法然院サンガ: 296
法然院サンガからのご案内
N-0296-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
新緑が日々色濃くなり、すっかり夏の色です。善気山の森からはホトトギス(杜鵑・不如帰)の声が聞こえる候となりました。方丈庭園や中庭の池の上に張り出した木々の枝にはモリアオガエルの卵塊も見られます。入梅も間近ですね。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。下記の通り御参加をお待ち申し上げております。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「春期特別展 大勢至菩薩 祖師報恩のかたち」
5月20日(土)〜 6月18日(日)
午前10時〜午後5時半(入館は午後5時まで)
休館日:月曜日(但し5月22日は開館)
入館無料
於 佛教大学宗教文化ミュージアム 第一研究成果展示室
京都市右京区嵯峨広沢西裏町5−26
Tel.075-873-3115
市バス59号系統 広沢池・佛大広沢校前下車すぐ
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「特別展 没後300年『画僧古●(こかん)』」
5月20日(土)〜 7月 2日(日)
午前10時〜午後5時(入館は午後4時まで)
(休館日:月曜日)
入館料:一般 930円、高校・大学生 720円、小中学生 無料
於 大和文華館
〒631−0034 奈良市学園前1−11−6
Tel.0742-45-0544
近鉄奈良線 学園前駅下車 南出口より徒歩約7分
無料駐車場あり
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「KIMONOリメイク ファッション展示会」
『MADAME LILA オリジナルブランド』
produced by Hidemi Yamane & Ryota 親子展
第1回
5月30日(火)〜6月4日(日) 午前10時〜午後5時
最終日は午後4時まで
無料
於 講堂
主催:暮らしのギャラリー なすの花
松江市殿町43『カラコロ工房』内
Tel.0852-27-0876 or 090-3177-7130
「寺島実郎著『シルバー・デモクラシー〜戦後世代の覚悟と責任〜』(*)を読む」
(*)岩波新書
第3回
6月 1日(木)
午後1時半〜3時45分
第5章「2016年の米大統領選挙の深層課題〜民主主義は資本主義を制御できるのか〜」、第6章 「シルバー・デモクラシーの地平〜結論はまだ見えない、参加型高齢化社会への構想力〜」を題材に 語り合います。テキストを事前にお読み下さい。 |
参加料 御志納
於本坊
「東北関東大震災 物故衆生月忌追悼法要」
6月11日(日)
午前11時
参加 志納
於 本堂
地震発生から6年3ヶ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。 志納されたお金は「未来の福島こども基金」へ寄付させていただきます。 |
「碧海寿広(おうみとしひろ)著『入門 近代仏教思想』(*)を読む」
第6回
(*)ちくま新書
6月15日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
テキストをお持ちでない方は別に900円が必要です。
「第7回 沖縄茶会」
〜『慰霊の日』に、ヤマトからウチナ―を思ふ〜
6月18日(日)
午前10時より午後4時まで在釜(ざいふ)
席主:山猫軒茶の湯研究会 新居万太
於 庫裏玄関
かいひ:お一人様 500円
お子様は無料です
お問合せなど:山猫軒茶の湯研究会
電話 075-721-9534
メール wildcat_house_636@yahoo.co.jp 新居さんまで
「第29回 沙羅の宴」
6月18日(日)
午後4時(午後3時半開場)
於 本坊
筑前琵琶:片山旭星(きょくせい) |
『祗園精舎』『俊寛』『逆櫓』『船弁慶』 |
参加料:御予約 2500円、当日 3000円(お茶菓子付)
中学生・高校生・大学生・22歳以下の勤労者 1500円
邦楽普及団体「えん」の伊藤和子さんが大切に育ててこられた会です。2011年より当院が主催を引き継ぎ、沙羅の花咲く季節に琵琶の魅力を存分に伝えてまいります。梅雨の夕刻、蛙の声を聞きながら「平家物語」の世界をご堪能下さい。 |
「第56回 法然院 夜の森の教室」
『震災復興と里山・里海』
