法然院サンガ: 333

法然院サンガからのご案内

N-0333-J

2020年 6月30日更新

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内
並びに 
「法然院災害対策基金」へ御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 境内では方丈庭園や中庭の池で無数のモリアオガエルのオタマジャクシが泳ぎ、紫陽花は盛りを過ぎました。諸行無常を示す代名詞ともなっている沙羅(夏椿)の落花も日々見られます。雨上がりの竹藪では早朝にひっそりとキヌガサタケがレース状の網を傘から地面へと広げています。新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態措置を実施すべき区域が4月16日に全国に広げられて以降も東京都、大阪府を中心に感染の拡大が続いていましたが皆様方が外出を控えられた結果、感染拡大の速度は緩やかになり、全国に出されていた緊急事態宣言は5月25日に解除されました。しかし、この4、5日、東京都では50人前後の感染確認が継続し、感染拡大の第2波に繋がるのかと不安な日々が続いています。医療従事者の皆様方の獅子奮迅のご尽力には普段にも増して深い敬意と感謝の念を抱き、他界された方々には心から哀悼の意を表し、念佛を唱えています。

 皆様方もまだまだ先の見通しの立たない不自由な暮らしを強いられ、不安な日々をお過ごしのことと心よりお見舞いを申し上げます。これまでにお届けいただいた政府支給のマスク等は大阪市の釜ヶ崎へ届けていただける知人に託しました。 

 このような状況ですが、引き続き「法然院 災害対策基金[一口1万円で目標は1億円]を積み立てております。現在まで賜わりました御寄付は約1800万円となっております。受入口座は下記の通りです。宜しくお願い申し上げます。

  京都銀行  銀閣寺支店  普通預金  口座番号:0436184 
  口座名義:宗教法人 法然院

 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「おてらおやつクラブ」にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・米・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。

 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から9年余り経ちますが、未だ大震災後ではなく、大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。佛(真理に目覚めた人)、法(真理・教え)、僧の三宝を敬うことが佛教者の基本的な態度として定められておりますが僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味します。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば一切衆生を目覚めさせる阿弥陀佛の本願の力〔他力〕によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生し、佛の力で悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えられるだけ唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界中で出口の無い戦い、痛ましい事件、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(衆生に対する分け隔ての無い大いなる慈しみと心を重ねる悲しみ)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来る時に、出来る対象に、出来る形で、布施〔法施(佛教を説く)・財施(金品を施す)・無財施(柔和な顔、身体を他者の為に使う等)・無畏施(安心を与える)〕などの菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、社会では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に肩書や役割を外して帰って来ていただき、大慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。

 心の潤いと糧の補給に体調に留意されつつ、お立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                               合掌

                          法然院  梶田真章


 まだ1年、あるいは2年は新型コロナウイルスと共存してゆかなければなりません。来年に延期された東京オリンピックの開催も危ぶまれる状況です。

 感染拡大の防止に留意しつつ、下記の行事、集いを執り行います。今後の状況の変化によりましては行事、集いを延期または中止することもございますので、ご参加いただける方は実施の有無を直前にご確認下さい。 


「朝日カルチャーセンター京都公開講座」
佛教と出逢う
『はじめての佛教』

7月1日(水)、8月5日(水)、9月2日(水)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

受講料 7,920円(3回)

会員のみが受講できます。

入会金は5000円ですが、70歳以上の方の入会金は不要です。

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ 

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「岩田健太郎著『感染症は実在しない』(*)を読む」
第1回

(*)集英社インターナショナル新書

 7月 2日(木)

午後1時半〜3時45分 

参加料 御志納

於 本坊

 第1章 感染症は実在するか、第2章 病院の検査は完璧か、第3章 感染症という現象、第4章 なぜ治療するのか、を題材に語り合います。

テキスト(980円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。

 第2回は、 8月 6日(木)(第5章〜第9章)、第3回は9月3日(木)(第10章〜第12章)に開く予定です。


 「和編鐘で奏でる『いのち』」
〜COVID-19で亡くなられた方々への祈りを込めて〜

 7月 4日(土)

午後2時半(午後2時開場)

於 本堂

梶田真章の祈りと、法話『天命に安んじて人事を尽くす』

和編鐘奏者 ゆきね(有機音)の奉納演奏

工芸家 林田さなえ の光の作品

祈り と いのちの歌 を あなたと共に

参加料  御志納

参加ご希望の方は必ず下記までご予約下さい。
法然院サンガではお申し込みを受け付けません。

お申し込みは、主催の有機音工房(E-mail:yukine6936@yahoo.co.jp )まで
Tel.070-5373-7136 Fax.042-743-7136


