法然院サンガ: 219
法然院サンガからのご案内
N-0219-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
境内には色とりどりの椿の花が咲きそろってまいりました。本日、京都ではソメイヨシノの開花が宣言され、春本番のようでございます。3月11日(金)午後2時46分に発生した東北から関東地方にかけての太平洋沖を震源域とするマグニチュード9.0(1995年1月17日の兵庫県南部地震のマグニチュードは7.3)の地震とそれに伴う津波による東北関東大震災によって他界された方々、更にはヒト以外の動植物を含む生きとし生けるものに心から哀悼の意を表すために本尊阿弥陀如来像の前に「東北関東大震災物故衆生之霊」の位牌を安置して念佛を唱えております。また被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。関東地方では計画停電が始まり、直接被災されていない皆様方も御不自由な生活と存じます。京都から出来ることは限られておりますが、今後は復興への道程が長く続くことになりそうですから時機に応じて細やかな支援活動に取り組んでゆきたく存じております。直接、義捐金で被災地の復興を支援されたい方は以下の団体の活動にご参加下されば幸いです。 「特定非営利活動法人 アーユス 仏教国際協力ネットワーク」が、被災地の寺院を拠点に被災地の復興を支援したいという趣旨で募金活動を始めています。ご協力いただける方は以下の口座にお振り込み下さい。宜しくお願いいたします。
・郵便振替 00120-3-711893 「アーユス」
・三菱東京UFJ銀行 深川支店 普通預金0689965
サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処です。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。佳いお歳をお迎え下さい。合掌。 法然院 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
昨年11月10日の「当院中興第2世 忍澂和尚(にんちょうかしょう)300回忌」に当たり、当院で起居されたことのある桝田英伸和尚 が、江戸時代の珂然(かねん)和尚が忍澂和尚の御生涯を纏められた「忍澂和尚行業記」を現代語訳され、『師、威厳あって温厚 なり〜法然院の忍澂上人のはなし〜』という題で風濤社から出版されました。頒価は2940円です。郵送ご希望の方は郵送・ファ クシミリ・E-mailでお申し込み下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします(送料共で3000円)。
待望の阿満利麿(あま としまろ)先生のご著書「親鸞」〔ちくま新書、700円〕が刊行されました。謹んでご一読をお勧めいたしま す。法然院でも取り扱っておりますので、郵送ご希望の方はお申し越し下さい。送料とも 1000円 です。
私は邦楽普及活動を支援いたしております。ご自宅で眠っているお箏、尺八、箏爪などはございませんか? お箏体験教室で使用したり、全国の大学邦楽部へ寄贈させていただきます。昨年ご寄贈いただいたお箏の中には貴重な品もあり、プロの演奏者の方にも喜んでいただきました。ご提供いただける品がございましたらご一報下さい。 真章
此度、かもがわブックレット180として「京都に海の水族館? 市民不在のまちづくり計画」(京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会編 定価:630円)が出版されました。当院玄関受付並びに法然院森のセンターにて頒布いたしております。郵送ご希望の方は、法然院サンガまでお申し込み下さい。郵便振替用紙を同封し、郵送いたします(送料込:700円)。 |
「山田水雲 心書・絵画展」
3月29日(火)〜4月3日(日)
午前9時〜午後4時
無料
於:講堂
お問い合わせ:日本心書研究会 まちかどアート館 山田水雲さん(Tel.090-9569-6166)まで
「春季 伽藍内特別公開」
4月1日(金)〜7日(木)
午前9時半〜午後4時
文化財保存協力料:500円
方丈の重要文化財の襖絵、大書院の龍の襖絵、見頃の中庭の三銘椿(花笠椿・貴(あて)椿・五色散椿)などをご鑑賞下さい。随時、法話もいたしております。法話の時刻は毎日変わります。ご聴講ご希望の方は当日の朝に時刻をお問い合わせ下さい。 合掌 |
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座」
『法然と親鸞の佛教』
4月6日(水)、6月1日(水)、6月29日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
4月 6日 「宗教とは何か。佛教とは?」
6月 1日 「阿弥陀信仰の歴史」 6月29日 「法然と親鸞の出会い」 |
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料 8,190円(3回)
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「あかりとひびき展」
4月8日(金)〜10日(日)
午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)
