法然院サンガ: 173

法然院サンガからのご案内

N-0173-J

2007年 5月22日 更新

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 善気山では椎の花盛りが過ぎました。様々な緑に和む季節です。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者個人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。ブッダ・佛陀(真理に目覚めた人)、ダルマ・法(真理・教え)、サンガ・僧の三宝を敬うこと〔南無三宝=帰依佛、帰依法、帰依僧〕が佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しています。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、信仰、学び、安らぎ、出会いの場として皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

                                    合掌

                                    梶田真章

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

 また、番組の年間サポーター(年会費 12000円)も募っておりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。合掌   梶田真章

拙著 “ありのまま”を頒布いたしております

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章

御寄付のお願い

 当院の伽藍の維持は檀信徒からの布施によってなされておりますが、境内の環境保全につきましては広く御寄付を募っております。御寄付いただいた方への特典は設けておりませんが「法然院サンガ賛助会員」として登録させていただき、折々にご案内を差し上げてゆきたく存じております。ご協力いただける方は、郵便振替用紙の通信欄に「寄付」とご記入いただき、お払い込み下さい。何卒宜しくお願い申し上げます。

郵便振替口座番号:01050−4−60318  加入者名:本山獅子谷法然院


「modern書art 木積凛穂(こづみ りんすい)書作展」

5月21日(月)〜27日(日)

午前10時〜午後5時(初日は正午〜)

於 講堂

無料

凛穂会 東大阪市東石切町5−7−30 Tel.072-986-7118


「第122回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

5月26日(土)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ   本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時15分

    おはなし  「無宗教という宗教心」 梶田真章

第3部 午後4時半〜6時

    おはなし「モスリン。この美しい布を無くさないために。」 齋藤 洋 さん

    モスリンが絶滅の危機にあります。染めのおっちゃん、齋藤さんの話をお聴き下さい。

    モスリン【muslin・毛斯綸】(もとモスルから産出した薄地綿布の称)
    梳毛(そもう)織物の一。薄地の毛織物で、日本ではメリンスとも呼ぶ。
    綿製のものは綿モスリン。〔広辞苑〕


「第16回 法然院 夜の森の教室」
チンパンジーの親から子へ:『緑の回廊』と『サンクチュアリ』

5月26日(土)

午後7時〜9時

於 本坊

お話:京都大学霊長類研究所所長 松沢哲郎 先生

参加料 1000円

お申し込み:法然院までお電話(Tel. 075-771-2420)下さるか、ファックスあるいはメールにてご予約下さい。

松沢哲郎(まつざわ てつろう)

1950年、愛媛県松山市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業後、同大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程中退、理学博士。同大学霊長類研究所助教授を経て、93年より教授、本年より所長。専門は比較認知科学、霊長類学。91年に秩父宮記念学術賞、2001年にはジェーン・グドール賞などを受賞。著書に『チンパンジーはちんぱんじん』(岩波ジュニア新書)、『チンパンジーの心』(岩波現代新書)、『おかあさんになったアイ』(講談社)、『アイとアユム 母と子の700日』(講談社)[『アイとアユム チンパンジーの子育てと母子関係』(講談社+α文庫)]、『進化の隣人ヒトとチンパンジー』(岩波新書)、翻訳に『野生チンパンジーの世界』(ジェーン・グドール著、杉山幸丸と共に監訳、ミネルヴァ書房)など。


「藤原真理 無伴奏チェロの夕べ Vol.4」

5月28日(月)

午後7時(午後6時半開場)

於 本堂

プログラム

J.S.バッハ  (1685〜1750)

  無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008

林  光   (1931〜    )

  「裸の島」の主題によるパラフレーズ(1987)

J.S.バッハ  (1685〜1750)

  無伴奏チェロ組曲 第3番 ハ長調 BWV1009

参加料 一般 5000円 中学生・高校生・大学生、22歳以下の勤労者 2000円

全自由席。 小学生以下の方はご参加いただけません。

定員 200名(満席になり次第、締め切らせていただきます。)

お申し込み:必ず事前に電話またはE-mailにて法然院までご予約下さい。
ファックスによるお申し込みはお受けいたしません。
当日、受付にてお名前をお告げいただき、参加料をお納め下さい。
お申し込みなしに当日お越しいただいてもご参加いただけませんのでご了承下さい。

Tel.075-771-2420  E-mail:Byakurenja@aol.com


「一如 展」

5月29日(火)〜6月3日(日)

午前10時〜午後4時(3日は午後2時まで)

於 講堂

無料

絵師:西島成風 

塗師:西海彰丈 

言葉:ふじた結宇


「善気山専修念佛(せんじねんぶつ)塾 第4回」
『法然・親鸞の阿弥陀佛論』

5月31日(木)

