法然院サンガ: 308
法然院サンガからのご案内
N-0308-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
疏水べりに蛍が飛び交う季節となりました。方丈庭園や中庭の池の辺では今年は5月の上旬からモリアオガエルの産卵が始まり、池の中では既に無数のオタマジャクシが泳いでいます。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 近隣の「甘夏ハウス」で毎週金曜日の夕方に「あまなつだれでも食堂」が開かれています。子どもは無料、大人は原則500円(増減可能です)で夕飯が食べられます。この活動を御支援いただける方は下記へお振込み下さい。
ゆうちょ銀行 四四八(ヨンヨンハチ)店 普通預金
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から7年以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「第100回 ふろしきトーク」
記念展示催し
〜積み重ねて、100 ふろしき包み100のカタチ展〜
6月 1日(金)〜 3日(日)
午前10時〜午後5時
参加無料
於 南書院
6月1日(金) 午後1時半〜2時半 「おしゃれ!ふろしきエコバッグ」 講師:森山由美子
6月 2日(土) 午前11時〜正午 「通いあうギフトラッピング」 講師:森田千都子
6月 2日(土) 午後1時半〜2時半 「ふろしきでティータイムに彩り」 講師:尾崎聡子
6月 3日(日) 午前11時〜正午 「知っておきたい礼法」 講師:安藤直美 |
ワークショップのご参加は何れも定員8名で、参加料は500円です。
お申し込みは「ふろしき研究会事務局」まで
「第100回 ふろしきトーク」
気がつけば、100
ふろしき話と実演『ふろしきが教えてくれたこと』
6月 3日(日)
午後2時〜4時
森田知都子(ふろしき研究会・代表)
定員 50名
参加費:900円(一般)、800円(会員)
お申し込み・お問い合わせは ふろしき研究会事務局
(Tel.075-432-2722 E-mail:rsj57767@nifty.com)まで
『いのち燦(きら)めく村』
「映写会&横井久美子コンサート」
6月 3日(日)
午後4時半(午後4時開場)
於 本坊
参加料:ご予約 3000円、当日 3500円
ご参加のお申し込みは、畠中幸代さんまで
Tel.090-5063-9191 Fax.075-502-1229
E-mail:sumire3@kyoto.zaq.jp
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「第8回 そっ啄(そったく)の集い陶展」
6月7日(木)〜10日(日)
午前9時半〜午後4時半
(初日は正午より、最終日は午後3時まで)
鑑賞 無料
お問い合わせ:川合さん(Tel.090-9688-8235)まで
芥川 清、川合牧人、清水紀之 数藤ゆきえ、中村秀文、西村栄高
挿花:ウィリス伸子 |
於 講堂
「安田 登 著『日本人の身体』(*)を読む」
第2回
(*)ちくま新書
6月 7日(木)
午後1時半〜3時45分
参加料 御志納
於 本坊
「第2章 曖昧な身体」を題材に語り合います。
テキスト(820円+税)をご購入の上、事前にお読み下さい。
「和編鐘へのいざない」
『ひびきの中へ』
「箏・舞と共につむぐ日本音景色」
6月 9日(土)
午後5時
(午後4時半開場)
於 方丈
和編鐘:ゆきね(有機音) 箏による弾き語り:はし本はるえ
和編鐘:ちよね(千代音) 舞:まつなが まき 念佛:梶田真章 |
1.念佛 2.ほたる(わらべ歌) 3.曼天の音 4.千彩(古都にひびく色とりどりの音) 5.箏弾き語り「安楽寺 松鈴の賦」(まつむし・すずむし尼僧物語) 6.鐘・箏・舞で紡ぐ四季の歌 <さくら月夜(春)・火への祈り(夏)・時つもりゆく(秋)・ゆき(冬)> |
参加:前売り 3000円、ペア券 5000円、当日 3500円
お申し込みは主催の有機音工房[E-mail:yukine6936@yahoo.co.jp
Tel.070-5373-7136 Fax.042-743-7136]まで
「東北関東大震災 物故衆生 月忌 追悼法要」
6月11日(月)
午前11時
参加 御志納
於 本堂
追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。 志納されたお金は「いわき放射能市民測定室たらちね」へ寄付いたします。 |
「第60回 日本老年医学会学術集会 市民公開講座」
6月16日(土)
午後2時〜4時半
参加費 無料
事前登録不要
於 国立京都国際会館 2階 ルームA
京都市左京区宝ヶ池
(地下鉄烏丸線「国際会館駅」から徒歩5分)
森洋一先生(森小児科医院 院長) 中川正法先生(京都府立医科大学附属北部医療センター 病院長)
演題
「こころ豊かに生きる」 梶田真章
「備えあれば憂いなし・認知症の最新事情」
武地 一 先生
「健康長寿と健幸遐齢(けんこうかれい)」
石井 好二郎 先生
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お問い合わせ:第60回 日本老年医学会学術集会
運営事務局:(株)コングレ内
E-mail:rounen2018@congre.co.jp
「第8回 沖縄茶会」
〜『慰霊の日』に、ヤマトからウチナ?を思ふ〜
6月17日(日)
午前10時より午後4時まで在釜(ざいふ)
席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太
於 庫裏玄関
かいひ:お一人様 500円(お子様は無料です)
お問合せなど:山猫軒茶の湯研究会
電話:075-721-9534
メール:wildcat_house_636@yahoo.co.jp
新居さんまで
「第30回 沙羅の宴」
6月17日(日)
午後4時(午後3時半開場)
於 本坊
筑前琵琶:片山旭星(きょくせい) |
『祗園精舎』 『倶利伽羅峠』 『平 忠度』 『大原御幸』 |
参加料:御予約 2500円、当日 3000円
(お茶菓子付)
中学生・高校生・大学生・22歳以下の勤労者 1500円
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「加藤史江展『素のかたち〜宙と地のはざまで〜』」
6月19日(火)〜24日(日)
午前10時〜午後4時
鑑賞無料
於 講堂
いのちのはじまりのかたちを、有機的な漉き紙と無機的な真鍮線で表したインスタレーション作品が展示されます。 |
お問い合わせは、以下まで。
加藤史江さん(Tel.090-5661-1279)
e-mail:fumfum@maia.eonet.ne.jp
「並川孝儀著『ブッダたちの仏教』(*)を読む」
第2回
(*)ちくま新書
6月21日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 御志納
(テキストをお持ちでない方は別に800円が必要です。)
「当院中興第1世 萬無和尚(ばんぶかしょう)338回忌」
(*)1607〜1681
6月25日(月)
午前10時半
事前申込制
萬無和尚〔知恩院第38世〕のご命日に当たり、本堂にて念佛回向いたします。粗餐呈上いたします。準備の都合上、ご参詣下さる方は6月21日までに御連絡下さい。 |
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「第255回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
6月26日(火)
午後3時〜5時45分
参加 御志納
於 本坊
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経と念佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「中国浄土教の念佛」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 落語 出演 桂 吉坊 さん |
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「第75回 遊心会」
『平泉・陸中海岸 祈りの旅』
7月2日(月)〜5日(木)
釜石市・大槌町などを訪ね、念佛を唱えます。 |
解散: 7月 5日(木)午後4時半 JR盛岡駅 |
参加費:8万円(3〜4人部屋)、9万円(1人・2人部屋)
(集合場所までと解散場所からの交通費は含みません)
詳しい案内チラシをご希望の方は法然院サンガまでご一報下さい。
郵送させていただきます。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://fieldsociety.la.coocan.jp/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com