無料
於:講堂
作家:あとりえ三昧亭 河上知明・河上真琴(鍛鉄)、河上美津子(蒔絵)
Tel.0761-22-0768(全日作家在廊)
「灌佛会(かんぶつえ)」(花まつり)兼ねて「法然上人誕生会」
4月8日(金)
午後2時半
参加志納
事前申込制
お釈迦さまのお誕生日をお祝いし、本堂内に安置した誕生佛に境内に咲く椿などの花を供え、甘茶をかけていただきます。法然上人のお誕生日(4月7日)のお祝いも行ないます。ご友人等お誘い合わせの上、ご参詣下さいますようご案内を申し上げます。準備の都合上、ご参詣いただける方は4月4日までに必ずお申し込み下さい。 合掌 |
灌佛会の前、午後2時から稚児行列を行いますので、お稚児さんを募集します(4歳〜小学生)。
ご参加いただける方は4月3日までにお名前・性別・身長をお知らせ下さい。
参加料:お一人 3000円(貸衣装代・記念写真代等)
履物は各自ご用意下さい。
ご参加いただけるお子さまと保護者の方は、当日午後1時半までにお越し下さい。
「『京都に海の水族館?市民不在のまちづくり計画』出版記念の集い」
4月8日(金)
午後7時〜9時
梅小路公園での水族館建設は着々と進められておりますが、私たち「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える 会」実行委員会では改めて水族館建設の意味を問いたいとの趣旨で、各分野の先生方のご執筆、かもがわ出版のご協 力を得て「かもがわブックレット180」として出版いたしました。この機に改めて皆様方の現在の想いを語り合う場を企画 いたしました。岡崎公園でも梅小路公園と同様の動きが進行中の春の宵、ご参集賜れば幸いでございます。 合掌 |
参加費 800円
参加者には本を一冊、謹呈いたします。
ご参加のお申し込みは、法然院サンガまで
「お箏体験」
3月12日(土)
午後4時〜5時
参加無料
小中高校生、大学生の方、大歓迎いたします。
「東北関東大震災 物故衆生 初月忌(しょがっき)追悼法要」
4月11日(月)
午前11時
参加 志納
於 本堂
地震発生から1カ月。追悼や復興への決意を何らかの形で表現されたい方はお集まり下さい。志納されたお金は 被災地支援のため、「特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク」に寄付させていただきます。 |
「鷲田清一著『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』を読む」
第9回
第9章 同じになるよりすれ違いが大事?
〜コミュニケーションについて〜
4月14日(木)
午後1時半〜3時45分
於:本坊
主宰:梶田真章
参加料 志納(初めての方はテキスト代として700円が必要です)
『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』をご一緒に読み、語り合います。どうぞご参加下さい。 |
「第126回 法然院森の教室『動物たちが教えてくれたこと』」
4月17日(日)
午後1時半(午後1時開場)
於:本坊
参加費 1000円
お申し込み不要
定員100名(当日先着順)
午後1時半〜2時15分 講演 「北の国で動物を描く」
講師:あべ弘士さん(絵本作家、元旭川市旭山動物園飼育係) 午後2時半〜3時45分 鼎談 「動物園や水族館を語ろう」
講師:あべ弘士さん、山極寿一さん(国際霊長類学会会長)
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主催:フィールドソサイエティー
Tel.075-752-4582 Fax.075-752-4583 E-mail:moricent@deluxe.ocn.ne.jp
「『法然上人のお言葉』を読む」
第6回
4月21日(木)
午後1時半〜3時45分
講師:梶田真章
参加:志納
於:本坊
浄土宗総本山知恩院浄土宗学研究所編集委員会 編訳の「法然上人のお言葉」を ご一緒に読んでおります。ご参加をお待ち申し上げております。合掌 真章 |
「第169回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
4月26日(火) 午後3時〜5時45分
参加志納
於:本坊
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時〜3時半 おつとめ
本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「今、再び、お釈迦さまの教えに学ぶ」梶田真章 第3部 午後4時45分〜5時45分 おんがく
出演 邦楽ユニット「那々」
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「東北関東大震災 物故衆生 四十九日 追悼法要と被災地支援の集い」
4月28日(木)
午後2時〜5時
参加:志納
地震発生から四十九日。追悼法要と復興支援に関する情報交換を行いたいと思います。志納されたお金は 被災地支援のため、「特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク」に寄付させていただきます。 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com