法然院サンガ: 209
法然院サンガからのご案内
N-0209-J
平成22年 6月 4日更新
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
境内の緑が濃くなり、方丈庭園の木々の枝にはモリアオガエルの卵が見られる候となりました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。800年前に法然上人(1133〜1212)は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば、一切の生きとし生けるものを佛に成らせようとする阿弥陀佛の本願の力(他力)によって阿弥陀佛が建立した清らかな世界(浄土)である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができるから、『南無阿弥陀佛』と唱えて生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』を唱えながら、この世で何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、心に余裕のあるときには慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神に基づいて、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施<法施(佛教を説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を他者のために使う 等)・無畏施(安心を与える)>に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ、善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信心の確立、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう、法然上人の教えの現代的意義を説いてまいりたく存じます。社会的役割を担って生きることが現代における生きがいとなっておりますが、寺は参っていただく処ではなく、会社では肩書があり、家に帰られても家での役割に押し潰されそうな時に、肩書や役割を外して帰って来ていただき、慈悲に溢れる佛さまと向き合い、楽になっていただく処かと存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい、「阿弥陀さん、ただいま!」と。合掌。 法然院 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「朝日カルチャーセンター京都公開講座」
法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜
6月 2日(水)、6月30日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
(6月22日は法然院にて)
受講料 有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel.075-231-9693)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」
第12回
6月 3日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(初めての方は、テキスト代として1500円が必要です)
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生(大阪府立大学教授)の
エッセイ、『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。合掌
梶田真章 |
「第10回 梅小路公園の未来を考える会」
〜みんなでアイディアを出し合い、より魅力的な梅小路公園へ〜
6月 3日(木)
午後6時半〜9時
定員 60名(先着順、事前申し込み不要)
於 本坊
内容
梅小路公園を巡る動きの報告、意見交換
〜講演 「市民主体のまちづくりから見た、梅小路公園再整備計画」〜
講師 新川達郎 先生(同志社大学大学院 総合政策科学研究科 教授)
お問い合わせ
「京都水族館(仮称)と梅小路公園の未来を考える会」実行委員会事務局
いきもの多様性研究所内
E-mail:inst.biodiversity@gmail.com Fax(D-Fax):020-4666-3091 (IP・光電話の方は075-203-6449)
「第20回 善気山 専修(せんじゅ)念佛塾」
源信『横川法語』、法然『一紙小消息』のこころ
6月 6日(日) 午後3時〜6時
午後3時〜3時20分 念佛一会(いちえ)
本堂にて念佛を唱えます。 午後3時半 〜 6時 講話会
書院にて阿満利麿先生のお話をお聴きし、
有縁の皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げております。合掌 梶田真章 |
参加料 1000円(当日、お納め下さい。)
お申し込み:電話、E-mailにて法然院まで。
「えま&えそう with Ultra Heaven & Earth」
6月13日(日)
午後6時半(午後6時開場)
於 方丈
唄、二胡・・・・・・・・・・・・・・・・えま ピアノ、民族打楽器・・・・・・・・・・・慧奏 コントラバス・・・・・・・・・・・・・・オカノヒロカズ ディジリドゥ・・・・・・・・・・・・・・ナカハラテツヤ |
