法然院サンガ: 201

法然院サンガからのご案内

N-0201-J

平成21年10月 1日更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 朝夕は涼しくなりましたが日中はまだ暑気が残っております。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。  

 800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

                                    梶田真章


ラジオ番組のご案内


 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌

                                    梶田真章

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「ありのまま」
〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜


 「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円)

                                    梶田真章


御寄付のお願い


 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌

 郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「虚空山彼岸寺(こくうざんひがんじ)」について


超宗派佛教徒によるインターネット寺院「虚空山彼岸寺」をご存じでしょうか? このホームページのコーナー「坊主めくり」(企画はライターの杉本恭子さん)に私へのインタビューが掲載されております。どうぞご覧下さい。

                                    梶田真章

URL http://higan.net/  


「7回展 あゼット」

10月 1日(木)〜 7日(水)

午前10時〜午後4時(初日は午後2時から/最終日は午後3時まで)

於 講堂

無料


「第6回 月夜一夜の宴 土佐琵琶:黒田月水」

10月 2日(金)

午後 7時

プログラム:平家物語 他

於 本堂

参加料 当日 3500円 (ご予約 3000円)

ご予約は、マチウス・エイト(Tel.&Fax.077-594-2711)、オフィス邦月(Fax.06-6341-2545)まで


「風の楽団 コンサート」

10月 4日(日)

午後6時半(午後6時開場)

於 方丈

出演


山本公成(笛、サックス)

中村 岳(パーカッション)

慧奏(キイボード、パーカッション)

岡野弘幹(ギター、ブズーキ)

えま(ヴォイス、二胡)

杉山八郎(琴、パーカッション)

参加料  前売 3000円  当日 3500円

予約・前売チケット取り扱い うずら音楽舎:070-5500-1011


「朝日カルチャーセンター京都公開講座『私たちと佛教』」

10月7日(水)、11月4日(水)、12月 2日(水)

午前10時半〜正午 

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター京都
(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

講座内容


10月 7日  根本佛教と大乗佛教

11月 4日  大乗佛教の如来  

12月 2日  大乗佛教の菩薩  

     受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「第29回 夜の森の教室」
『雪と氷の世界の生物たち』

10月 7日(水)

午後 7時〜 9時

於 本坊

お話:京都大学野生動物研究センター 教授 幸島 司郎(こうしま しろう) 先生

参加料  一般:1000円 高校生・大学生:500円 中学生以下:無料

ご予約は法然院[Tel.075-771-2420]まで

幸島司郎先生はヒマラヤの氷河で生きる昆虫の発見を始め、さまざまな動植物の生態に関するユニークな研究で著名です。氷河の上を健気に歩く雪虫の映像は感動的。お話も歩んでこられた人生もとても興味深い方です。皆様方のご参加をお待ち申し上げております。合掌                                               梶田 真章

幸島 司郎


1955年、名古屋市に生まれる。1974〜85年、京都大学理学部入学と同時に山岳部に入部。山登りに精を出し過ぎたためか、 学部6年、大学院5年(動物学教室)の長い学生生活を送る。1985〜89年、日本学術振興会奨励研 究員および特別研究員。1989〜 90年、無職(自称フリーサイエンティスト)。立山やアマゾンへ出稼ぎに行ってしのぐ。 1990〜2008年、東京工業大学理学部助教授、 後に大学院生命理工学研究科准教授。 2008年より京都大学野生動物研究センター教授。専門は動物行動学、生態学、雪氷生物学。


「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」
第4回

10月 8日(木)

午後 1時半〜 3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納

(初めての方はテキスト代として 1500円 が必要です。)

自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生〔大阪府立大学教授〕のエッセイ 『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。合掌            梶田真章


「杉原淳平 墨絵展 『夕日が目にしみる』」

10月 9日(金)〜14日(水)

午前10時半〜午後 6時(最終日は午後4時まで)

於 講堂

無料

連絡先 Tel.090-3703-3414(杉原)


