法然院サンガ: 212
法然院サンガからのご案内
N-0212-J
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法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
地球温暖化と言うよりも灼熱化と言いたくなり、往く夏を惜しむよりも秋風が待ち望まれる今年の晩夏です。日本は温帯から亜熱帯の国になったのでしょうか。京都を取り囲む山々でも急速に「ナラ枯れ」が進行し、夏というのに茶色の木々が目立つ深刻な事態です。残暑〔酷暑〕お見舞い申し上げます。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処かと存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。まだまだ暑さが続くようです。ご自愛の程を念じ上げます。合掌。 法然院 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「森 武史 写真展 『熊野修験(しゅげん)』」
8月30日(月)〜9月5日(日)
午前10時〜午後4時
伊勢和紙プリントによる写真展です。
於 講堂
無料
「鷲田清一著『わかりやすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』を読む」
第2回
第2章 こころは見える?〜ふるまいについて〜
9月2日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
主宰 梶田真章
参加料 志納(テキスト代として700円が必要です)
意味、ふるまい、人格、生理、時間、責任、自由などについて書かれた鷲田清一先生(大阪大学総長)の『わかり やすいはわかりにくい?〜臨床哲学講座〜』をご一緒に読み、語り合います。どうぞご参加下さい。合掌 真章 |
「天女座 シンセサイザーコンサート」
9月4日(土)
午後6時半〜8時(午後6時開場)
前売:3000円 当日:3500円
コンサートについてのお問い合わせは、Tel.090-1471-7241(矢吹さん)、http://www.tennyoza.comまで
「風の集い」SOHO禅(観音禅・感謝念佛)
9月5日(日) 午後2時〜5時頃(午後1時半開場)
於 大書院
主宰:町田宗鳳(そうほう)先生〔広島大学大学院総合科学研究科教授〕
参加料:一般 1500円、学生 1000円
法然院サンガまでご予約下さい。
「第125回 法然院森の教室」
『ぼくは猟師をやっている』
9月5日(日)
午後2時〜5時頃(午後1時半開場)
講師:千松信也さん(ワナ猟師)
於 法然院森のセンター ワークルーム
参加費 500円
定員 30名
事前に、法然院森のセンター[Tel.075-752-4582]までお申し込み下さい。
『ぼくは猟師になった』(リトル・モア)の著者に、その醍醐味を語っていただきます。
「第4回 ちおん舎・新・染屋町寄席」
9月10日(金)
午後7時(午後6時半開場)
染屋町寄席が復活いたしました。
於 ちおん舎[京都市中京区衣棚通(烏丸通から西へ三筋目)三条上ル西側
Tel.075-221-7510]
桂 米紫 「堪忍袋」「おごろもち盗人」 桂 ちょうば 「平林」「皿屋敷」 |
参加料 ご予約 1300円 当日 1500円
お問い合わせ・ご予約は法然院サンガまで
「阿満利麿著『四十八願論』を読む」 第5回
9月16日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(初めての方はテキスト代として別に800円が必要です。)
同人誌『連続無窮』第8号の別冊『四十八願論〜悲願の佛教 法蔵菩薩〔阿弥陀佛〕の四十八願〜』をご一緒に 読んおります。法蔵菩薩の四十八願すべてを阿満先生が解説された力作です。どうぞご参加下さい。梶田真章 |
「第13回 木洛会 法然院展」
9月17日(金)〜19日(日)
午前9時〜午後4時半
於 講堂
無料
主催 京都木工芸協同組合青年部
「第23回国際霊長類学会大会」(第26回日本霊長類学会大会)市民公開講座
『暴力の起源とその解決法』
9月18日(土)
午後1時半〜5時半
於 京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール
午後1時半 〜2時 挨拶:江崎信芳(京都大学副学長)
趣旨説明:山極寿一(国際霊長類学会会長)
午後2時 〜3時 基調講演:「チンパンジーと人間の戦争の起源」
午後3時20分〜3時50分 講演:「狩猟採集民社会と暴力」
午後3時50分〜4時20分 講演:「宗教と暴力」
午後4時半 〜5時半 総合討論
小長谷有紀(国立民族学博物館教授)
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参加無料
同時通訳あり(先着300名分のレシーバーを用意)。
事前の申し込みは不要です。
お問い合わせ:第23回国際霊長類学会大会実行委員会・市民公開講座担当
京都大学大学院理学研究科生物科学専攻人類進化論研究室内
Tel.&Fax.075-753-4098 E-mail:ips2010@jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp
「グループいぶき邦楽コンサートの夕べ(第6回)」
『さやけし新涼によせて』
9月18日(土)
5時半〜
於 本坊
「花ふぶき」「香月」「狂詩的ミューズ」
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尺八:加藤 豊、佐々木翠越、野口虚琢、松末嵐山、吉田靖山 朗読:角森久美子(賛助出演) |
参加無料
お問い合わせ:Tel.075-703-4196(野口さん)、または
Tel.072-774-0510(佐々木さん) まで
「第21回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『親鸞からの手紙を読む』
9月19日(日)
午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半〜6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
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有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌 梶田真章
参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。
「第3回 桂 雀三郎(じゃくさぶろう)独演会」
9月20日(月・祝)
午後3時(午後2時半開場)
於 本坊