「立石啓子 作品展」

 7月 7日(火)〜12日(日)

正午〜午後5時(最終日は午後4時まで) 

鑑賞 無料

於 講堂

〜森へ入ろう!〜 明と暗が交錯する深い静寂の世界へ・・・

草木染の布、石を使ったオブジェ、仮面

立石啓子
〒520?1204 滋賀県高島市安曇川町中野831  
Tel.080-1300-5353


「東北関東大震災 物故衆生 月忌追悼法要」

 7月11日(土)

午前11時

参加 御志納

於 本堂

 地震発生から9年4ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。


「石井公成著『東アジア仏教史』(*)を読む」
第10回

(*)岩波新書

 7月16日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 御志納

(テキストをお持ちでない方は別に950円が必要です。)


「放生会(ほうじょうえ)」

7月22日(水)

午前10時半

参加料 御志納

於 本堂

 生命尊重の精神(不殺生戒の心)を示すため、鯉を入れた桶を本堂の縁側において法要を厳修し、鯉を池に放ちます。粗餐呈上いたします。

事前申込制:ご参加いただける方は7月19日までにご連絡下さい。


「第19回 悲願会」

〜悲願に生きる菩薩行の実践〜

***

一切衆生の成佛を信じ、
被災者の悲しみに心を重ね、
被災地の復興に関わる決意を表し、
各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える2日間

 7月24日(金・祝)・25日(土) 

 大震災の真只中+コロナ禍の現状において改めて一切衆生に対する慈しみと悲しみを意識して勤めます。皆様方からの浄財は現地で被災者を支援されている団体に寄付いたします。どうぞご無理のないようにご参加下さい。合掌 梶田真章

南無阿弥陀佛

 新型コロナウイルスの感染拡大により外出を制限され、まだまだ先の見通しの立たない不安な日々を過ごされている皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。医療従事者の皆様方の獅子奮迅のご尽力には普段にも増して深い敬意と感謝の念を抱き、他界された方々には心から哀悼の意を表し、念佛を唱えています。

 2011年3月11日(金)午後2時46分に発生した東北地方から関東地方にかけての太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0の地震と、地震に伴う津波による東日本大震災によって他界された方々、更には犬・猫・牛・豚・鶏・水族館の魚など、ヒト以外の動植物を含む生きとし生けるものの成佛を信じるために地震の翌日から「東北関東大震災物故衆生之霊」の位牌を安置して念佛を唱え、毎月11日には追悼法要を厳修いたしております。当院本堂の片隅から「三陸海嘯(かいしょう、津波のこと)横死(おうし)(不慮の死)者諸群霊」の位牌が見つかりました。

 1896(明治29)年6月15日に発生し21,959人の死者・行方不明者を出した明治三陸地震(マグニチュード8.2〜8.5)、あるいは1933(昭和8)年3月3日に発生し、3,064人の死者・行方不明者を出した昭和三陸地震(マグニチュード8.1)の際にも法然院では死者・行方不明者の成佛を信じるために念佛が唱えられていたことが解ります。

 2011年5月1日〜7日 と 11月21日〜27日、2012年4月30日〜5月6日と11月26日〜12月2日、2013年4月30日〜5月6日と11月27日〜12月1日、2014年5月2日〜6日と11月26日〜30日、2015年5月2日〜6日と11月25日〜29日、2016年5月3日〜5日 と 11月25日〜27日、2017年5月3日〜5日と11月24日〜26日、2018年5月3日〜5日と11月23日〜25日、2019年5月3日〜5日 と 11月22日〜24日には「悲願会」と称して被災者の悲しみに心を重ねる期間とし、法要、コンサート、茶会、慈悲市(バザー)などを行いました。

