法然院サンガ: 188
法然院サンガからのご案内
N-0188-J
2008年 8月12日 更新
法然院サンガ
南無阿弥陀佛。
まだまだ暑い日々、酷暑(立秋を過ぎたので残暑?)お見舞申し上げます。今年の8月は旧暦と丁度1ヶ月違い。8月15日が旧暦の7月15日です。十五夜で満月の筈ですが、満月は8月17日のようです。面白いですね。 サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。800年前に法然上人は「どんな人間でも『南無阿弥陀佛』と唱えれば阿弥陀佛の願いの力〔他力〕によって阿弥陀佛の浄土である極楽に往生(往き生まれること)し、阿弥陀佛のお導きによって悟らせていただくことができる、『南無阿弥陀佛』を申せるように生きよ。」と教えられました。法然上人の佛教では『南無阿弥陀佛』と唱えながら何を願い、如何に実践して生きてゆくのかは個々の意思に任されています。出口の無い戦い、痛ましい事件が続きますが、お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する分け隔ての無い大いなる友愛と心を寄り添わせる同情)の精神を持ち、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って、こだわらず、みかえりを求めず、生かされていることの感謝の表現として、出来るときに、出来る対象に、出来るかたちで、布施〔法施(教えを説く)・財施(金品を差し出す)・無財施(柔和な顔、穏やかな眼差し、身体を使う等)・無畏施(安心を与える)〕に代表される菩薩行を実践することを理想としつつ、煩悩にまみれ善悪ではなく損得ばかり考えて生きている自己中心的な己の現実を見つめながら、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、少しでも心豊かに暮らせる社会となりますよう微力ながら精進してまいりたく存じております。下記の通り、ご参詣をお待ち申し上げております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌 梶田真章
ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞・中森陽子・野津亜希子(大学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp 〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。 また、番組の年間サポーター(年会費 12000円)も募っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。合掌 梶田真章
拙著 “ありのまま”が増刷されました
編集者の村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、2006年2月に出版された“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”〔Mリトルモア〕が増刷されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。[著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美、編集:大嶺洋子、田中祥子] 頒価は1500円です。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。合掌 梶田 真章
当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。 郵便振替口座番号:01050−4−60318 加入者名:本山獅子谷法然院 |
「法話」
『お盆〜死者はお墓の下に?山に?千の風に?〜』
8月16日(土)
午後2時半〜4時
講師:梶田真章
参加志納
「いま、ビルマで起きていること―私たちとのつながりを考える」
第2回
8月17日(日)
午後3時〜5時半
於 本坊
お話:
阪南大学国際コミュニケーション学部准教授 守屋友江 さん
染めのおっちゃん 齋藤 洋 さん
進行:梶田真章
参加料:1000円
資料代、難民キャンプへのカンパとして
お申し込み不要です。多数お集まり下さい。
「朝日カルチャーセンター京都 公開講座『私たちと佛教』」
8月20日(水)、9月17日(水)
午後3時半〜5時
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター京都(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)
9月17日 日本の佛教〜鎌倉時代〜 |
受講料:有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「地蔵盆(じぞうぼん)」
8月24日(日)
午後2時
『南無地蔵大菩薩』と唱え、 お地蔵さまの徳を讃えます。 お子さま連れで多数ご参詣下さい。
中野 亘さんによる
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準備の都合上、ご参加いただける方は、8月21日までにご一報下さい。
「第21回 夜の森の教室『ゴリラから見た暴力と音楽の由来』」
8月25日(月)
午後7時〜9時
於 方丈
お話:京都大学大学院理学研究科教授、日本霊長類学会会長 山極寿一 先生
参加料 一般:1000円 高校生・大学生:500円 中学生以下:無料
ご予約は法然院[Tel.075-771-2420]まで
ヒトはどうして暴力と音楽を好むようになったのか?
