法然院サンガ: 215

法然院サンガからのご案内

N-0215-J

平成22年11月30日更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 南無阿弥陀佛。紅葉が盛りを迎え、境内が一年で一番賑わう季節を迎えました。皆様方には、いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処かと存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。合掌。

                                法然院  梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌

                                    梶田真章


「ありのまま」
〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜


 「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円)

                                    梶田真章


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「雨ノ宮洋之(雨月陶齋)作品展」
〜釉裏彩画焼・・春秋の器〜
土の器の四季

11月29日(月)〜12月 5日(日)

午前9時〜午後4時半
(初日は正午から、最終日は午後4時まで)

於 講堂

無料

作家工房 東京都武蔵村山市三ツ木3−29−1 三ツ木陶芸工房 Tel.042-560-8354


「鷲田清一著『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』を読む」
第5回
第5章 時は流れない? 〜時間について〜

12月 2日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

主宰 梶田真章

参加料 志納(テキスト代として700円が必要です)

『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』をご一緒に読み、語り合います。どうぞご参加下さい。合掌 真章


「第10回 夷川サロン講座 佛教に親しむ『愚者の自覚に生きる』」

12月4日(土)

午後4時半〜6時

講師:梶田真章

参加費 1000円

「第10回 夷川サロン寄席 桂 塩鯛 落語の宴」

『襲名披露興行よもやま話』他一席

12月4日(土)

午後6時半〜8時

参加費 2500円

(サロン講座とサロン寄席に続けて参加される方は、3000円 です)

於 アートステージ567(中京区夷川通烏丸西入 コロナ堂2階)
市営地下鉄「丸太町」駅6番出口から徒歩1分)

定員30名です。

お申し込みは必ず事前にアートステージ567(Tel.075-256-3759)まで

 南無阿弥陀佛

 桂塩鯛(都丸改め)師匠は、本年8月6日の大阪サンケイホールブリーゼから明年2月19日の京都南座に到る襲名披露興行の真最中でございますが、お時間を作っていただき、昨年7月以来、久しぶりに夷川サロン寄席を開かせていただけることとなりました。露払いとして夷川サロン講座「佛教に親しむ」『愚者の自覚に生きる』も開きます。ご襲名後、ますます充実の塩鯛落語を定員30名の空間でお楽しみ下さい。ご参加をお待ち申し上げております。合掌
                                      梶田真章


「風の彩(いろどり) 二管の綾 其の三」

12月 4日(土)

午後6時半(午後6時開場)

於 本坊

出演


真笛(まこぶえ):山口幹文 

篠笛(しのぶえ):森 美和子

チケットお申し込み・お問い合わせ:Tel.090-7094-8875(森さん) E-mail:info@fuefuki.org


「第35回 法然院 夜の森の教室」
『水族館の現状と課題(仮)』

12月 5日(日)

午後6時〜8時(午後5時半開場)

於 本坊

講師:神戸市立須磨海浜水族園 園長 亀崎直樹さん

参加料 1000円(高校生以下 無料)

ご予約は法然院サンガまで

亀崎直樹


1956年、愛知県豊橋市生まれ。鹿児島大学水産学部卒業後、名古屋鉄道Mに入社。南知多ビーチランドの建設運営に携わる。イルカの担当をしたこともあったが、適性がないと周囲に判断され、ウミガメを見るようになる。その後、八重山諸島黒島の(財)海中公園センター八重山海中公園研究所に派遣され,4年間の竜宮城生活で熱帯病にかかる。家族を抱えたまま名鉄を退職し、京都大学理学部動物学教室研修員を経て京都大学大学院人間・環境学研究科入学、カエルの松井正文先生の下、1997年にウミガメの研究で博士号を取得する。退職後 は河合塾予備校で教鞭を取り、本年4月1日に神戸市立須磨海浜水族園の園長に就任。日本ウミガメ協議会が発足した1990年より代表(現在は会長)を務めており、IUCN(国際自然保護連合)ウミガメ専門委員。


「中野 亘 陶展『そらのそこで』」

12月 7日(火)〜12日(日)

午前10時〜午後4時

於 南書院

無料

「IMPROVISATION CONCERT Vol.3」

12月11日(土)

午後5時

山本公成(ソプラノサックス)+中野 亘(土笛)

参加料 ご予約 2000円  当日 2500円

ご予約は亘陶房まで Tel.&Fax.0748-24-0882


「成道会(じょうどうえ)」

12月 8日(水)

午後2時

 お釈迦さまの成道(悟りを得られたこと)を讃え、報恩感謝の気持ちを込めて 本堂にて法要を厳修し、経蔵に参拝いたします。後、抹茶を呈上いたします。 ご参加いただける方は、準備の都合上、12月6日までにお申し込み下さい。


「風の集い」
SOHO禅(観音禅・感謝念佛)

12月12日(日)

午後2時〜5時頃(午後1時半開場)

於 本坊

主宰:町田宗鳳(そうほう)先生(広島大学大学院総合科学研究科教授)

参加料   一般 1500円  学生 1000円

法然院サンガまでご予約下さい。


「『法然上人のお言葉』を読む」
第2回

12月16日(木)

午後1時半〜3時45分

講師:梶田真章

参加 志納

於 本坊

浄土宗総本山知恩院浄土宗学研究所編集委員会 編訳の「法然上人のお言葉」を ご一緒に読んでおります。ご参加をお待ち申し上げております。合掌
                                        真章


「第23回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『親鸞からの手紙』を読む 第2回

12月19日(日) 午後3時〜6時

午後3時〜3時20分  念佛一会(いちえ)  本堂にて念佛を唱えます。

午後3時半 〜 6時  講話会        書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
                       後半は対話によって深めます。

 有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌
                                      梶田真章

参加料 1000円(当日、お納め下さい。)

お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。


「歳末法話『クリスマス・除夜の鐘・初詣』」

12月23日(木・祝)

午後2時〜3時半

講師:梶田真章

参加志納

於 南書院


「第165回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

12月26日(日)

午後3時

参加志納

準備の都合上、第3部にご参加の方はご予約下さい。

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時 〜 3時半   おつとめ

                 本堂でご一緒に礼拝をいたします。

第2部 午後3時半〜4時15分  おはなし

                 「専修念佛に生きる」   梶田真章

第3部 午後4時半〜午後6時   「年忘れ落語会」

                  出演:桂 ちょうば、桂 団朝、桂 千朝

今年も豪華メンバーでの年忘れ落語会です。お聞き逃しなく。

「2010年 法然院サンガ 忘年会」

午後6時15分(午後6時から受付)

どなたでもご参加いただけますが、ご予約が必要です。

参加料 2000円

各自、交換用の贈り物(予算ご自由)を一品ご持参下さい。

差し入れも歓迎いたします。

ご参加いただける方は、準備の都合上、
法然院サンガへ12月23日までに必ずご予約下さい。


「除夜の鐘」

12月31日(金)

午後11時半〜

参詣者に一つずつ鐘を撞いていただき、年を越します。

参加志納

於 鐘楼

お申し込み不要です。先着順にお並び下さい。

長時間お並びいただきますので防寒にご留意下さい。


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com