 2013年以降は年に一度、「祈りの旅」と称し、有志の方々と福島県・宮城県・岩手県・青森県を訪れています。2013年5月21日〜23日には、岩手県平泉町の中尊寺と毛越寺、大槌町の大念寺と江岸寺、釜石市の根浜海岸、宮古市の浄土ヶ浜など、2014年6月16日〜18日には いわき市の願成寺[白水阿弥陀堂]と阿弥陀寺、松島町の円通院、石巻市立大川小学校跡地、南三陸町の上山八幡宮など、2015年7月6日〜8日には宮城県松島町、石巻市石巻復興支援ネットワークと石巻市立大川小学校跡地、南三陸町の防災対策庁舎跡と上山八幡宮、気仙沼市の岩井崎、唐桑半島、岩手県陸前高田市の奇跡の一本松と普門寺、大船渡市の大船渡保育園、酔仙酒造大船渡蔵など、2016年7月4日〜7日には青森県むつ市の恐山菩提寺、八戸市の曹洞宗常現寺、ウミネコの繁殖地の蕪嶋神社、種差海岸、岩手県久慈市の小袖海女センター、田野畑村の特定非営利活動法人ハックの家、北山崎の断崖、岩泉町の龍泉洞など、2017年7月3日〜6日には福島県三春町の滝桜、いわき市の願成寺(白水阿弥陀堂)と阿弥陀寺、認定NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね、広野町・楢葉町・富岡町・大熊町・双葉町・浪江町立大平山霊園の東日本大震災慰霊碑、南相馬市の男山八幡神社、宮城県亘理町の末家焼窯元ひろ窯、仙台市立荒浜小学校旧校舎、奥松島嵯峨渓遊覧船、東松島市立野蒜小学校跡地、女川町の七十七銀行女川支店の行員12名の追悼慰霊碑、牡鹿半島の給分浜の十一面観音像、女川駅前の三陸石鹸工房KURIYA、石巻市雄勝町の東日本大震災 雄勝病院犠牲者慰霊碑、雄勝小学校跡地、石巻市立大川小学校跡地、南三陸町の防災対策庁舎跡地、上山八幡宮など、2018年には平泉町の中尊寺と毛越寺、達谷窟西光寺、一関市の丸光製麺一関工場、陸前高田市の奇跡の一本松と東日本大震災慰霊碑、大船渡市の碁石海岸、門之浜漁港と大船渡保育園、大槌町の曹洞宗江岸寺、旧役場庁舎とベルガ?ディア鯨山、宮古市の震災遺構たろう観光ホテなどを訪ねました。本年は6月18日〜21日に福島県を巡りました。18日は願成寺白水阿弥陀堂(国宝)で東北関東大震災物故衆生追悼法要を厳修し、「いわき放射能市民測定室たらちね」にて広報ご担当の飯田亜由美さん(小学4年生と2歳児の母)が活動内容を分かりやすく、想いを丁寧に話されました。今後とも支援させていただく意義を改めて確かめられました。御住職が若い頃に法然院で起居されていた阿弥陀寺に参拝(3度目の訪問)、本堂で追悼法要を厳修、御住職の馬目悦丈さんと娘婿で副住職の馬目一浩さんから保養キャンプや傾聴ボランティアなど8年間の実践のお話を伺いました。19日は いわき市四倉の海岸で高さ7mの防潮堤を見て、富岡町に原子力発電所事故の事実と廃炉等の現状を伝える場として昨年11月30日に開館した東京電力廃炉資料館を訪ねました。事故当時の映像を見た後、館内を見学しつつ職員の方々と対話しました。事故前は東京で東京電力の子会社の社員として営業の仕事をされ、事故後は使命感から千葉県に御家族を残して単身赴任されている方、事故前は東京で映像関係の仕事をされ、事故後は故郷の広野町に戻られて東京電力に入社され故郷の危機に際して説明責任を果たそうとされている方など職員の方々は各々真摯に役割を務めておられますが重大な事故を起こした東京電力が気の遠くなるような廃炉作業や汚染水の処理事業を抱えながら今なお他の原子力発電所を再稼働しようとされている姿勢には決して共感することはできないと改めて思いました。その後、国道6号線を大熊町・双葉町・浪江町を通り2年ぶりに北上、帰還困難区域では道路沿いの各家の前がフェンスで塞がれた8年前から変わらぬ光景、そして汚染土を詰めたフレコンバッグが至る所に積み上げられた光景に改めて胸が締め付けられました。2016年7月12日に避難指示が解除された南相馬市小高区の浄土宗浄国寺では追悼法要を勤めた後、御住職の大室了有さんが事故直後に放射能拡散の情報が無く、ご夫人と共に被曝されてしまわれた悔しさなど行政への不信を語られました。二度目の参拝となった男山八幡神社では正式参拝を行い、西 道典宮司が吉田神道の護摩祈祷をされ、神社で護摩が焚かれるのを初めて目にしました。続いて2011年6月に設立され、南相馬市の小中学生に県外での夏休みの臨海、林間学校を提供されている「南相馬こどものつばさ」の活動のお話を伺いました。飯舘村の綿津見神社にも参拝し、禰宜の多田仁彦さんから原発事故前は6500人余りだった飯舘村の住民が2017年3月31日に避難指示が解除された現在も1300人余りに過ぎず、神社の維持が困難な状況にあることを伺いました。御本人も御家族と相馬市に住まわれていて神社に通われているとのことでした。20日は磐梯吾妻レークラインを通り、サルバトーレ・ダリのコレクションで知られる諸橋近代美術館に寄り、五色沼の一つである毘沙門沼から緑色の水面と磐梯山の雄姿を観て、磐梯山噴火記念館で湖沼がある裏磐梯高原の風光が1888(明治21)年の大噴火により447名の方々が他界されるという犠牲と共にあることを学びました。会津若松市では飯盛山の白虎隊士19名の墓前で念佛を唱え、会津さざえ堂を拝観、1832(天保3)年から3年の歳月をかけて飯盛山を掘り抜いた戸ノ口堰洞穴を見て、鶴ヶ城を見学、茶室麟閣を拝見し、末廣酒造嘉永蔵を訪ねました。21日は法然上人の高弟 隆寛律師が開山された喜多方市の浄土宗願成寺に参拝、会津大佛として知られる御本尊 阿弥陀如来像の前で追悼法要を厳修し、御住職から寺の由緒を伺いました。大地震により大きな被害を受けられ、御寄付を募っておられます。続いて大和川酒造を訪ね、エネルギー革命による地域の自立という理念により2013年に設立された会津電力の遠藤由美子さんと小林恵子さんからお話を伺い、最澄の論敵として有名な法相宗の徳一和尚ゆかりの勝常寺で薬師三尊像[国宝]などに参拝しました。そして江戸時代の風情を残す会津西街道の半農半宿の宿場町、大内宿を散策し、JR郡山駅で解散しました。大地震・大津波・原発事故から8年8か月経ち、一口に福島県と申しましても浜通りから会津まで、県民お一人お一人の現実に生きておられることを学ばせていただいた4日間でした。皆様方も是非、復興支援の意味も兼ねて東北地方太平洋沿岸部をお訪ね下さい。今後も被災地に暮らされている方々との個人的な繋がりを大切にしながら被災者・被災地に関わらせていただきます。大震災発災から9年3ヶ月経過しても決して大震災後ではなく大震災真只中です。今後も被災者の皆様方との個人的な御縁を大切にし、微力ながら被災地の復興に関わってゆきたく存じております。佛教における悲願に生きるとは一切衆生の成佛を願い、一切衆生に対する慈しみと悲しみの想いを表す行を実践することにあるかと存じます。被災者全員が大地震前の日常を取り戻されるまでには未だ道半ばです。引き続き、被災者の哀しみに心を重ねる想いを表すべく、7月24日(金・祝)、25日(土)第19回「悲願会」を勤めます。

