巻市立大川小学校跡地、南三陸町〔南三陸ホテル観洋・上山八幡宮〕、2015年7月6日〜8日:石巻市〔石巻市立大川小学校跡地〕、南三陸町〔防災対策庁舎跡・上山八幡宮〕、気仙沼市〔岩井崎・唐桑半島巨釜〕、陸前高田市〔奇跡の一本松・曹洞宗 普門寺〕、大船渡市〔大船渡保育園〕など、2016年7月4日〜7日:むつ市〔恐山菩提寺〕、八戸市〔曹洞宗 常現寺・八戸酒造・蕪嶋神社〕、久慈市〔小袖海女センター〕、三陸鉄道北リアス線、田野畑村〔特定非営利活動法人ハックの家・北山崎断崖クルーズ〕、岩泉町 龍泉洞 など、2017年7月3日〜6日:いわき市〔白水阿弥陀堂・阿弥陀寺・いわき放射能市民測定室たらちね〕、南相馬市 男山八幡神社、宮城県亘理町 末家(ばっけ)焼窯元ひろ窯、仙台市立荒浜小学校跡地、東松島市〔野蒜小学校跡地〕、石巻市 (雄勝町の雄勝病院犠牲者慰霊碑)、南三陸町〔さんさん商店街・上山八幡宮・防災対策庁舎〕 など 2018年7月2日〜5日:平泉町〔中尊寺・毛越寺〕、一関市〔厳美渓〕、平泉町 達谷窟毘沙門堂、一関市 丸光製麺一関工場、気仙沼市 松葉寿司、陸前高田市〔奇跡の一本松〕、大船渡市〔碁石海岸・大船渡保育園〕、大槌町〔曹洞宗 江岸寺・旧役場庁舎〕、大槌町 ベルガ―ディア鯨山 風の電話、宮古市 震災遺構たろう観光ホテル、2019年6月18日〜21日:いわき市〔願成寺・阿弥陀寺・たらちね〕、富岡町 東京電力廃炉資料館、浪江町 東日本大震災慰霊碑、南相馬市〔浄国寺・男山八幡神社〕、飯舘村綿津見神社、北塩原村〔五色沼〕、会津若松市〔会津さざえ堂・鶴ヶ城〕、浄土宗 願成寺(会津大佛)・大和川酒造 会津電力〕・湯川村 勝常寺、下郷町 大内宿 など、一昨年、昨年と今年は皆様をお誘いして旅することを断念し、一昨年と昨年は日帰りで宮城県南三陸町、石巻市を訪ねました。2031年までは震災遺構として宮城県が管理・保存することになっている旧防災対策庁舎<43名が犠牲となられました>を中心に整備され一昨年10月12日に全体開園した南三陸町震災復興祈念公園<6.3ha>内の「みらいの森」には一昨年10月8日に43本の藪椿が植えられ、その内の一本には「寄贈 京都市法然院」のプレートが付けられています。旧防災対策庁舎前で追悼の念佛を唱え、祈りの丘にも上り、犠牲者の名簿が安置されている碑の前でも念佛を唱えました。上山八幡宮にも参拝、椿の寄贈などで交流を続けている工藤真弓さんから近況を伺いました。石巻市立大川小学校跡地<児童74名と教職員10名の犠牲者>は一昨年訪ねた時は整備中で敷地内に立ち入れませんでしたが、昨年7月18日から石巻市震災遺構大川小学校として公開されています。校舎に向かって追悼の念佛を唱えました。敷地内に新たに建てられた大川震災伝承館〔震災前後の写真等のパネルや地域模型、実物資料が展示されています〕を見学し、改めてご遺族の無念を学びました。本年は10月27日に気仙沼市と陸前高田市を訪ねました。陸前高田市では昨年12月26日に全面供用となった高田松原津波復興祈念公園 国営追悼・祈念施設<130ha>内の高さ12.5mの防潮堤の上で海に向って念佛を唱えました。防潮堤で守られた追悼の広場には献花の場が設けられていますが海の見えないところで念佛を唱える気持ちにはなりませんでした。記念公園には東日本大震災津波伝承館と道の駅 高田松原が併設されています。皆様方も復興支援の意味も兼ねて東北地方太平洋沿岸部をお訪ね下さい。

 発災から11年8ヶ月経過しても決して大震災後ではなく大震災真只中です。今後も被災者の皆様方との個人的な御縁を大切にし、微力ながら被災地の復興に関わってゆきたく存じております。佛教における悲願に生きるとは一切衆生の成佛を願い、一切衆生に対する慈しみと悲しみの想いを表す行を実践することにあると存じます。被災地の復興は未だ道半ばです。引き続き被災者の哀しみに心を重ねる想いを表すべく、以下の通り第24回「悲願会」を勤めます。皆様方からの浄財は被災者支援をされている団体、並びにウクライナ難民を支援されている団体に寄付いたします。金額の表示のあるもの以外、各プログラムへの参加料は御志納です。体調にくれぐれも留意され、マスクをご着用の上ご参加下さいますようお待ち申し上げております。合掌

                          法然院 貫主 梶田真章


11月26日(土)

