法然院サンガ: 326

法然院サンガからのご案内

N-0326-J

2019年12月 1日更新

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内と
「法然院災害対策基金」へ御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 今朝はよく晴れて放射冷却で0.5℃まで下がっています。境内では未だ紅葉が残っておりますが、もうすっかり冬ですね。11月1日〜7日に実施した「秋季伽藍内特別公開」では7日間で2324名の拝観者をお迎えし、494名の方々が27座の法話を聞かれました。京都観光に来られる外国人は増えておりますが、日本人が混雑を敬遠されて減っていること、更に各地での度重なる被害が重なり、拝観者は例年より少なめでしたが、今回も関西学院大学古美術研究クラブのご協力により大過なく特別公開を終えることが出来ましたことを感謝いたしております。 11月22日〜24日には「第18回 悲願会(ひがんえ) 悲願に生きる菩薩行の実践〜一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに心を重ね、被災地の復興に関わる決意を表し、各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える3日間〜」を勤め、皆様方から65万円を超える浄財が寄せられました。被災者を支援されている団体に寄付させていただきます。「第1回から第18回までの悲願会」に際し、皆様方からお寄せいただいた志納金[被災者を支援されている団体に送付した寄付金]の総額は1600万円余りとなりました。誠に有難く存じております。

 当院でも昨年9月4日の近畿地方を北上した台風21号により大きな被害を蒙り、毎年のように境内にも被害が出るようになりましたので境内と伽藍の維持のため「法然院 災害対策基金[一口1万円で目標は1億円]を積み立てることにいたしております。

昨年来、引き続きのお願いとなり誠に恐縮でございますが、ご協力下さる方は下記までお振込み下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

「法然院 災害対策基金」として現在まで賜わりました御寄付は約930万円となっております。

京都銀行  銀閣寺支店

普通預金  口座番号:0436184

口座名義:宗教法人 法然院

 当院の伽藍は檀信徒の御布施によって維持されておりますが、境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お納め下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。

郵便振替口座番号:01050?4?60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)

 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「おてらおやつクラブ」にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・米・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。

 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から8年余り経ちますが、未だ大震災後ではなく、大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。佛(真理に目覚めた人)、法(真理・教え)、僧の三宝を敬うことが佛教者の基本的な態度として定められておりますが僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味します。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば一切衆生を目覚めさせる阿弥陀佛の本願の力〔他力〕によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生し、佛の力で悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えられるだけ唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界中で出口の無い戦い、痛ましい事件、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(衆生に対する分け隔ての無い大いなる慈しみと心を重ねる悲しみ)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来る時に、出来る対象に、出来る形で、布施〔法施(佛教を説く)・財施(金品を施す)・無財施(柔和な顔、身体を他者の為に使う等)・無畏施(安心を与える)〕などの菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、社会では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に肩書や役割を外して帰って来ていただき、大慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                               合掌

                          法然院  梶田真章


「杉原淳平展」
<墨と彩墨による作品展>

12月 3日(火)〜 8日(日)

午前9時〜午後5時(最終日は午後4時まで)

無料

於 講堂

ホームページ http://junpeisugihara.jimdo.com


「中野 亘 陶展」
『音をかたちに カタチを音に』

12月 5日(木)〜11日(水)

午前10時〜午後4時 

鑑賞無料

於 南書院

「土笛の会コンサート」
『古代の響きを聴く』

12月 9日(月)

午後4時〜6時

参加無料 

お問い合わせ 滋賀県東近江市糠塚町188 亘陶房
Tel.0748-24-0882


「養老孟司・名越康文著『<他人>の壁』(*)を読む」
第1回

(*)SB新書

12月 5日(木)

午後1時半〜3時45分

参加料 御志納

於 本坊

序章と第1章を題材に語り合います。

テキスト(800円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。


「成道会(じょうどうえ)」

12月 8日(日)

午後1時半 

 お釈迦さまの成道(悟りを得られたこと)を讃え、報恩感謝の念を込めて、本堂で法要を厳修し、経蔵に参拝いたします。参加ご希望の方は12月 6日までにお申し込み下さい。


「第60回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
 『歎異抄』を読む その17」結文

12月 8日(日)

午後3時〜6時 

於 本坊

午後3時〜3時20分  念佛一会(いちえ)