 皆様方からの浄財は現地で被災者支援をされている団体に寄付いたします。新型コロナウイルスの感染拡大と共に暑さ厳しい候です。体調に留意され、ご無理のないようにご参加下さい。お待ち申し上げております。合掌 梶田真章


7月24日(金・祝)

参加料は何れも御志納です。


午前10時〜午後3時

「在釜」

席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太

詳細は未定です。

於 北書院


午前10時

「東北関東大震災 物故衆生之霊 追悼法要」

於 本堂


午前10時半〜10時50分

「法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」

梶田真章

於 本堂


午前11時〜11時半

「アーリーミュージック コンサート」

ソプラノ:平井 満美子
リュート:佐野 健二

於 庫裏玄関


午前11時40分〜11時55分

「ダンスパフォーマンス」

たまるまちこ

於 方丈


正午〜午後0時半

「オカリナで聴く昭和ポップス」

オカリナ:友枝良平

於 庫裏玄関


午後0時40分〜1時10分

「コンサート」

歌・ギター:阿部ひろ江
バンデイロ他:嶌村カズヲ

於 方丈


午後1時20分〜2時10分

「インドの舞踊と音楽」

インドアーツサンガム京都

インド舞踊:カマラ・クレバノヴァ、野中ミキ
シタール:南澤靖浩
タブラー:藤澤ばやん

於 庫裏玄関


午後2時20分〜2時50分

「コンサート」

ヴァイオリン:塩見裕子
よし笛:呉山平煥
箏:福原左和子

於 方丈


午後3時〜3時半

「ボサノヴァ コンサート」

ヴォーカル・ギター:田中志保

於 庫裏玄関


午後3時40分〜4時10分

「シルクロードの音楽と日本の歌」

デュオ・ササイ
ギター:笹井慎二
二胡:今津未央

於 方丈


午後4時20分〜4時50分

「ギターデュオ コンサート」

ギター:岡部 昭、掛田慶次郎

於 庫裏玄関


7月25日(土)

