法然院サンガ: 288
法然院サンガからのご案内
N-0288-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
残暑お見舞い申し上げます。 9月も末となりましたが未だ日中は30℃近くまで気温が上がる日もあり夏の暑さが残っています。一方、境内では秋海棠(しゅうかいどう)が盛りを迎え、酔芙蓉や紅芙蓉も咲き、銀杏が盛んに落ちて秋酣の風情も感じられます。皆様方にはいかがお過ごしでいらっしゃいますか、お伺い申し上げます。下記の通り御参詣をお待ち申し上げております。
9月28日から10月10日(月・祝)まで高島屋京都店で開かれている「没後20年特別展 星野道夫の旅」の展示監修のために京都に来られた星野直子さん[写真家にして優れた文筆家でもあった星野道夫さんのお連れ合い]が9月26日の夕方に当院をお訪ね下さり、暫し歓談いたしました。1996年1月27日〜2月4日に法然院講堂にて「星野道夫 写真展『アラスカ』」が開かれ、期間中は星野さん御夫妻と未だ1歳だった御子息の翔馬さんが法然院森のセンターに逗留されましたが、その半年後の8月8日に星野道夫さんはテレビ番組の取材で訪れておられたカムチャッカ半島のクリル湖畔でヒグマに襲われて旅立ってしまわれました。あれから20年、翔馬さんは大学生となられ法学部で学ばれているとのことです。10年ぶりに全国を巡回している写真展の会場で久々に星野さんの大きな写真と向き合い、写真に添えられた言葉を噛みしめ、自身の20年を振り返りつつ、星野さんが伝えられたかったことに心を重ねるひとときを過ごしたいと思います。皆様も是非、期間中に高島屋京都店へお出掛け下さい。
御本尊に供えられた菓子や果物のお下がりを貧困家庭におすそ分けする「お寺おやつクラブ」(超宗派佛教徒によるインターネット寺院『虚空山彼岸寺』の活動の一環として始まった取り組みです)にも協力しておりますので、御家庭で余っている食品(菓子・果物・海苔・醤油・油など)をお届け下されば有効に活用させていただきます。ご協力を何卒宜しくお願い申し上げます。 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが境内の環境保全には年間1000万円以上かかりますので広く御寄付を募っております。今年は食堂(文殊菩薩像を安置し、毎月の佛教書を読む集いや読書会に利用しています)の屋根の葺き替え工事、7月17日〜18日の集中豪雨で崩落した墓地の崖の修復工事、白砂壇西側と経蔵西側の竹垣修復工事などを行いました。ご協力いただける方は郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院(ほんざんししがたにほうねんいん) 東北地方太平洋沖地震と大津波、東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年半以上経ちますが、まだ大震災後ではなく大震災真只中の日本です。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味し、漢訳では僧伽(そうぎゃ)、略が僧です。従って僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味しました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせる阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただけるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が継続しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を重ねる同情)の精神に基づき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、拘らず、返礼を求めず、生かされていることの感謝の表現として出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施(法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、身体を他者のために使う等)・無畏施(安心を与える))に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。 社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。本年も心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 法然院 梶田真章 |
「秋の夜に バロックの調べ 〜ソプラノとフルートで描く音の風景 III〜」
10月 1日(土)
午後6時(午後5時半開場)
於 方丈
ソプラノ:菅野厚子 フルート、フラウト・トラベルソ:岡本佐紀子 チェンバロ:片上のぞみ |
A.カンプラ 蝶の歌
J.S.バッハ 「ゴルトベルク変奏曲」よりアリア
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チケット取扱い
アメリカ屋楽器店 Tel.075-441-2341
後援/大阪音楽大学同窓会《幸楽会》、京都フランス歌曲協会
ご予約・お問い合わせ
グリーンプレイス京都 greenplace615@yahoo.co.jp、Fax.075-211-9778、Tel.090-1487-5367
「第49回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾『歎異抄』を読む」その7
第7章、第8章
10月 2日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。
テキスト『歎異抄』[阿満利麿 訳・注・解説]を購入される方は別に1000円が必要です。
今回は「念佛者は無礙の一道なり。」で知られる第7章と「念佛は行者のために非行・非善なり。」で知られる第8章です。 |
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座 佛教で生きる」
