法然院サンガ: 290
法然院サンガからのご案内
N-0290-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
朝は10℃以下に冷え込む日も多くなり、境内では千両の赤い実が目立つ候となり、紅葉は盛りを過ぎましたが、未だ木によっては紅い葉が残っています。皆様方には、いかがお過ごしでいらっしゃいますか、お伺い申し上げます。11月25日(金)〜27日(日)に勤めた東北関東大震災被災者支援のための「第12回 悲願会」悲願に生きる菩薩行の実践〜一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに心を重ね、被災地の復興に関わる決意を表し、各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える3日間〜では多くの参拝者、観光客の方々が法要、法話、コンサート、舞踊、お茶席、美術作品の展示、ワークショップなどに御参加下さいました。最終日の日曜日が雨天だったこともあって少し浄財が減りましたが、それでもおかげさまにて60万円以上の寄付金が集まりました。被災者を支援されている団体に送付させていただきます。ご協力を賜わり、誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げます。歳末の慌しい時節でございますが、下記の通り御参詣をお待ち申し上げております。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。今年は食堂(文殊菩薩像を安置し、毎月の佛教書を読む集いや読書会に利用しています)の屋根の葺き替え工事、7月17日〜18日の集中豪雨で崩落した墓地の崖の修復工事、白砂壇西側と経蔵西側の竹垣修復工事などを行いました。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 合掌 法然院 梶田真章 |
「雨月陶齋作品展〜釉裏彩画焼・・・春秋の器」
一握りの土に棲む数千億の微生物 その魂に感謝をこめて・・・
11月28日(月)12月 4日(日)
午前9時〜午後4時半
*初日は正午から。最終日は午後4時まで
無料
於 講堂
作家工房:〒208−0032 東京都武蔵村山市三ツ木3−29−1
Tel.042-560-8354 Hp.080-6598-1776
「藤田孝典著『貧困世代〜社会の監獄に閉じ込められた若者たち〜』(*)を読む」
第3回
*講談社現代新書
12月 1日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
「第4章 住めない悲劇〜貧困世代の抱える住宅問題〜」「第5章 社会構造を変えられなければ、貧困世代は決して救われない」「おわりに」を題材に語り合います。
テキスト(820円)をご購入の上、事前にお読み下さい。 |
「中野 亘陶展『土と音と光の夜咄』」
12月 6日(火)〜12日(月)
午前10時〜午後5時
鑑賞無料
於 南書院
「溝淵仁啓 ソロコンサート」
『土と音と光の夜咄vol.2』
〜ギターひとり語り〜
12月 9日(金)
午後6時開演
於 庫裏玄関
参加料:ご予約 3000円 当日 3500円
ご予約は亘陶房(Tel.0748-24-0882)まで
「成道会(じょうどうえ)」
12月 8日(木)
午前10時半
お釈迦さまの成道(悟りを得られたこと)を讃え、報恩感謝の気持ちを込めて本堂にて法要を厳修し、経蔵に参拝いたします。粗餐呈上いたします。 |
ご参加いただける方は、準備の都合上、12月6日までにお申し込み下さい。
「東北関東大震災物故衆生月忌追悼法要」
12月11日(日) 午前11時
参加 御志納
於 本堂
地震発生から5年9ヶ月。追悼や被災者に心を寄せるお気持ちを何らかの形で表現されたい方は
お集まり下さい。志納されたお金は「未来の福島こども基金」へ寄付させていただきます。
合掌 |
「第50回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾『歎異抄』を読む」その8
第9章
12月11日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜 3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院サンガまで。
テキスト『歎異抄』(阿満利麿訳・注・解説)を購入される方は別に1000円が必要です。
今回は「久遠劫よりいままで流転せる苦悩の旧里はすてがたく、いまだむまれざる安養の浄土はこひしからずさふらふこと、まことによくよく煩悩の興盛にさふらふにこそ。なごりおしくおもへども、娑婆の縁つきて、ちからなくしてをはるときに、かの土へはまいるべきなり。いそぎまいりたきこころなきものを、ことにあはれみたまふなり。」で知られる第9章です。 |
「50回記念 懇親会」
午後6時半
会費 3500円
50回を記念して懇親会を開きます。準備の都合上、お申し込みは12月8日までにお願いいたします。 |
「第15回夷川サロン講座」
〜佛教に親しむ〜
『佛教に生きる』
12月14日(水)
午後5時半
梶田真章
参加費:1000円
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「第15回夷川サロン寄席」
〜桂 塩鯛落語の宴〜
『お文さん』他
午後7時
参加費 2500円
*サロン講座とサロン寄席の両方にご参加の方は、通し券 3000円
各定員:35名(必ずご予約TEL:075-256-3759下さい。)
主催:アートステージ567
会場:京都市中京区夷川通烏丸西入巴町92(コロナ堂2F)
「魚川祐司著『仏教思想のゼロポイント〜悟りとは何か〜』(*)を読む」
第7回(最終回)
(*)新潮社
12月15日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
(テキストをお持ちでない方は別に1600円が必要です。)
「第237回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
12月23日(金・祝)
午後3時〜6時20分
参加志納
於 本坊
準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。
プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時 〜3時半 おつとめ
本堂でご一緒に礼拝をいたします。 第2部 午後3時半〜4時45分 おはなし「対談『お寺の未来』」 松本紹圭(未来住職塾 塾長) × 梶田真章 第3部 午後5時〜6時15分 「歳末落語会」 出演:桂 千朝、桂歌之助、桂ひろば |
1979年、北海道生まれ。本名、圭介。浄土真宗本願寺派光明寺僧侶。一般社団法人お寺の未来 代表理事。蓮花寺佛教研究所研究員。米日財団リーダーシッププログラムフェロー。東京大学文学部哲学科卒業。超宗派佛教徒のウェブサイト『彼岸寺』を設立し、お寺の音楽会『誰そ彼』や、お寺カフェ『神谷町オープンテラス』を運営。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド留学、Indian School of BusinessでMBA取得。2012年、若手住職向けにお寺の経営を指南する「未来の住職塾」を開講。意識の高い若手僧侶が「お寺から日本を元気にする」志のもとに各宗派から集結し学びを深めている。2013年、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leaderに選出される。
著書:
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「2016年法然院サンガ歳末懇親会」
12月23日(金・祝)
午後6時半(午後6時20分から受付)
どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。
参加料 2000円
各自、交換用の贈り物(予算ご自由)を一品ご持参下さい。
差し入れも歓迎いたします。
ご参加いただける方は、準備の都合上、法然院サンガへ12月20日までに必ずご予約下さい。
「除夜の鐘」
12月31日(土)
午後11時半〜
参詣者に一つずつ鐘を撞いていただき、年を越します。
参加志納
於 鐘楼
お申し込み不要です。
先着順にお並び下さい。
長時間お並びいただきますので防寒にご留意下さい。
「新春法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」
2017年 1月 1日(日・祝)
午後2時〜3時
講師:梶田真章
参加志納
於 南書院
「新春法話『共に生きる〜絆と縁、愛と慈悲〜』」
2017年 1月 2日(月)
午後2時〜3時
講師:梶田真章
参加志納
於 南書院
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座『佛教で生きる』」
1月18日(水)、2月1日(水)、3月1日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
1月18日(水) 「中国浄土教の念佛」
2月 1日(水) 「比叡山の念佛」 3月 1日(水) 「法然・親鸞・一遍の念佛」 |
受講料 8,424円(3回)
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com