桂 雀三郎 「胴乱の幸助」「替り目」 桂 雀喜 「明石飛脚」 桂 雀太 「開口一番」 |
参加料:ご予約 2500円、当日 3000円
ご予約は法然院サンガまで
定員 80名
ご予約で満席の場合、当日券はございません。
「島るり子 うつわ展」
9月28日(火)〜10月3日(日)
午前10時〜午後5時(最終日は午後3時まで)
於 講堂
無料
「つむぎ 佐藤竜子〜植物染め紬織着尺・帯〜」
9月28日(火)〜10月3日(日)
午前10時〜午後5時
於 南書院
無料
オープニング企画
9月28日(火) 午後5時15分より、
片山 旭星さんによる琵琶の演奏があります。
「彼岸会のこころ〜佛教各宗派入門〜」
9月23日(木・祝)
午後1時半〜3時半
講師:梶田真章
参加料:志納
於 本坊
彼岸会の意味は?各宗派が説く悟りへの道についてお話させていただきます。
「鈴木トオル・秋人の園遊会 in 法然院2010」
9月24日(金)
午後6時半(午後6時開場)
於:本坊
前売 3500円(入場順整理番号付・自由席)
お申し込みはメールでakihito-magazine@ezweb.ne.jp
「対話『佛檀・お墓・戒名について』」
9月26日(日)
午後1時半〜2時45分
於:本坊
講師:梶田真章
参加 志納
佛檀・お墓・戒名に関する疑問点にお答えしたいと思います。どうぞご質問下さい。
「第162回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
9月26日(日)
午後3時〜6時
参加志納
於:本坊
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部 午後3時〜3時半
おつとめ 本堂でご一緒にお経を唱えましょう。 第2部 午後3時半〜4時半 おはなし 「こころ豊かに生きる〜あの世はあるのか、ないのか〜」 梶田真章 第3部 午後5時〜 室内楽コンサート 出演:
泉原隆志(ヴァイオリン・ヴィオラ)
プログラム:
ヘンデル/パッサカリア
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「藤原真理 無伴奏チェロの夕べ Vol.6」
10月7日(木)
午後7時(午後6時半開場)
於 本堂
林 光/「土神とキツネ」より 土神 バッハ/無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008 バッハ/無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011 他 |
参加料
一般:ご予約 3500円、当日 4000円
中学生・高校生・大学生・22歳以下の勤労者 2000円
全自由席
小学生以下の方はご参加いただけません。
定員 200名(満席になり次第、締め切らせていただきます。)
お申し込み:電話またはE-mailにて法然院サンガまでご予約下さい。
ファックスによるお申し込みはお受けいたしません。
ご予約で満席の場合、当日券はございませんのでご了承下さい。
宣誉忍澂和尚(せんよにんちょうかしょう)300回忌記念行事月間
「法然院僧伽(サンガ)を悦び、凡夫人間観を伝える」
(10月11日〜11月10日)
宣誉忍澂和尚(1645〜1711)
南無阿弥陀佛
本年11月10日は江戸時代初期の1680(延宝8)年に法然院を中興し、本願念佛の普及を願われた宣誉忍澂和尚の300回忌に当たりますので、ご命日までの1ヶ月間を「300回忌記念行事月間」とし、宣誉忍澂和尚に報恩感謝の心を表し、法然院に集う人々による慈悲の実践の誓いを新たにするために様々な行事を執り行います。有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌
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10月11日(月・祝)
●午後6時〜6時20分(午後5時半〜 受付) 念佛一会(いちえ)〔『南無阿弥陀佛』を唱えます〕 ●午後6時半〜9時
「第34回 法然院 夜の森の教室」
対談: 松沢哲郎〔京都大学霊長類研究所 所長〕 × 山極壽一〔国際霊長類学会 会長〕 司会:梶田真章 参加料 一般・大学生 1000円 高校生以下 無料 定員 200名
10月12日(火)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(1)佛教伝来から奈良時代」 講師:梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 ソプラノ:平井満美子 リュート:佐野健二 参加料 志納 定員 150名
10月13日(水)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(2)平安時代」 講師 梶田真章 午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 尺八三重奏 『風童』 石川利光、岡田道明、米村鈴笙(れいしょう) 参加料 志納 定員 150名
10月14日(木)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(3)平安時代末期〜鎌倉時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」『白拍子舞と浄土の調べ』 白拍子舞:井上由理子、横笛:國富雅惠、土笛:中野亘 他 参加料 志納 定員 150名
10月15日(金)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(4)室町時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」フルート四重奏 奥田裕美、清木(せいき)ナツキ、野口舞子、中川佳子 参加料 志納 定員 150名
10月16日(土)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時 「日本佛教史を語る(5)江戸時代」 講師 梶田真章 ●午後4時半〜5時45分 「奉納舞台」 『Symbiosis(共生)』 ソプラノサックス:山本公成 、琵琶:片山旭星 参加料 志納 定員 150名
10月17日(日)
●午後2時〜2時20分(午後1時半〜受付) 念佛一会 ●午後2時半〜4時
「第22回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
講師 阿満利麿(あま としまろ) ●午後4時半〜6時 「対談 現代における佛教と寺院の可能性」 阿満利麿 × 梶田真章 参加料 志納 定員 150名 |
ご協力を宜しくお願い申し上げます。合掌
加入者名:本山獅子谷法然院 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com