法然院サンガ: 243
法然院サンガからのご案内
N-0243-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
年が明けまして、それぞれに一つ歳を取られ、誠におめでとうございます。新年の日々をいかがお過ごしでいらっしゃいますか。良き歳をお過ごしになられますよう願っております。大晦日は少し冷え込んでおりましたが、当院では老若男女、300名以上の方々が除夜の鐘を撞かれ、無事に年を越すことができました。有難いことでございます。東北地方太平洋沖地震と大津波、福島第一原子力発電所の事故から1年10か月が経ちますが、岩手県沿岸部の陸前高田市、大船渡市、釜石市、大槌町、山田町、宮古市を昨年10月16日〜17日の1泊2日で巡らせていただき現地の様子を見聞した感想といたしましては、福島県だけではなく岩手県沿岸部も決して大震災後ではなく大震災真只中でした。原子力発電は、たとえ発電所における事故がなくとも、ウラン採掘によりオーストラリアの先住民の居住地など鉱山周辺の大地を汚染し、発電所で働く作業員の方々に放射線による被曝を日常的に強い、膨大な時間に亘って廃棄できない放射能汚染物質を管理し続けなければならないという、人類を含め、地球上の生き物とは共存できない事業です。私は、福島第一原子力発電所の事故以降、原子力発電所の無かった日本に戻ることに明日への希望を見出したいと思います。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界〔浄土〕である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。信心を定めて『南無阿弥陀佛』と唱えるのではなく、『南無阿弥陀佛』と唱えていると信心が定まってゆくのです。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。 世界では出口の無い戦い、痛ましい事件が続き、日本では未曾有の震災が発生しておりますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛と向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。 法然院 梶田真章 |
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては、広く御寄付を募っております。御寄付をいただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。
郵便振替口座番号:01050−4−60318
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法然院をお預かりして29年近く、この間の想いを同人誌『連続無窮』第10号(1200円)に、一昨年3月11日の東北地方太平洋沖大地震、福島第1原子力発電所の事故以降半年間の想いを同人誌『連続無窮』第11号(1200円)に、昨年3月14日の京都水族館開業についての想いを同人誌『連続無窮』第12号(1200円)に、「黙祷」という習わしが広まっていることについての念佛者としての想いを同人誌『連続無窮』第13号に書かせていただきました。ご一読賜れば幸いでございます。合掌 |
前回の葺き替えから25年以上が経ち、傷みの激しい山門の茅葺き屋根を来年2月から3月にかけて葺き替えることにいたしました。費用は390万円です。この事業につきまして有志の方々に浄財をお寄せ賜わりたく存じます。ご協力賜われます方は郵便振替用紙の通信欄に「山門修理寄付」とご記入の上、「郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院」までお振込み下さいますよう何卒宜しくお願い申し上げます。 |
「東北関東大震災物故衆生月忌(がっき)追悼法要」
1月11日(金)
午前11時
於 本堂
参加料 志納
地震発生から1年10カ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。 志納されたお金は被災者支援のため、「サンガ岩手」へ寄付させていただきます。 合掌 |
「第18回 ちおん舎・新・染屋町寄席」
1月11日(金)
午後7時(午後6時半開場)
於 ちおん舎
京都市中京区衣棚通(烏丸通から西へ三筋目)三条上ル西側
Tel.075-221-7510]
桂 雀太 「上燗屋」 笑福亭三喬 「お楽しみ」 桂ちょうば 「初音の鼓」「一文笛」 |
参加料 ご予約:1300円、当日:1500円
お問い合わせ・ご予約は法然院サンガまで
「2013年 法然院サンガ新年会」
1月12日(土)
参加料 2000円
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
準備の都合上、
第4部の「新年宴会」にご参加いただける方は、
1月10日までに必ずご予約下さい。
本堂でご一緒に南無阿弥陀佛を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時15分 「法話:今年も専修(せんじゅ)念佛に生きる」 梶田真章 第3部 午後4時半〜5時45分 「遊びの玉手箱」大道芸で新春を寿ぐ 出演 大塚珠代さん 他 第4部 午後6時〜 「新年宴会」
各自、交換用のプレゼントを
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「兵庫県南部地震 物故衆生追悼の集い」
1月16日(水)
午後2時
当院では震災後、1ヶ月、3ヶ月、初盆、一周忌、一周忌以降は毎年1月16日か17日に追悼の集いを開いてまいりました。ご参詣をお待ち申し上げます。ご都合の良い時刻からご参加下さい。 |
第1部 午後2時
「兵庫県南部地震19回忌 物故衆生追悼法要」 於 本堂
もう18年、まだ18年。
第2部 午後2時50分 「兵庫県南部地震の被災地に向けて追悼と希望の鐘を鳴らす」 於 鐘楼 ご参詣の皆様方に、被災地に向けて一打ずつ鐘を撞いて頂きます。 第3部 午後3時15分〜4時 「追悼演奏」 揚琴(ようきん・ヤンチン)・オカリナ:友枝良平 於 本坊
友枝さんには震災後、毎年、追悼演奏をお願いしてきました。
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「『仏教入門』(三枝充悳著・岩波新書)を読む」第5回
*三枝充悳(さいぐさみつよし)
1月17日(木)
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(テキストをお持ちでない方は、別に850円が必要です。)
平川 彰 先生の「仏教入門」を読ませていただいてから時が流れましたので、此度は三枝先生の「仏教入門」を 取り上げております。入門とはいえ、難しい内容を含んでおりますが、ご一緒に読んでまいりましょう。 梶田真章 |
「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座『佛教で生きる』」
1月22日(火)、2月26日(火)、3月26日(火)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
2月26日(火) 「『法句経』〜お釈迦さまの教え〜」 3月26日(火) 「『般若経』〜一切は空〜」 |
受講料 8,190円(3回)
於 朝日カルチャーセンター大阪
(大阪市北区中之島 中之島フェスティバルタワー18階)
*3月26日は法然院にて
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座『佛教で生きる』」
1月23日(水)、2月 6日(水)、3月 6日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
2月 6日(水) 「『法句経』〜お釈迦さまの教え〜」 3月 6日(水) 「『般若経』〜一切は空〜」 |
受講料 8,190円(3回)
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「平田オリザ著『わかりあえないことから〜コミュニケーション能力とは何か〜』を読む」
1月24日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
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於 本坊
参加料 志納
ご参加いただける方はテキスト(750円)をご購入の上、事前に第1章をお読み下さい。
「第190回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
1月26日(土)
午後3時〜6時
参加志納
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時 〜 3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半 〜 4時半 おはなし 「法然上人の佛教」 梶田真章 第3部 午後4時45分〜午後5時45分 おんがく
出演:リピート山中さん
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「第36回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『なぜ智者の振る舞いではダメなのか〜極論の効用〜』
2月 3日(日)
午後3時〜6時
於 本坊
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半 〜 6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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法然上人は一枚起請文で、「智者の振る舞いをせずして、ただ一向に念佛すべし」と説かれています。なぜ智者の振る舞いではダメなのか、阿満先生に語っていただきます。有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌 梶田真章 |
参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院サンガまで。
「愛蘭(アイルランド)と和の音楽」
2月16日(土)
午後7時(午後6時半開場)
於 本坊
内藤希花(フィドル・ハープ) 城田純二(ギター・バンジョー) |
参加料 前売:3000円、当日:3500円
ご予約は法然院サンガ または 10strings.j@gmail.com まで
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com