山極(やまぎわ)先生のお考えに耳をお傾け下さい。
「朝日カルチャーセンター大阪 公開講座『佛教に親しむ』」
8月26日(火)、9月30日(火)
午前10時半〜正午
講師:梶田真章
於 朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル5階)
〔9月30日は法然院にて〕
9月30日 日本の佛教〜鎌倉時代〜 |
受講料:有料
お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ
インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp
「第137回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」
8月26日(火)
午後3時〜5時半
参加志納
ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。
第1部 午後3時〜3時半
おつとめ 本堂でご一緒に木魚をたたき、お経を唱えます。 第2部 午後3時半〜4時 おはなし 「菩薩って何だろう。私も菩薩?」 梶田真章 第3部 午後4時半〜5時半 アーティストに出会う 出演 小泉 ニロ さん
ヴォーカルとギターによるボサノバなどの弾き語りを
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「第22回 夜の森の教室」
『なんかおもろそう、植物園』
8月27日(水)
午後7時〜8時半
於 方丈
お話:京都府立植物園 園長 松谷 茂 先生
参加料 一般:1000円 高校生・大学生:500円 中学生以下:無料
ご予約は法然院[Tel.075-771-2420]まで
松谷園長は植物園に更に多くの市民に親しんでいただこうと様々な催しを実施され、8月17日(日)までは午後6時半まで(通常は午後5時まで)開園時間が延長されています。
8月11日、12日、15日、16日、17日の午前10時から正午までは夏休み小学生特別企画として、「園長の挑戦状・君はどこまで耐えられるか」というユニークな催しも開かれています。 「園長さんとの気まぐれ散歩」も毎月1回〔次回は8月31日(日)午後1時から〕好評開催中、素敵な園長先生です。 |
京都府立植物園Tel.075-701-0141ホームページ http://www.pref.kyoto.jp/plant/
「第22回 夜の森の教室」
『あかりの時間〜いろんな和紙で灯りをつくろう〜』
8月29日(金)
午後7時〜9時
於:方丈
粟倉 久達(灯道家) 村上 菜也子(照明デザイナー) |
参加費 1名 500円
定員 20名〔親子での参加 可〕
ご予約は法然院[Tel.075-771-2420]まで
「風の楽団 コンサート」
〜風には国境など無く〜
9月13日(土)
午後6時半(午後6時開場)
於 方丈
山本公成(笛、サックス)、中村 岳(パーカッション)、 慧奏(キイボード、パーカッション)、岡野弘幹(ギター、ブズーキ) えま(ヴォイス、二胡)、杉山八郎(琴、パーカッション) |
参加料 前売 3000円 当日 3500円
予約・前売チケット取り扱い うずら音楽舎:070-5500-1011
HYPERLINK "http://sound.jp/uzura" http://sound.jp/uzura http://www.kazegaku.com
「第5回 月夜一夜の宴」
土佐琵琶:黒田 月水
9月14日(日)
午後7時
於 本堂
参加料 当日 3500円 (ご予約 3000円)
ご予約は、マチウス・エイト(Tel.&Fax.077-594-2711)、
オフィス邦月(Fax.06-6341-2545)まで
「第14回 桂都丸 法然院落語の宴」
9月15日(月・祝)
午後2時(午後1時半開場))
於 方丈
桂 米平 『立体紙芝居』 桂 そうば 『開口一番』 |
参加料 ご予約 2500円 当日 3000円
ご予約は、法然院サンガまで
「阿満利麿 著『仏教と日本人』 を読む」
第7回
9月18日(木)
午後1時半〜3時45分
於 方丈
於 本坊
講師:梶田真章
参加料 志納
(初めての方はテキスト代として別に 700円が必要です。)
「第11回 善気山専修(せんじゅ)念佛塾」
『専修念佛の“ものさし”』
9月23日(火・祝)
午後3時〜6時
於 方丈
念佛一会(いちえ) 本堂にて念佛を唱えます。
午後3時半〜6時 講話会 書院にて阿満利麿先生の講話を拝聴し、後半は対話によって深めます。 |
今回は、阿満先生に法然や親鸞の佛教が大事にしている基本的な考え方や価値観をあらためてご紹介いただき、それが私たちが生きてゆく上でどのような力になるのかについて考えます。ご参加をお待ち申し上げております。合掌
梶田真章 |
参加料:1000円
(当日、受付にてお納め下さい。)
お申し込み
電話、E-mail にて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。
定員70名です。
定員になり次第、締め切らせていただきます。ご了承下さい。
Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com
著書:「中世の真実〜親鸞・普遍への道〜」、「宗教の深層〜聖なるものへの衝動〜」、「法然の衝撃」、「宗教の力」、「日本人はなぜ無宗教なのか」、「人はなぜ宗教を必要とするのか」、「信に生きる 親鸞」、「社会をつくる仏教〜エンゲイジド・ブッディズム〜」、「無宗教からの『歎異抄』読解」、「宗教は国家を超えられるか」、「選択本願念仏集〜法然の教え〜」、「仏教と日本人」 他 |
特に記載のない限り、会場は法然院です。
ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ
Tel. 090-1899-3689 Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/
お問い合わせ
〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
TEL: 075-771-2420 FAX: 075-752-1083
E-mail: Byakurenja@aol.com