法然院サンガ: 320
法然院サンガからのご案内
N-0320-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。 今年は4月下旬からモリアオガエルの産卵が始まり、方丈庭園や中庭の池辺には卵塊が見られます。アオバズクやホトトギスの鳴き声も聞こえます。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。5月3日(金・祝)〜5日(日・祝)に開いた「第17回 悲願会〜悲願に生きる菩薩行の実践〜」では、皆様方のご参加・ご支援・ご協力により 684,350円の寄付金が集まりました。東北関東大震災や熊本・大分群発地震の被災地で被災者を支援されている団体に送らせていただきました。ありがとうございました。 5月13日〜23日にかけて山門手前の参道の山側に西中千人(ゆきと)さんのガラスのオブジェを点々と配置した「ガラスアートの枯山水『つながる』」(共同研究:日本耐酸壜工(株)、協力:(株)木村グリーンガーデナー・庭彩(にわいろ)宮の)が創設されました。境内の歴史に『つながる』までには時の手助けが必要かと存じます。皆様方には長い目でお見守り賜われば幸いです。 西中千人:1964年、和歌山市生まれ。1983年、和歌山県立桐蔭高校卒業。1986年、西北大学(中華人民共和国、西安)に留学。1988年、星薬科大学薬学部卒業。1989〜90年、カガミクリスタル株式会社勤務。1991〜94年、カリフォルニア芸術大学(Carifornia College of the Art)にて彫刻とガラスを学ぶ。1995〜97年、富山市立ガラス造形研究所助手。1998年、ニシナカユキト GLASS STUDIO 設立、現在に至る。
受賞:1997年、第1回現代ガラスの美展IN薩摩<大賞>。
作品の収蔵先:パリ市立チェルヌスキ美術館、スペイン国立ガラスセンター、イギリス系投資銀行 東京支店、ラハティ大学(フィンランド)、大一美術館(名古屋)、ホテルJALシティ宮崎、板室温泉 大黒屋、ヤマハ音楽振興会 (東京)、鹿児島県薩摩町ガラス歴史資料館、富山市ガラス美術館、(株)学生情報センター(京都)、和歌山市役所、森山ケアセンター、武田薬品工業株式会社、TBSテレビ、札幌芸術の森 工芸館、城立寺(東京)、鳴門市(徳島県) 昨年9月4日に中心気圧950hPa・最大風速45m/sで非常に強い勢力のまま上陸した台風21号では風害により当院でも100本以上の木々が倒れ、枝が折れ、十萬霊塔や多数の墓石・塔婆立てが倒れ、損傷しました。その後、多くの皆様方から御寄付を賜わり、延べ330名の超える方々が復旧作業に汗を流して下さるなど、皆様方が当院にお寄せいただく温かい御心を改めて感じさせていただきました。本当に有難く存じております。おかげさまで目立つところの片づけをほぼ終えることができましたが善気山の森の中や道路との間の崖など、目に付きにくいところの復旧は道半ばで、まだまだ費用もかかりますので引き続き境内復旧と整備のための御寄付を募りたく存じます。当院までお届けいただくか、下記までお振込み下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。 既にお見舞い金をお届け下さり、ご送金下さった皆様方は、どうぞご放念下さい。そして、どうぞご自愛下さい。 郵便振替口座 口座記号番号:01050ー4ー60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店 当座預金 口座番号:0060318 名義:本山獅子谷法然院 三菱UFJ銀行 聖護院支店 普通預金 口座番号 0046570 名義:宗教法人 本山獅子谷法然院 京都銀行 銀閣寺支店 普通預金 口座番号 865232 名義:宗教法人 法然院 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」〔超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです〕にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品〔菓子・果物・米・海苔・醤油・油など〕をお届け下されば有効に活用させていただきます。 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から8年余り経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「初夏の京都 de ハンマー ダルシマーの饗宴 at 法然院」
6月 1日(土)
午後6時
於 方丈
ハンマー ダルシマーDuo K#、西村佑真、亀工房 |
コーヒールンバ、ダニーボーイ、マイムマイム 他 |
台形のボディに張られた弦をバチで叩いて演奏する、
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参加料:ご予約 3000円、当日 3500円
お申し込みは まえざわさんまで
Tel.090-9668-7238
e-mail:kamekobo45@gmail.com
「大谷栄一編『ともに生きる仏教〜お寺の社会活動最前線〜』(*)を読む」
第2回
(*)ちくま新書
