法然院サンガ: 199
法然院サンガからのご案内
N-0199-J
平成21年 8月 1日更新
平成21年 8月26日修正
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
境内では廬山白蓮(ろざんびゃくれん)(中国の長江中流の南にあり、中国浄土佛教発祥の故地である廬山ゆかりの白い蓮)が密かに一輪、二輪と開き、本堂の本尊阿弥陀如来像前の直壇(じきだん)には二十五菩薩を象徴する二十五輪の木槿(むくげ)が並ぶ候となりました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」(周波数 FM 79.7 MHz、毎週火曜日午後10時〜11時生放送)(毎週水曜日午後11時〜12時再放送)(進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞、永峯 翠子、松村紗和子、レポーター:愛名、田村 咲、横槍:梶田真章)を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教、寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8071 中京区寺町三条下ル永楽町224 とーべぇビル3F 303 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。合掌 梶田真章 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
「ありのまま」
「ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜」(梶田真章著、構成・文:村松美賀子、(株)リトルモア刊)頒価:1500円。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。(送料共で1800円) 梶田真章
『法然院』
此度、「新版 古寺巡礼京都 第35巻」として『法然院』が淡交社から刊行されました。
巻頭エッセイ「生かされている私たち」:道浦母都子
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。合掌 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院
超宗派佛教徒によるインターネット寺院「虚空山彼岸寺」をご存じでしょうか? このホームページのコーナー「坊主めくり」(企画はライターの杉本恭子さん)に私へのインタビューが掲載されております。どうぞご覧下さい。 梶田真章
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「朝日カルチャーセンター京都公開講座『私たちと佛教』」
8月 5日(水)、 9月 2日(水)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
受講料:有料
8月5日 輪廻と縁起〜自分とは〜 9月2日 一切は空〜言葉のはたらき〜 |
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「森岡正博著『33個めの石〜傷ついた現代のための哲学〜』を読む」
第2回
8月6日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納(テキスト代として 1500円 が必要です。)
自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪などについて書かれた森岡正博先生のエッセイ
『33個めの石』をご一緒に読み、語り合います。難しい課題ばかりですが、ご参加下さい。
合掌 真章 |
1958年生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。研究テーマは、生命学・哲学・科学論。従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人文学の領域を大きく押し広げる。著書に『無痛文明論』『生命学をひらく』『生命観を問いなおす』『感じない男』『意識通信』『自分と向き合う「知」の方法』『宗教なき時代を生きるために』『草食系男子の恋愛学』他。 |
法話『お盆のこころ』
〜『佛説盂蘭盆経』を読む〜
8月9日(日)
午後1時半〜3時
於 本坊
講師:梶田真章
参加志納
「法話『お盆〜死者はお墓の下に?千の風に?〜』
8月16日(日)
午後2時半〜4時
於 本坊
講師:梶田真章
参加志納
「『歎異抄(たんにしょう)』を読む」
(阿満利麿訳・注・解説)
第2回
8月20日(木)
午後1時半〜3時45分
於 本坊
講師:梶田真章
参加料:志納(テキストをお持ちでない方は、別に 1000円が必要です。)
