法然院サンガ: 317
法然院サンガからのご案内
N-0317-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。 朝は0℃まで下がる日もございますが日中はすっかり春の暖かさとなり、境内では日に日に椿の花が増えてまいりました。中庭の三銘椿の内では貴椿がちらほら咲き出しています。スギ花粉症に悩まされる候ともなりました。昨年9月4日に中心気圧950hPa・最大風速45m/sで1993年の台風23号以来25年ぶりに非常に強い勢力のまま上陸し京都府を北上した台風21号では風害により当院でも100本以上の木々が倒れ、枝が折れ、損傷し、十萬霊塔や多数の墓石・塔婆立てが倒れ、損傷し、木々に埋もれるなど記憶に残る年となりました。その後、多くの皆様方から御寄付を賜わり、延べ330名の超える方々が復旧作業に汗を流して下さるなど、皆様方が当院にお寄せいただく温かい御心を改めて感じさせていただくこの4ヶ月でもございました。本当に有難く存じております。おかげさまで目立つところの片づけをほぼ終えることができましたが善気山の森の中や道路との間の崖など、目に付きにくいところの復旧は道半ばで、まだまだ費用もかかりますので引き続き境内復旧と整備のための御寄付を募りたく存じます。当院までお届けいただくか、下記までお振込み下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。 既にお見舞い金をお届け下さり、ご送金下さった皆様方は、どうぞご放念下さい。そして、どうぞご自愛下さい。 郵便振替口座 口座記号番号:01050ー4ー60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) ゆうちょ銀行 一〇九(イチゼロキュウ)店 当座預金 口座番号:0060318 名義:本山獅子谷法然院 三菱UFJ銀行 聖護院支店 普通預金 口座番号 0046570 名義:宗教法人 本山獅子谷法然院 京都銀行 銀閣寺支店 普通預金 口座番号 865232 名義:宗教法人 法然院 御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」〔超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです〕にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品〔菓子・果物・米・海苔・醤油・油など〕をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 近隣の「甘夏ハウス」で毎週金曜日の夕方に「あまなつだれでも食堂」が開かれています。子どもは無料、大人は原則500円(増減可能です)で夕飯が食べられます。この活動を御支援いただける方は下記へお振込み下さい。 ゆうちょ銀行 四四八(ヨンヨンハチ)店 普通預金 口座番号:4483416 口座名義:ファミごはんサポーターズ 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から7年7ケ月が経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「藤沼哲朗(テノール)チャリティコンサート」
3月 2日(土)
午後6時半(午後5時半開場)
於 本坊
共演:北村 謙(バンジョー)、渡辺裕子(二十絃箏)
参加料 1000円
定員 50人
コンサートの収益金は全て法然院サンガの活動に御寄付下さいます。
お問い合わせ・ご予約は午後5時〜10時の間に北村さんまで
(Tel.090-3714-9141)
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「第134回 法然院 森の教室」
『台風による森林被害〜倒木が教える森の姿〜』
3月3日(日)
午後1時半〜4時(1時開場)
講師:黒田慶子さん(神戸大学大学院農学研究科 教授)
於 本坊
参加費 500円(中学生以下 無料)
雨天でも行います。
午後1時半〜 法然院本坊にてお話
午後3時15分〜 麓の森入口から風倒木の観察 |
定員は50名です。
法然院森のセンター(Tel.075-752-4582)までお申し込み下さい。
池上彰・上田紀行・中島岳志・弓山達也 著
「『平成論〜<生きづらさ>の30年を考える〜』(*)を読む」
第3回
(*)NHK出版
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於 本坊
テキスト[780円+税]をご購入の上、事前にお読み下さい。
参加料は御志納です。
「フォルクローレライブ〜アンデスの風に吹かれて〜」
3月 9日(土)
午後6時(午後5時半開場)
於 大書院
出演 WAYKIS(ワイキス)
ペルー出身の兄弟によるアンデス音楽
参加料 2000円
ご予約は info@waykis.jp までメールでお願いいたします。
「東北関東大震災物故衆生9回忌追悼法要」
3月11日(月)
午前10時半
参加 御志納
於 本堂
「東北関東大震災の被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」
