法然院サンガ: 318

法然院サンガからのご案内

N-0318-J

平成31年 3月29日更新

法然院サンガ

法然院サンガからの御案内と御寄付のお願い

南無阿弥陀佛。

 朝は1℃になる日もございますが日中はすっかり暖かくなり、境内では椿が例年より10日〜2週間ほど早く盛りを迎えました。スギ花粉からヒノキ花粉へと未だ暫く花粉症に悩まされる季節が続きます。お見舞い申し上げます。

 昨年9月4日に中心気圧950hPa・最大風速45m/sで非常に強い勢力のまま上陸した台風21号では風害により当院でも100本以上の木々が倒れ、枝が折れ、十萬霊塔や多数の墓石・塔婆立てが倒れ、損傷しました。その後、多くの皆様方から御寄付を賜わり、延べ330名の超える方々が復旧作業に汗を流して下さるなど、皆様方が当院にお寄せいただく温かい御心を改めて感じさせていただきました。本当に有難く存じております。おかげさまで目立つところの片づけをほぼ終えることができましたが善気山の森の中や道路との間の崖など、目に付きにくいところの復旧は道半ばで、まだまだ費用もかかりますので引き続き境内復旧と整備のための御寄付を募りたく存じます。当院までお届けいただくか、下記までお振込み下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

 既にお見舞い金をお届け下さり、ご送金下さった皆様方は、どうぞご放念下さい。そして、どうぞご自愛下さい。

  郵便振替口座 口座記号番号:01050ー4ー60318

  加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん)

  ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店

  当座預金 口座番号:0060318

  名義:本山獅子谷法然院

  三菱UFJ銀行 聖護院支店 普通預金

  口座番号 0046570

  名義:宗教法人 本山獅子谷法然院

  京都銀行 銀閣寺支店 普通預金

  口座番号 865232

  名義:宗教法人 法然院

 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」〔超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです〕にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品〔菓子・果物・米・海苔・醤油・油など〕をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。

 近隣の「甘夏ハウス」で毎週金曜日の夕方に「あまなつだれでも食堂」が開かれています。子どもは無料、大人は原則500円(増減可能です)で夕飯が食べられます。この活動を御支援いただける方は下記へお振込み下さい。

  ゆうちょ銀行  四四八(ヨンヨンハチ)店

  普通預金 口座番号:4483416

  口座名義:ファミごはんサポーターズ

 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から8年余り経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。

 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。

                               合掌

                        法然院  梶田真章


「第4回 京の韻(みやこのひびき)」
『京流を継承する会』
 

 3月30日(土)

午後5時(午後4時半開場)

於 本堂

曲目


八段の調べ(八橋検校作曲)

    柳川三味線、本手:林 美恵子、替手:林 美音子

七草(京津山検校作曲)

    柳川三味線:飛山百合子、胡弓:福原左和子

富士太鼓(藤尾勾当作曲)

    柳川三味線、本手:堀 志津子、替手:伊藤志野、箏:香田律子

四つの民(松浦検校作曲・箏手付:八重崎検校)

    柳川三味線:堀 志津子・伊藤志野、箏:飛山百合子

萩の露(幾山検校作曲)

   三絃:河本典子・林 里嘉子・森木恵子、箏:河本淑子・山下 恵
   尺八:倉橋容堂

解説:久保田敏(京都市立芸術大学名誉教授)

参加料 御予約:2500円 当日:3000円 学生:1000円

(小中高生:無料・未就学児は不可)

ご予約は法然院まで


「春季 伽藍内特別公開」

 4月 1日(月)〜 7日(日)

午前9時半〜午後4時

入山料:一般 500円、中高校生 300円

 方丈の重要文化財の襖絵、大書院の龍の襖絵、見頃の中庭の三銘椿〔花笠椿・貴(あて)椿・五色散椿〕などをご鑑賞下さい

 随時、住職による法話がございます。法話の時刻は毎日変わります。お聞き下さる方は当日の朝に開始時刻をお問い合わせ下さい。


「灌佛会(かんぶつえ)<花まつり>兼ねて、法然上人誕生会」    

 4月 8日(月)

午後2時半

参加 御志納

 お釈迦さまのお誕生日をお祝いし、本堂内に安置した誕生佛に境内に咲く椿などの花を供え、甘茶をかけていただきます。法然上人のお誕生日(4月7日)のお祝いも行ないます。ご友人等お誘い合わせの上、ご参詣下さいますようご案内を申し上げます。準備の都合上、ご参詣いただける方は4月3日(水)までに必ずお申し込み下さい。                            合掌