10月5日(水)、11月16日(水)、12月7日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
11月16日(水) 「即身成佛について」 12月 7日(水) 「念佛の種類について」 |
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 8424円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「藤田孝典著『貧困世代〜社会の監獄に閉じ込められた若者たち〜』(*)を読む」
第1回
(*)講談社現代新書
10月 6日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
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ご参加いただける方はテキスト(820円)をご購入の上、事前にお読み下さい。
昨年20万部を超えるベストセラーとなった「下流老人」の著者が今度は若者の貧困について書かれました。 |
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「ミュージック(亀工房)×ネイチャーフォト(川添宣広)」
10月 8日(土)
午後6時(午後5時半開場)
於 方丈
亀工房 (前澤勝典&朱美:ギター&ハンマー・ダルシマーのデュオ) 川添宣広 (写真家) |
参加料:前売 3000円、当日 3500円
ご予約・お問い合わせはオフィス亀工房
Tel.090-9668-7238 e-mail:kamekobo45@gmail.com まで
メールの場合、件名に「10/8 法然院」と記入、
お名前、参加人数、〒住所、電話番号を明記の上、送信して下さい。
「第132回 法然院 森の教室『ミミズのおはなし』」
10月 9日(日)
午後2時〜午後4時
於 本坊
講師:渡辺弘之先生(京都大学名誉教授、社叢学会副理事長)
参加費 500円(中学生以下 無料)
当日参加も受け付けますが、できればお申し込み下さい。
お問い合わせ・お申し込みは法然院森のセンター フィールドソサイエティー(Tel.075-752-4582)まで
「あかり と ひびき 展」
10月11日(火)〜16日(日)
午前10時〜午後4時
無料
於 講堂
キャンドル作家:さとう たかみ 三昧琴:河上知明 |
あとりえ三昧亭 石川県小松市糸町3−13
Tel.0761-22-0768
URL
"http://www.ne.jp/asahi/zan/mai/index.htm"
"http://www.ne.jp/asahi/zan/mai/index.htm"
「三昧琴ライブ@法然院講堂」
10月11日(火)、10月13日(木)、10月15日(土)
何れも午後5時〜6時半
三昧琴奏者 福島千種によるミニライブ
参加料 1000円(ご予約不要)
ライブお問い合わせ chigusa@space-u.net
「東北関東大震災 物故衆生 月忌追悼法要」
10月11日(火)
午前11時
参加 御志納
於 本堂
地震発生から5年7ヶ月。追悼や被災者に心を寄せるお気持ちを何らかの形で表現されたい方は
お集まり下さい。志納されたお金は「未来の福島こども基金」へ寄付させていただきます。
合掌 |
「デビュー15周年 徳田恵美 津軽三味線ライブ」
10月15日(土)
午後6時(午後5時半開場)
参加料 2000円
於 大書院
徳田恵美、山本 香、笠置明弘、中尾玲子、藤上真太郎、岡田容子、小園龍子 |
合奏曲六段、おどはだり、津軽の響 津軽あいや節、津軽よされ節、津軽じょんから ソーラン節、花笠音頭 他 |
ご予約お申し込み:徳田恵美(Tel.080-5360-5183)または
でくの工房・志摩欽哉(Tel.090-1248-4679)まで
「第4回 京都墨彩画壇秀作展」
10月18日(火)〜23日(日)
午前10時〜午後 4時
(初日は正午から、最終日は午後3時半まで)
無料
於 講堂
連絡先/京都墨彩画壇事務局
Tel.06-6909-7047
INOUE 青煌 様方
「魚川祐司著『仏教思想のゼロポイント〜悟りとは何か〜』(*)を読む」
第5回
(*)新潮社
10月20日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
(テキストをお持ちでない方は別に1600円が必要です。)
「法然院 奉納コンサート Vanitas〜虚栄〜」
10月23日(日)
午後3時半(午後3時開場)
於 本堂
笠原雅仁(歌、リュート、コルネット) 上野訓子(コルネット) パブロ・エスカンデ(オルガン、チェンバロ) 三橋桜子(チェンバロ) |
カッチーニ「麗しのアマリッリ」 フレスコバルディ「トッカータ」 作曲者不詳「苦い孤独」 他 |
奉納料 2500円
お問い合わせ・ご予約:アートライフみつはしまで
Tel.075-752-3814
E-mail:al-3hasi@muse.ocn.ne.jp]
「第235回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
10月26日(水)
午後3時〜5時45分
参加 御志納
於 本坊
ご予約不要です。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半 〜 4時半 おはなし 「奈良佛教の僧の言葉で学ぶ佛教」梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 おんがく
出演 歌:和サブロー
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「秋季 伽藍内特別公開」
11月 1日(火)〜 7日(月)
午前9時〜午後4時
主催 京都古文化保存協会
入山料
一般 800円 中高校生 400円
方丈の重要文化財の襖絵、堂本印象の襖絵、大書院の龍の襖絵などをご鑑賞下さい。随時、法話もいたして
おります。法話の時刻は毎日変わります。ご聴講ご希望の方は当日の朝に時刻をお問い合わせ下さい。
合掌 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com