午前11時15分
参加 御志納
於 鐘楼
ご参詣の皆様方に一打ずつ鐘を撞いていただきます。
「追悼の舞と演奏」
午前11時45分〜午後0時半
於 庫裏玄関
筑前琵琶:片山旭星 |
午後0時半〜
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「善導大師(*)1339回忌法要」
*(613〜681)
3月14日(木)
午前11時
中国浄土教の大成者で、法然上人が「偏(ひとえ)に善導一師に依る」と仰がれた善導大師のご命日に当たり、法要を厳修いたします。粗餐呈上いたします。 |
準備の都合上、ご参詣いただける方は、
3月11日までに電話、ファックス、E-mailでお申し込み下さい。
「阿満利麿著『日本精神史』(*)を読む」
第4回
(*)筑摩書房
3月14日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 御志納
(テキストをお持ちでない方は別に1900円が必要です。)
「第61回 法然院 夜の森の教室」
『ブータンからゴリラと幸福を考える』
3月19日(火)
午後7時〜8時半(午後6時半開場)
於 本坊
お話:京都大学総長 山極壽一 先生
参加料:大人 1000円、大学生 500円、高校生以下 無料
定員 150名
ご予約は法然院サンガまで
ご予約で満席の場合、当日お越し下さっても御参加いただけないことがございます。
御了承下さい。
「第11回 善気山文化塾」
『コケはともだち〜コケから教えてもらうこと〜』
3月24日(日)
午後1時半
於 本坊・庭園
お話:編集者・ライター、コケ愛好家 藤井久子さん
参加料:一般:500円、高校生以下:無料
定員 50名
「第264回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
3月26日(火)
午後3時〜5時45分
参加 御志納
於 本坊
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第3部に参加される方は法然院までご予約下さい。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「真言宗の教え『即身成佛』」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 落語
出演:桂 雀太さん
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「朝日カルチャーセンター京都 公開講座 椿の法然院で聴く」
『天命に安んじて人事を尽くす』
3月28日(木)
午前10時半〜午後1時
講師:梶田真章
精進料理の昼食付
参加料 5292円
お申し込みは、朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)まで
「第4回 京の韻(みやこのひびき)」
『京流を継承する会』
3月30日(土)
午後5時(午後4時半開場)
於 本堂
八段の調べ(八橋検校作曲) 柳川三味線、本手:林 美恵子、替手:林 美音子 七草(京津山検校作曲) 柳川三味線:飛山百合子、胡弓:福原左和子 富士太鼓(藤尾勾当作曲) 柳川三味線、本手:堀 志津子、替手:伊藤志野、箏:香田律子 四つの民(松浦検校作曲・箏手付:八重崎検校) 柳川三味線:堀 志津子・伊藤志野、箏:飛山百合子 萩の露(幾山検校作曲)
三絃:河本典子・林 里嘉子・森木恵子、箏:河本淑子・山下 恵
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解説:久保田敏子〔京都市立芸術大学名誉教授〕
参加料 御予約:2500円 当日:3000円 学生:1000円
(小中高生:無料・未就学児は不可)
ご予約は法然院まで
「春季 伽藍内特別公開」
4月 1日(月)〜 7日(日)
午前9時半〜午後4時
入山料:一般 500円、中高校生 300円
方丈の重要文化財の襖絵、大書院の龍の襖絵、見頃の中庭の三銘椿〔花笠椿・貴(あて)椿・五色散椿〕などをご鑑賞下さい
随時、法話をいたします。法話の時刻は毎日変わります。お聞き下さる方は当日の朝に開始時刻をお問い合わせ下さい。 |
「灌佛会(かんぶつえ)<花まつり>兼ねて、法然上人誕生会」
4月 8日(月)
午後2時半
参加 御志納
お釈迦さまのお誕生日をお祝いし、本堂内に安置した誕生佛に境内に咲く椿などの花を供え、甘茶をかけていただきます。法然上人のお誕生日(4月7日)のお祝いも行ないます。ご友人等お誘い合わせの上、ご参詣下さいますようご案内を申し上げます。準備の都合上、ご参詣いただける方は4月3日(水)までに必ずお申し込み下さい。 合掌 |
(4歳〜小学生)
ご参加いただける方は3月31日までに、お名前・性別・身長をお知らせ下さい。参加料:お一人 3000円(貸衣装代・記念写真代等)。履物は各自ご用意下さい。ご参加いただけるお子さまと保護者の方は、当日午後1時半までにお越し下さい。 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com