            本堂にて念佛を唱えます。

午後3時半〜6時    講話会

            書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
            後半は対話によって深めます。

参加料 1000円(当日、お納め下さい。)

お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。

テキスト『歎異抄』(阿満利麿 訳・注・解説)を購入される方は
別に1000円が必要です。


「福和楽〜心に沁みる歌と津軽音色〜」

12月 9日(月)

午後7時(午後6時半開場) 

於 本坊

出演


新ドル”QUEEN”明恵(民謡・その他)

佐藤”ミッチェル”通芳(ヴォーカル・津軽三味線)

参加料:ご予約 2500円、当日 3000円

ご予約は法然院サンガまで


「東北関東大震災 物故衆生月忌追悼法要」

12月11日(水)

午前11時 

参加 御志納

於 本堂

 地震発生から8年9ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付させていただきます。


「石井公成著『東アジア仏教史』(*)を読む」

第4回 

(*)岩波新書

12月19日(木)

午後1時半〜3時45分 

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 御志納

(テキストをお持ちでない方は別に950円が必要です。)


「第273回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

12月22日(日)

 午後3時〜6時15分 

参加料 御志納

於 本坊

準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部    午後3時 〜 3時半  おつとめ

                   本堂でご一緒に礼拝をいたします。


第2部    午後3時半〜4時45分 対談「お金と佛教」

                   松島靖朗(*1)
                      x
                   松本紹圭(*2)

     (*1)特定非営利活動法人 おてらおやつクラブ代表・安養寺住職
     (*2)松本紹圭(未来の住職塾塾長・東京神谷町 光明寺僧侶


第3部    午後5時〜6時15分 「歳末落語会」

                   出演:桂 あさ吉
                      桂 ちょうば
                      桂 弥っこ


「2019年 法然院サンガ 歳末懇親会」

12月22日(日)

午後6時半(午後6時15分から受付)

どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。

参加料 2000円

各自、交換用の贈り物(予算ご自由)を一品ご持参下さい。

差し入れも歓迎いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、
法然院サンガへ12月19日までに必ずご予約下さい。


「除夜の鐘」

12月31日(火)

午後11時半

鐘楼にて参詣者に一つずつ鐘を撞いていただきます。

長時間お並びいただきますので防寒にご留意下さい。


「新春法話」
『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』

 1月 1日(水・祝)

午後2時〜3時

講師:梶田真章

参加 御志納

於 南書院


「新春法話」
『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』

 1月 2日(木)

午後2時〜3時 

講師:梶田真章

参加 御志納

於 南書院


「東野健一さんを各々の心に重ねる集い」

 1月 5日(日)

午後4時〜7時 

参加 御志納

於 本坊

 法然院でも何度も巻物紙芝居を語って下さった画家でインドの巻物紙芝居師(ポトゥア)の東野健一さんは2017年1月6日に70歳(数え歳)で他界されました。四回忌にあたり追悼法要を厳修し、ご口演のDVDを鑑賞し、それぞれの心に重なる東野健一さんを確認し、語り合う集いを開きます。有縁の皆様方のご参加をお待ち申し上げております。


「東北関東大震災 物故衆生 月忌追悼法要」

 1月11日(土)

午前11時

参加 御志納

於 本堂

 地震発生から8年10ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付させていただきます。


「2020年 法然院サンガ 新年の集い」

1月13日(月・祝) 

第3部までの参加料は御志納です。

ご都合のよい時刻からご参加下さい。

準備の都合上、
第4部の「新年宴会」にご参加いただける方は 
1月10日までに必ずご予約下さい。

第1部 午後3時 〜 3時半   「新春のお念佛」

                 本堂でご一緒に南無阿弥陀佛を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時15分  法話

                「今年も専修(せんじゅ)念佛に生きる」

                 梶田真章

第3部 午後4時半〜5時45分  大道芸で新春を寿ぐ

                 出演:「遊びの玉手箱」大塚珠代さん 他

第4部 午後6時〜       「新年宴会」

                 各自、交換用のプレゼントを
                 一品(予算ご自由)ご用意下さい。

                 差し入れ歓迎いたします。

                                                         新年宴会  会費 2000円


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
E-mail:byakurenja25@docomo.ne.jp
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


郵便振替口座

口座記号番号:01050?4?60318

加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)


ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

当座預金 口座番号:0060318

名義:本山獅子谷法然院


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お問い合わせ

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