「『歎異抄』は、今からおよそ七百年以上前に成立したというが、詳細は分からない。作者は今日では唯円(ゆいえん)とされている。 その内容は、法然から親鸞へ、親鸞から唯円に伝えられてきた本願念佛の精髄が記されている。『歎異』とは、『異なるを歎く』という こと。唯円は、同時代の念佛者の間に、親鸞から伝えられた教えと異なる諸説が広まり、多くの仲間が動揺する様子を見聞して、あ らためてそれらを親鸞の教えに照らして批判し、真実の教えが伝えられることを願うためにこの書をあらわした。そこには、『異義』を 単に批判するだけではなく、同朋が真実の教えから離れてゆくことへの深い悲しみと、真実の教えの伝承のためにはなにが不可欠 であるかを、全身全霊をもっていわば遺言しようとする決意が示されていて、今日でも読むもののこころをうつ。」 同書「はじめに」より |
「地蔵盆(じぞうぼん)」
8月24日(月)
午後2時
参詣者が輪になって大きな数珠を回しながら『南無地蔵大菩薩』と唱え、お地蔵さまの徳を讃えます。お子さま連れで多数ご参詣下さい。東野健一さんによるインドの巻物紙芝居もお楽しみいただけます。
合掌 真章 |
準備の都合上、ご参加いただける方は、8月21日までにご一報下さい。
「第27回 夜の森の教室」
『遠くて近い国の語りべ』
〜子どもも楽しむ〜
8月24日(月)
午後7時〜9時
於 方丈
お話と実演:(インド風巻物紙芝居師)東野健一
参加料
一般:1000円、高校生・大学生:500円、中学生以下:無料
ご予約は法然院サンガまで
ポトゥア(絵巻物師)。1947年、神戸市長田生まれ。1987年(40才)、住みなれた会社を辞め絵描きになる。この年、ポトゥア(絵巻物師)に出会う。1989年、最初のポト(おおかみの魂)上演する。1994年、インド・タイ・ベトナムを巡り演ずる。1995年、関西大震災と神戸で遭遇。この年「遠くて近い国の語りべ」共同企画(インドよりポトゥアを迎えて一ヶ月全国ツアー)。1996年、1997年、インド西ベンガル州に渡り、巻物絵本「灯つけとうか」制作。1999年、AKJに参加(フランス マルセイユで演ずる)。2000年、AKJに参加(フランス マルセイユ、スイス ベルンで演ずる)。台湾 中華民国視覚芸術協会に企画「台湾大震災の被災者の心のケアーを図るプロジェクト」に参加。2001年、アジアの人形芝居第九回「信州 黒田人形」にて人形浄瑠璃との共演(演目 鎌倉三代記)。台湾 新竹市「Drama Festival」参加。2002年、スリランカで「絵本作家養成セミナー」参加(主催 スリランカの教育を支援する会)。…… |
「朝日カルチャーセンター大阪 講座『佛教に親しむ』」
8月25日(火) 午前10時半〜正午
9月29日(火) 午前10時半〜正午 |
於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)
(9月29日は、法然院にて)
講師:梶田真章
受講料:有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
8月25日 輪廻と縁起〜自分とは〜 9月29日 一切は空〜言葉のはたらき〜 |
「第149回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
8月26日(水)
午後3時〜5時半
参加志納
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
講師:梶田真章
第1部 午後3時〜3時半
おつとめ 本堂でご一緒にお経を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時15分 おはなし 「菩薩の生き方。私も菩薩?」 梶田真章 第3部 午後4時半〜5時半 アーティストに出会う 出演:小泉ニロさん
ヴォーカルとギターによるボサノバなどの弾き語りを
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「第28回 夜の森の教室」
『ゴリラの記憶と共感の世界』
〜昔のゴリラに26年ぶりに再会して感じたこと〜
8月27日(木)
午後7時〜9時
於 方丈
京都大学大学院理学研究科教授
山極壽一(やまぎわ じゅいち)先生 |
参加料 一般:1000円 高校生・大学生:500円 中学生以下:無料
ご予約は法然院[Tel.075-771-2420]まで
山極先生はアフリカで26年ぶりに懐かしいゴリラに再会されました。新たなご体験を通じての先生のご思索に耳をお傾け下さい。 |
「mama!milk 演奏会『ときのあとさき』」
8月29日(土)
午後6時(午後4時半開場)
ティーサロン付
於 方丈
mama!milk
生駒祐子(アコーディオン)
ゲスト: Gak Sato(テルミン) |
ティーサロン tea salon " graf "
参加料 前売 2,500円/当日 3,000円 (ドリンク別) ※中学生以下無料
お問い合わせ・ご予約 E-mail: atosaki@idolatry.name Tel.090-3651-9235
生駒祐子(アコーディオン)と清水恒輔(コントラバス)によるユニット。これまでに数々のアルバムを発表しながら、世界各地の 様々な空間で演奏を重ねている。2008年待望の新作「Fragrance of Notes」を発表。Gak Sato(テルミン)らを迎えて録音された本作が、英国BBCRadio1「Jazz Album of the Year 2009」を受賞するなど、その美しく自由な音楽が国内外で絶賛されている。 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com