6月 6日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
第2章「貧困問題」、第3章「アイドルとともに歩む」、第4章「子育て支援」、第5章「女性の活動」を題材に語り合います。 |
ご参加いただける方はテキスト(820円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
参加料は御志納です。
「和編鐘+笙 コンサート」
6月 8日(土)
午後5時(午後4時半開場)
於 方丈
和編鐘:ゆきね(有機音) 笙:伊藤えり 和編鐘・打楽器:ちよね(千代音) |
参加料:前売り 3000円、ペア券 5000円、当日 3500円
お申し込みは主催の有機音工房まで
E-mail:yukine6936@yahoo.co.jp
Tel.070-5373-7136 Fax.042-743-7136
「東北関東大震災 物故衆生月忌追悼法要」
6月11日(火)
午前11時
参加 御志納
於 本堂
地震発生から8年3ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。
志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。 |
「阿満利麿著『日本精神史』(*)を読む」
第7回
(*)筑摩書房
6月13日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 御志納
(テキストをお持ちでない方は別に1900円が必要です。)
「第31回 沙羅の宴」
6月16日(日)
午後4時(午後3時半開場)
於 本坊
演奏 筑前琵琶:片山旭星(きょくせい)
曲目『祗園精舎』『経正都落ち』『屋島』『那須與一』
参加料:御予約 2500円 当日 3000円(お茶菓子付)
中学生・高校生・大学生・22歳以下の勤労者 1500円
「第9回 沖縄茶会」
〜『慰霊の日』に、ヤマトからウチナーを思ふ〜
在釜(ざいふ)
6月23日(日)
午前10時より午後4時まで
席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太
於 庫裏玄関
かいひ:お一人様 500円(お子様は無料です)
お問合せなど:山猫軒茶の湯研究会 新居さんまで
電話 075-721-9534
メール wildcat_house_636@yahoo.co.jp
「当院中興第1世 萬無和尚(ばんぶかしょう)(*)339回忌」
(*)1607〜1681
6月25日(火)
午前10時半
事前申込制
萬無和尚〔知恩院第38世〕のご命日に当たり、本堂にて念佛回向いたします。粗餐呈上いたします。準備の都合上、ご参詣下さる方は6月21日までに御連絡下さい。 |
直蓮社玄譽心阿と号す。伊勢国津に生まれ、同国天然寺真譽のもとで剃髪。関東に下り、岩槻浄国寺、飯沼弘経寺、新田大光院、鎌倉光明寺住職を歴任し、1674年に浄土宗総本山知恩院38世となる。弟子の忍澂と共に1681(延宝9)年5月に当山を中興されたが、同年6月25日、知恩院にて往生された。世寿75。 |
「第267回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
6月26日(水)
午後3時〜5時45分
参加 御志納
於 本坊
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第3部に参加される方は法然院までご予約下さい。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「浄土宗の教え『専修(せんじゅ)念佛』」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 落語
出演:桂 鯛蔵さん
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「朝日カルチャーセンター京都」
講座 佛教と出逢う
『身近な言葉で学ぶ佛教』
7月 3日(水)、 8月 7日(水)、 9月 4日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 7,776円(3回)
会員のみが受講できます。
入会金は5000円ですが、70歳以上の方は入会金は不要です。
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「大谷栄一編『ともに生きる仏教〜お寺の社会活動最前線〜』(*)を読む」
第3回
(*)ちくま新書
7月 4日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
第6章「グリーフケア」、第7章「食糧支援と被災地支援」、第8章「NPOとの協働から、終活へ」を題材に語り合います。 |
ご参加いただける方はテキスト(820円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
参加料は御志納です。
「東北関東大震災 物故衆生 月忌 追悼法要」
7月11日(木)
午前11時
参加 御志納
於 本堂
地震発生から8年4ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com