「桂団朝(だんちょう)独演会」

10月12日(月・祝)

午後 4時(午後 3時半開場)

於 本坊

桂 団朝『帯久』『お楽しみ』、桂 雀喜『鷺とり』、桂 雀五郎『開口一番』

参加料  ご予約 2000円  当日 2500円

ご予約は、法然院サンガまで

桂 団朝


京都市出身。1987(昭和62)年4月、桂 米朝に入門。ラジオのパーソナリティー、役者としても活躍中。


「『歎異抄(たんにしょう)』(阿満利麿 訳・注・解説)を読む」
第4回

10月15日(木)

午後 1時半〜 3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料:志納
(テキストをお持ちでない方は、別に 1000円が必要です。)


「深井ゆうじん『詩の展覧会』」

10月16日(金)〜21日(水)

午前10時〜午後 4時

於 講堂

無料

僕は こんなに たよりなくても なんと 宇宙の住人です


「第5回『グループいぶき』による邦楽の夕べ〜秋に寄せて〜」

10月17日(土)

午後 5時半

於 本坊

無料

お問い合わせ

野口さん(Tel.075-703-4196)
または 佐々木さん(Tel.072-774-0510])まで


「法然院サンガの遠足 お寺で楽しく考古学」
第20回記念現地講座『山辺の道周辺を歩く』

10月22日(木)

先達:佐古 和枝 先生(関西外国語大学教授)

参加料 10000円
(貸切バス代、昼食代、現地経費 全てを含みます。)

定員:25名(満席になり次第、締め切ります。)

お申し込みは、電話、メールにて[ファックスは不可]法然院サンガまで。

集合      午前7時半:京都市営銀閣寺駐車場    
または     午前8時 :JR京都駅八条口バスプール 

帰着は     午後7時頃の予定            

貸し切りバスにて三輪山を御神体とする「大神(おおみわ)神社」へ。「三輪そうめん山本」にて昼食。午後は桜井市埋蔵文化財センター、箸墓古墳、ホケノ山古墳、景行天皇陵、崇神天皇陵、黒塚古墳などを時間のある限り佐古先生のご案内で見学します。貸し切りバスの中でも佐古先生の素晴らしいご講義を聞けると思います。延べ3時間ぐらいは歩くコースになります。ご自身の脚力とご相談の上、ご参加をお待ち申し上げております。合掌

                法然院 住職 梶田真章


「第151回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

10月26日(月)

午後 3時〜 6時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
ご都合のよい時刻からご参加下さい。

第1部 午後 3時〜 3時半

    おつとめ

    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半

    おはなし

    「阿弥陀如来像について」

    梶田 真章

第3部 午後4時45分〜6時

    おんがく

    京都市交響楽団のメンバーによる室内楽を楽しむ

    出演 フルート:中川 佳子
       ヴァイオリン:泉原 隆志
       ヴィオラ:川本 祥子


「朝日カルチャーセンター大阪 講座『佛教に親しむ』」

10月27日(火)、11月24日(火)、12月22日(火) 

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於 朝日カルチャーセンター大阪
(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)

(11月24日は法然院にて)

講座内容


10月27日   根本佛教と大乗佛教 

11月24日   大乗佛教の如来   

12月22日   大乗佛教の菩薩   

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「法然院 伽藍内 秋季特別公開」

11月1日(日)〜7日(土)

午前9時〜午後4時

入山料(文化財保存協力金) 800円

狩野光信筆 襖絵(重文)、堂本印象筆 襖絵、
その他、屏風などもご鑑賞いただけます。

お申し込み不要です。

期間中、随時法話をいたしますが、法話のない日もございます。

法話の時刻は毎日変わります。

お聴き下さる方は、当日の午前8時から9時の間に電話でお問い合わせ下さい。
〔Tel.075-771-2420〕

主催:京都古文化保存協会


特に記載のない限り、会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

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TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
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