 
 灌佛会の前、午後2時から稚児行列を行いますので、お稚児さんを募集します。
(4歳〜小学生)


 ご参加いただける方は3月31日までに、お名前・性別・身長をお知らせ下さい。参加料:お一人 3000円(貸衣装代・記念写真代等)。履物は各自ご用意下さい。ご参加いただけるお子さまと保護者の方は、当日午後1時半までにお越し下さい。


「東北関東大震災物故衆生之霊月忌追悼法要」

 4月11日(木)

午前11時

参加 御志納

於 本堂

 地震発生から8年1ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。

 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付させていただきます。


池上彰・上田紀行・中島岳志・弓山達也 著
「『平成論〜<生きづらさ>の30年を考える〜』(*)を読む」
第4回

(*)NHK出版

第4章「平成ネオ・ナショナリズムを超えて」を題材に語り合います。  

 4月11日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

テキスト(780円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。

参加料は御志納です。


「片山旭星勉強会 琵琶本語り」
『白峯』『大楠公』

 4月14日(日)

午後5時

出演 筑前琵琶:片山旭星

於 琴の内貴2F

(川端通団栗通東入二筋目上ル)
Tel.075-551-5011

参加料 2000円

お問い合わせ:Tel.075-702-6722(矢崎)
又は、E-mail :kyokusei@kce.biglobe.ne.jpまで


「朝日カルチャーセンター京都公開講座 佛教と出逢う」
『身近な言葉で学ぶ佛教』

4月17日(水)、 5月15日(水)、 6月 5日(水)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都

(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

受講料 7,776円(3回)

会員のみが受講できます。入会金は5000円ですが、70歳以上の方は入会金は不要です。

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ  

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「阿満利麿著『日本精神史』(*)を読む」
第5回

(*)筑摩書房

 4月18日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 御志納

*テキストをお持ちでない方は別に1900円が必要です。


「仏教カルチャーセミナー」
『親鸞の信心〜聞思得修信〜』

 4月20日(土)

午後1時半〜3時半

講師:梶田真章

於 中野サンプラザ8階研修室

東京都中野区中野4ー1ー1
(JR中央線・地下鉄東西線 中野駅 北口より 徒歩1分)

聴講費:1000円

主催:日本仏教讚仰会
東京都板橋区舟渡4ー15ー1

Tel.03?3967?3288]


「第59回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『歎異抄』を読む その17
第18条

 4月21日(日)

午後3時〜6時

於 本坊

午後3時〜3時20分    念佛一会(いちえ) 

              本堂にて念佛を唱えます。

午後3時半〜6時      講話会

              書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
              後半は対話によって深めます。

参加料 1000円(当日、お納め下さい。)

お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。

テキスト『歎異抄』(阿満利麿 訳・注・解説)を購入される方は別に1000円が必要です。


「親鸞著『教行信証』を読む」
第8回

4月22日(月)

午前10時〜正午 

講師:阿満利麿先生

参加料 御志納

於 本坊

準備の都合上、ご参加下さる方は事前にお申し込み下さい。

お待ち申し上げております。


「佛教閑話」
『専修念佛の信と行に生きる』

4月25日(木)、5月23日(木)、6月27日(木)(現地講座)

午後1時半〜3時

講師:梶田真章

受講料 10,465円(3回)

於 NHK文化センター京都教室

四条通柳馬場西入南側 四条SETビル3階
(1階は、みずほ証券)

Tel.075-254-8701

 南無阿弥陀佛

 多くの日本人は佛教徒ではなく先祖教徒でした。先ず佛教と先祖教の違い、日本人の宗教心の変遷についてお話し、次に佛教各宗派の信と行について概説、最後に法然・親鸞の説いた他力本願の教え、専修念佛の信と行について語らせていただきます。

                                 合掌 


「第265回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

 4月26日(金)

午後3時〜5時45分

  参加 御志納

於 本坊

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第3部に参加される方は法然院までご予約下さい。

第1部 午後3時 〜 3時半    おつとめ

                  本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時10分   おはなし

                  「禅宗の教え『不立文字』」 梶田真章

第3部 午後4時20分〜5時20分 浪曲

                  出演:春野恵子

                  曲師(三味線):一風亭初月(はづき)


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com