午前10時半〜正午


「東北関東大震災 物故衆生 追悼法要 並びに 法話」 梶田真章

 於 本堂


午前11時〜午後3時


「自家焙煎珈琲 Care=full Coffee with 善気水」

 一杯 500円 出店:珈琲焙煎134  於 北書院


午後1時〜2時


「弾き語りコンサート」

 歌・ギター:秋人                    

 於 大書院 


午後2時15分〜2時45分


「地唄舞」

 舞:古澤侑峯

 於 庫裏玄関


午後3時〜3時半 


「第308回 善気山念佛会」 第1部

 『お経と念佛』 梶田真章

  於 本堂


午後3時半〜4時半


「第308回 善気山念佛会」 第2部

 『一遍上人の言葉で学ぶ佛教』 梶田真章

 於 本堂


午後4時45分〜5時半


「第308回 善気山念佛会」 第3部

 『コンサート』 歌・ピアノ:大前チヅル

 於 庫裏玄関


11月27日(日)

午前10時〜午後3時半


「在釜」広間にて薄茶を一服お召し上がり下さい。

 席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太

 会費:おひとり 1000円 (子供は無料)(被災者・避難者の方は無料)

 於 北書院


午前10時〜午後3時


「展示と販売」NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 アート部

  於 庫裏玄関


午前11時20分〜11時50分 


「法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」 梶田真章

 於 本堂


午後1時〜1時45分


「コンサート」

 歌・ギター:阿部ひろ江、ギター:嶌村カズヲ

 於 本堂


午後2時〜3時


「朗読会〜ともに紡ぐことばと心〜」

 京都朗読文化研究会会員 賛助出演:花形幸枝

 於 大書院


午後3時15分〜4時


「歌を連れて旅に出よう」〜トランジスタ・ボレロ〜

 歌・ギター:脇 秀樹、コントラバス:勝方 浩、マンドリン:赤塚かえる
 フルート:片岡朋子、鍵盤ハーモニカ:梶原玲子

 於 本堂


午後4時15分〜5時15分


「活動紹介と演奏」

 NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 音楽部

 於 庫裏玄関


午後5時25分ー5時50分


「舞と邦楽」

 舞:伊藤琴野、箏:伊藤和子、柳川三味線:伊藤志野

 於 大書院


11月28日(月)

午前10時〜10時半


「法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」 梶田真章

 於 本堂


午前11時〜11時50分


「コンサート」

 ヴァイオリン:泉原隆志、よし笛:呉山平煥、箏:福原左和子

 於 庫裏玄関


午後0時〜1時


「歌語り」

 歌・ギター:リピート山中

 於 大書院


午後1時10分〜2時


「北インド音楽と東インド舞踊」

 インドアーツサンガム京都

 オディッシー:野中ミキ、サーランギー:ナカガワユウジ、
 タブラー:藤澤ばやん

 於 本堂


午後2時10分〜3時


「月ゆめ コンサート」

 笛:山本公成、カンクレス(リトアニアの琴):山本ほしこ

 於 庫裏玄関


午後3時10分〜3時50分


「琵琶 コンサート『大原御幸』」

 筑前琵琶:片山旭星

 於 大書院


午後4時〜4時45分


「アーリーミュージック コンサート」

 ソプラノ:平井 満美子、リュート:佐野 健二

 於 庫裏玄関


午後5時〜5時10分


「コンサート『ヘルプマークを身につけて』」

 歌:小倉ひろみ、ギター:溝淵仁啓

 於 本堂


午後5時15分〜6時15分


「朗読とギター」

 朗読:馬場精子、ギター:溝淵仁啓

 於 本堂


11月26日(土)〜28日(月)

午後1時〜4時

美術作品の展示


「土『innocence』」(栗田宏一)

「詩の展覧会(深井ゆうじん)」

「ふろしき と SDGs(ふろしき研究会)」

「絵画『事故は起こった』『祈』『願』」他(畑ゑり子)

「絵画『散華』の販売」(畑 ゑり子)

「墨彩画 Being『念』」(眞紀)

「等身大の絵(宮崎弘大、佐川作太郎、屋嘉比 麦、森地糸方里、鷲見瑠璃)」

「額絵(鷲見 桃)」(アトリエ遊び木)

「立体作品『ココニ在ル』」

作品集の販売(kimiko)

茶碗の販売(中野 亘)


於 南書院

2022年 11月 8日

〒606ー8422 京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 法然院 内

法然院サンガ

Tel.090-1899-3689 E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp または byakurenja1212@gmail.com

期間中に受付、会場整理などを担当いただくボランティアを募集中です。

お手伝いいただける方は上記までご連絡下さい。


2022年の主な行事予定


*毎月26日     「善気山念佛会」(12月を除く)

 2月15日     「涅槃会」

 3月14日     「善導大師忌」

 4月 1日〜 7日 「春季伽藍内特別公開」(午前9時半〜午後4時)

 4月 8日     「灌佛会(花まつり)」

 4月29日     「一日授戒会」

 6月25日     「中興第1世 萬無和尚忌」

 7月25日     「放生会(ほうじょうえ)」

 7月下旬      「善気山遊びの寺子屋〜おてらでなんかやったはる〜」

 8月24日     「地蔵盆」

 9月10日     「廣布薩(こうふさつ)」

11月18日〜24日 「秋季伽藍内特別公開」(午前9時半〜午後4時)

11月10日     「中興第2世 忍澂和尚忌」

11月26日〜28日 「第24回 悲願会」

12月 8日     「成道会」

12月31日     「除夜の鐘」


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

2022年11月 1日 

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689
Fax. 075-752-1083
E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
または
E-mail:byakurenja1212@gmail.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


郵便振替口座

口座記号番号:01050ー4ー60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)


ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

当座預金 口座番号:0060318

名義:本山獅子谷法然院


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: byakurenja1212@gmail.com