午後6時半〜9時

午後6時半〜6時50分

     念佛一会(いちえ) 本堂にて念佛を唱えます。

午後7時 〜 9時

     講話会  書院にて車座での集いといたします。

第1回は「宗教をどう生きるか」というテーマで宗教と道徳の違いについて考え、第2回は専修念佛者の社会倫理を考える好例として真宗大谷派の僧、高木顕明(けんみょう)[1864〜1914]の実践に学び、第3回は、そもそも阿弥陀佛とは如何なる存在なのかについて改めて確認いたしました。今回は、法然・親鸞が阿弥陀佛を如何なる佛として説かれたのかについて考えます。ご参加をお待ち申し上げております。       合掌

                    阿満利麿、梶田真章

参加料:1000円  (当日、受付にてお納め下さい。)

お申し込み:電話、E-mail にて事前に下記までお申し込み下さい(ファックスは不可です)。

定員50名です。定員になり次第、締め切らせていただきます。ご了承下さい。

Tel.075-771-2420 E-mail:Byakurenja@aol.com


「優游(ゆうゆう)いのち はなやいで 母娘展」

6月5日(火)〜10日(日)

午前10時〜午後4時

於 講堂

無料

押花:西島楊子

奏咲詩画:西島任優美


「あめつちのうた」

6月9日(土) 

午後7時(午後6時半開場)

於 本坊

出演

えま&慧奏(ニ胡・ボーカル、ピアノ・パーカッション)
HANAUTA(ギター・三線、ボーカル)
ロビン・ロイド(尺八・パーカッション・カリンバ)

参加料 2500円(前売・予約)  3000円(当日)

予約・お問い合わせ:yurai works  fax.0799-74-5881

HYPERLINK "mailto:esoh@mac.com" esoh@mac.com

http://www.yurai-works.com


 「石田吉明さんの生きた記録と現在(いま)」
〜AIDSメモリアルキルトとともに〜

6月16日(土)、午前11時〜16時

6月17日(日)、午前10時〜16時

於 講堂

無料

内容:石田吉明さんが遺した写真、AIDSメモリアルキルト

主催 メモリアル・キルト・ジャパン
〔Tel.&Fax.06-6459-4098、E-mail:info@mqj.jp URL http://mqj.jp/〕

石田吉明(1945〜1995)

 大阪HIV訴訟(薬害エイズ訴訟)二代目原告団長として国・製薬会社を相手に闘うが、和解を前に逝去する。「ぼくにとって、生まれてこのかた血友病がすべてだった。血友病でなかった経験がないわけだから、他の人生とくらべようがない。たまたまイヌに生まれたとか、ネコに生まれたとかの類と同じことで、ぼくはたまたま血友病という体質を持った人間として生まれてきたにすぎない。それ以外に全く何もない。これがぼくの全世界だった。しかし、HIVはある日唐突に、そういう観念とは関係なくやってきた。」(石田吉明写真集より抜粋)


 「第19回 沙羅の宴〜はらいシリーズ〜 No.1 まばたき(瞬き)」

6月17日(日)

午後3時

於 京菓子資料館 龍宝館 多目的ホール
(地下鉄今出川駅北2番出口より烏丸通を北へ約100m)
*俵屋吉富烏丸店北隣 駐車場はございません。

話    梶田真章

第1部  地歌「古道成寺」「猩々」
     箏:三絃:菊央雄司 三絃:伊藤志野

第2部  琵琶歌「大楠公」「粟津ヶ原(木曽殿最期の事)」
     筑前琵琶:片山旭星

参加料 3000円(俵屋吉富製菓子とお抹茶付) 大学生以下 1500円

主催・お申し込み・お問い合わせは「えん」の伊藤さんまで
Tel.&Fax.072-683-6733 E-mail:en-itou@mue.biglobe.ne.jp
http://www.mediacapsule.co.jp/en/


「スマトラ沖地震災害復興支援チャリティーコンサート in 法然院」
〜今、私たちにできること〜

6月17日(日)

午後5時半〜8時半

於 本坊

午後5時半〜 写真展 販売コーナーあり

       (インドネシア産コーヒー・紅茶・手作り小物 他)

午後6時半〜 コンサート

       (出演 阿部 ひろ江、アキ・アディシャクティ、市川 守、PACバンド)

参加無料

募金にご協力下さい。募金は全てアチェの復興支援に使わせていただきます。

主催・お問い合わせ先:特定非営利活動法人「良心、市民の会」

Tel.0774-93-3349 E-mail:pac@ryousin.or.jp

URL http://www.ryousin.or.jp/


「法然房源空著『選択(せんちゃく)本願念佛集』を読む」第13回

6月21日(木)

午後1時半〜3時45分

於 本坊

講師:梶田真章

参加料 志納(初めての方はテキスト代として別に 1000円が必要です。)


 「北インド古典音楽演奏会」

6月21日(木)

午後7時(午後6時半開場)

於 本坊

出演 シタール:井上 憲司  タブラ:スシャント・バナジー

参加料  前売 3000円  当日 3500円

ご予約・お問い合わせは、井上さん(Tel.050-1432-4193 E-mail:mail@kenjiinoue.com)まで


特に記載のない限り会場は法然院です。

ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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お問い合わせ

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
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