参加料:ご予約 2500円、当日 3000円〔学生の方 1000円引、12歳以下無料〕
お問い合わせ・ご予約:うずら音楽舎(Tel.070-5500-1011 http://sound.jp/uzura/)まで
「第12回 天・地・花・風・今 展 『いのち弾んで』」
6月15日(火)〜20日(日)
午前10時〜午後 4時
於 講堂
無料
出品
西島 羊胡(ようこ)、優由珠(まゆみ)、大輔
連絡先 〒601ー1121 京都市左京区静市静原町732 Tel.075-741-3338
Web page 西島羊胡 http://yoko-japan.com 優由珠 http://hanahiraku.com
「『死刑を止めよう』宗教者ネットワーク」
第15回セミナー
『日本人の宗教心から考える死刑廃止』
6月15日(火)
午後7時〜9時
お話 梶田真章
参加費 500円
於 本坊
主催「死刑を止めよう」宗教者ネットワーク
お問い合わせ:Tel.03-3359-7655(担当/柴田さん)
hikigaerulove@yahoo.co.jp
「阿満利麿著『四十八願論』を読む」 第2回
6月17日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(初めての方はテキスト代として別に800円が必要です。)
同人誌『連続無窮』第8号の別冊『四十八願論〜悲願の佛教 法蔵菩薩〔阿弥陀佛〕の四十八願〜』をご一緒に 読んおります。法蔵菩薩の四十八願すべてを阿満先生が解説された力作です。どうぞご参加下さい。 梶田真章 |
「えん 第22回 沙羅の宴」
〜はらい シリーズ〜
No.4 <とわ>
6月20日(日)
午後5時
於 本坊
演奏 筑前琵琶:片山旭星
曲目『壇ノ浦悲曲』『船弁慶』『大原御幸』
参加料 3000円(お茶菓子付 80人まで) 大学生以下 1500円
お申し込み・お問い合わせ・主催 えん 伊藤和子
Tel.&Fax.072-683-6733 E-mail:en-itou@mue.biglobe.ne.jp
「朝日カルチャーセンター大阪公開講座」
法然上人の佛教〜『選択本願念佛集』を読む〜
6月22日(火)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター大阪
(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)
(6月22日は法然院にて)
受受講料 有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel.06-6222-5222)へ
インターネット予約 HYPERLINK "http://www.asahi-culture.co.jp" http://www.asahi-culture.co.jp
「NPO法人 潤Jun文学講座『源氏物語(谷崎潤一郎訳)』を読む」
〜3日で分かる光源氏の物語〜
第3回
6月24日(木)
午後1時半〜3時
於 本坊
講師:武庫川女子大学教授 たつみ 都志 (専門は谷崎潤一郎)
テキストは不要です。
受講料 2000円(資料代を含みます)
お申し込みは、NPO法人 潤Jun [Fax.072-741-2931] まで
「当院中興第1世 萬無和尚(1607〜1681)330回忌」
6月25日(金)
午前10時半
事前申込制
萬無和尚〔知恩院第38世〕のご命日に当たり、本堂にて念佛回向し、墓参いたします。
粗餐呈上いたします。
準備の都合上、ご参詣下さる方は前日までに御連絡下さい。
「第159回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
6月26日(土)
午後3時〜5時45分
参加志納
於 本坊
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。
第1部
午後3時〜3時半
おつとめ
第2部
おはなし
第3部
浪曲:春野恵子さん
|
東京大学教育学部卒業。2003年、二代目春野百合子に入門。2006年、浪曲初舞台。2007年『新星浪曲☆新宣組』を結成。同年、東京の玉川奈々福プロデュースの下で『浪曲乙女組!』を結成、東西で活動中。 |
「第2回『沖縄茶会』」
6月27日(日)
午前9時〜午後4時在釜
会費 500円
於 南書院
亭主:山猫軒 新居万太さん
茶を喫し、沖縄を想う一日です。ご都合よき時刻にお越し下さい。
お問い合わせは、山猫軒茶の湯研究会 新居さん
[Tel.075-721-9534、E-mail:wildcat_house_636@ybb.ne.jp]まで
「第12回 天・地・花・風・今 展 『心象』」
6月29日(火)〜 7月 4日(日)
午前10時〜午後4時
於 講堂
無料
出品 富永(西島) 成風(せいふう)
Web page : http://seifu-japan.com
「亀工房 初夏の京都 de ハンマー・ダルシマー&ギター コンサート」
7月 3日(土)
午後6時半〜8時15分(午後6時開場)
参加料 2500円(当日 3000円)
於 方丈
ご予約・お問い合わせ:オフィス亀工房 まで
(Tel.050ー1110ー9073 または 090ー9668ー7238)
「風の集い」 SOHO禅(観音禅・感謝念佛)
7月 4日(日)
午後2時〜5時頃(午後1時半開場)
於 大書院
主宰:町田宗鳳(そうほう)先生〔広島大学大学院総合科学研究科教授〕
参加料 一般 1500円 学生 1000円
法然院サンガまでご予約下さい。
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com