〜三陸に生きる人々の新たな試み〜
6月21日(水)
午後7時〜9時(午後6時半開場)
於 本坊
お話:深町加津枝 先生
(京都大学大学院地球環境学堂景観生態保全論准教授)
参加料:一般 1000円、高校生以下 無料
ご予約は法然院サンガまで
深町加津枝先生は、価値が認められることが少なく、残念ながら経済優先で開発事業がおこなわれる身近な自然に向き合い、開発に携わる人々や開発の対象になる地元の人々に身近な自然の価値を理解し、その価値を踏まえて事業を計画していただくように地道な調査や働きかけを続けてこられました。NHK総合テレビの人気番組「ブラタモリ 京都嵐山」(2016年4月30日放送)で深町先生がタモリさんの案内役を務められたのも記憶に新しいところです。大震災発生以降、継続して調査研究に行かれている三陸地方を6月16日〜19日に訪ねられた最新の御報告を中心に話されます。 |
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「生物多様性を主硫化する『市民のための生物多様性全国出前講座』プロジェクト」
NACS-J市民カレッジシリーズ52
『伝統文化と生物多様性 in 京都』
6月24日(土)
午前10時〜午後4時半
於 本坊、法然院森のセンター、善気山の森
午前10時〜正午 (9時半 受付開始) 「外来種いけばな」 講師:高林佑丞(華道家・池坊京都支部所属) |
フィールドへ出かけ野草を探し、いけばなを通して身近な環境の移り変わりを考えます。
定員20名(申込先着順)
無料
午後1時〜4時半 (12時半 受付開始) 「社寺の森にみる生物多様性」 定員50名(申込先着順)無料
1時〜1時45分
「生物多様性」 講師:道家哲平(公益財団法人日本自然保護協会)
1時45分〜3時
「社寺の森にみる生物多様性」講師:渡辺弘之(京都大学名誉教授)
3時〜3時20分
休憩:和菓子
3時半〜4時半
「お寺の森の自然観察」 案内:フィールドソサイエティー |
お申込は、WEBフォームまたは電話、E-mailで以下をお知らせ下さい。
(1)お名前、(2)所属、(3)メールアドレス、(4)日本自然保護協会の会員か否か、(5)参加希望の部
第1部 https://goo.gl/M9Cq7K 第2部 https://goo.gl/ThbPz3 |
Tel.03-3553-4101 E-mail:n-college@nacsj.or.jp
日本自然保護協会(NACS−J)Nカレ担当 まで
「当院中興第1世 萬無和尚(1607〜1681)337回忌」
6月25日(日)
午前10時半
事前申込制
萬無和尚〔知恩院第38世〕のご命日に当たり、本堂にて念佛回向いたします。粗餐呈上いたします。準備の都合上、ご参詣下さる方は6月21日までに御連絡下さい。 |
「第243回 善気山念佛会」
6月26日(月)
午後3時〜6時
参加料 御志納
ご予約不要です。
第3部のみでもご参加下さい。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半 〜 4時半 おはなし 「法(ダルマ)とは?」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜午後5時45分 おんがく ヴァイオリン:太田恵資(けいすけ)さん |
「『和編鐘』が紡ぐ京音景色〜祈りをのせて〜」
7月 1日(土)
午後5時(午後4時半開場)
於 方丈
ゆきね(有機音):和編鐘 はし本はるえ:箏による弾き語り ちよね(千代音):和編鐘 梶田真章:礼讃・念佛 |
1 祈り 2 水の源(鴨川の源流) 3 音文様(西陣の機音と紡ぐ文様) 4 近江の民話より「夫婦鶴」 5 春ざわめく(宇治の川原) 6 月渡る山水(嵐山の渡月橋辺り) 7 呂律の調べ(大原の呂川・律川) |
参加料:前売り 3000円、ペア券 5000円、当日 3500円
お申し込みは主催の有機音工房まで
E-mail:yukine6936@yahoo.co.jp Tel.070-5373-7136 Fax.042-743-7136
「第74回 遊心会」
『福島県浜通り・南三陸海岸 祈りの旅』
〜いわき市・南相馬市・亘理町・仙台市・東松島市・石巻市・女川町・南三陸町〜
7月3日(月)〜6日(木)
詳しい案内を必要とされる方はご一報下さい。送らせていただきます。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com