参加料は何れも御志納です。


午前10時半〜11時10分

「法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」

梶田真章

於 本堂


午前10時〜午後3時

「展示と販売」

NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 アート部

於 庫裏玄関


午前11時20分〜11時50分

「弾き語りコンサート」

歌・ギター:秋人

於 大書院


正午〜午後0時50分

「弾き語りコンサート」

歌・ギター:リピート山中

於 本堂


午後1時〜1時35分

「スタンダード・ジャズ・コンサート」
Chi-Ka-Tsu

ピアノ:下嶋千佳
ベース:勝方 浩

於 大書院


午後1時45分〜2時半

「インド古典音楽コンサート」

バンスリー:池田 剛
タブラー:藤澤ばやん

於 本堂


午後2時40分〜3時10分

「尺八 ソロコンサート」

尺八:石川利光

於 大書院


午後3時20分〜3時50分

「琵琶 コンサート」

筑前琵琶:片山旭星

於 本堂


午後4時〜4時50分

「活動紹介と演奏」

NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会 音楽部       

於 庫裏玄関


午後5時〜5時10分

「コンサート『ヘルプマークを身につけて』」

歌:小倉ひろみ
ギター:溝淵仁啓

於 本堂


午後5時10分〜6時

「コンサート」

ソプラノ:松井智惠
ギター:溝淵仁啓(まさし)

於 本堂


7月24日(金・祝)・25日(土) 午後1時〜4時

美術作品の展示と販売


「土の展示『innocence』」(栗田宏一)

「深井ゆうじん 詩の展覧会」

「絵画『事故は起こった』『祈』『願』他」(畑ゑり子)

「浄 〜ぱちゃまきはたき〜」(眞紀)


展示販売

土鈴の展示販売(中野 亘)

作品集「鉄 木 種 コレクション ココニ在ル」の展示販売
(kimiko)

鑑賞 御志納

於 南書院


 期間中、受付・会場整理などを担当していいただくボランティアを募集いたしております。お手伝いいただける方は下記までご連絡下さい。その他のお問い合わせも全て法然院サンガまでお願いいたします。
                                  合掌 
                                                      法然院 梶田真章
2020年 6月 29日

〒606?8422
京都市左京区鹿ケ谷御所ノ段町30 法然院 内  法然院サンガ
Tel.090-1899-3689 E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp または Byakurenja@aol.com


「第280回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 7月26日(日)

午後3時〜5時45分 

参加料 御志納

於 本坊

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時 〜 3時半    おつとめ

                  本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半     おはなし

                  「日本佛教史8 江戸時代」 梶田真章

第3部 午後4時45分〜5時45分 落語会   出演:桂 團朝 さん

桂 団朝


 1967年4月15日に京都市に生まれる。

1987年4月、桂米朝に入門。役者としても活躍している。


「岩田健太郎著『感染症は実在しない』(*)を読む」
第2回

(*)集英社インターナショナル新書

 8月 6日(木)

午後1時半〜3時45分 

参加料 御志納

於 本坊

 第5章 新型インフルエンザも実在しない、第6章 他の感染症も実在しない、第7章 メタボ、がん… 感染症じゃない、病気も実在しない、第8章 関心相関的に考える、第9章 科学的に、本当に科学的に考えてみる、を題材に語り合います。

テキスト[980円+税]をご購入の上、事前にお読み下さい。


「東北関東大震災 物故衆生 月忌 追悼法要」

8月11日(火) 午前11時 

参加 御志納

於 本堂

 地震発生から9年5ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。


「お盆のこころ『佛教と先祖教』」

 8月16日(日)

午後3時〜4時

梶田真章

参加料 御志納

於 本堂


「石井公成著『東アジア仏教史』(*)を読む」
第11回

(*)岩波新書

 8月20日(木)

午後1時半〜3時45分 

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 御志納

テキストをお持ちでない方は別に950円が必要です。


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


郵便振替口座

口座記号番号:01050?4?60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)


ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

当座預金 口座番号:0060318

名義:本山獅子谷法然院


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com