法然院サンガ: 159

法然院サンガからのご案内

N-0159-J

UPDATE: 2006/03/22

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 境内の椿が次第に咲きそろい、春の香が漂う候となりました。いかがお過ごしでいらっしゃいますか、お伺い申し上げます。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。従って元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信じ、実践する人々の集いを意味していました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。お釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(生きとし生けるものに対する大いなる友情と同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って菩薩行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じます。法然院は信仰、学び、安らぎ、出会いの場でありたいと願っております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。合掌

ラジオ番組のご案内

 ラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送【進行:杉若恵亮(亀岡市 法華寺住職)、助手:岡 舞(京都女子大学学生)、福嶋香耶(佛教大学学生)、横槍:梶田真章(法然院住職)】を放送中です。

 インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組へのご投稿(佛教や寺院に関するご質問、リクエスト曲など)〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  〒604-8082 中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ「ボンズカフェ」係〕を心よりお待ちいたしております。

拙著 “ありのまま”が出版されました

 編集者・フリーランスの村松美賀子さんが私へのインタビューを本にまとめて下さり、此度、“ありのまま〜ていねいに暮らす、楽に生きる。〜”という題で(株)リトルモアから出版されました。2000年に木村伊兵衛賞を受賞された写真家、鈴木理策さんの写真も光彩を放っております。 [著者:梶田真章、構成・文:村松美賀子、企画:三枝克之、アートディレクション:白石良一、デザイン:井崎亜美(白石デザイン・オフィス)、編集:大嶺洋子・田中祥子、発行人:孫 家邦] 頒価は 1575円(税込)です。新春早々に書店に並びました。寺でも取り扱っております。郵送ご希望の方は電話・ファクシミリ・E-mailでお申し越し下さい。郵便振替用紙を同封し、お送りいたします。代金は送料共で1800円です。ご一読いただければ幸いです。

                                    合掌

                                    梶田真章


「法話『慈悲を語る』」

 3月19日(日)

午後1時半〜3時

於:本坊

講師:梶田真章

参加料:志納


「法話『佛教各宗派入門』」

3月21日(火・祝)

午後2時〜4時

梶田真章

参加志納

於:本坊

悟るのは、この世で?

それともあの世で?

自力で? 他力で?

各宗派が説く悟りへの道に出会って下さい。


「お寺で楽しく考古学 第12回」
『前方後円墳ってなんだ?〜その広がりと意味』

 3月22日(水)

午後7時〜9時

於:本坊

講師:佐古 和枝 さん(関西外国語大学 教授)

参加料 1000円

 私は現代とは違う時間のものさしで人間の歴史を見つめ続けてきた「考古学」に親しむ集いを以前から寺で持ち たいと願っておりましたが、楽しく明快に考古学の世界へと誘っていただける佐古さんと出会い、実現の運びとなりました。今回は前方後円墳についてお話をいただきます。ご参加を心よりお待ち申し上げております。         梶田 真章

佐古 和枝:鳥取県米子市出身。同志社大学大学院修士課程修了。考古学専攻。考古学の成果を広く一般に伝えるために、研究・執筆のかたわら、市民講座やイベントを企画・主催する。著書は「ようこそ考古学の世界へ」「考古学はたのしい 全3巻」「吉野ヶ里」 等。


「Stretch a Point Draw a Line」

3月24日(金)〜29日(水)

午前10時半〜午後4時半(最終日は16時まで)

於:講堂

無料

レギーナ・アルテール[陶]

モヤ・ブライ[木版画]

クリスティーン・フリント・サト[スミ・ワーク]

ローマ・ロビンソン[ミクストメディア、カリグラフィ]

ペニー・ロバートソン・スギハラ[インク・ワーク]

26日(日)午後3時よりパーティーが開かれます。


「第4回 おち椿の会」
〜善気山の春を寿ぐ〜こころの彩〜京の韻 Vol.2〜

3月25日(土)

午後6時半

於:本坊

出演

箏・三味線:野田 典子、野田 弥生、平沼 泰子、村木 洋子

解説   久保田敏子(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授)

プログラム

「千代の鶯」(光崎検校作曲)、「六段恋慕」(岸野次郎三作曲)、「扇の曲」(八橋検校作曲)

「四つの民」(松浦検校作曲・八重崎検校箏手付)、「椿づくし」(松島検校作曲)

参加料

前売・ご予約 2500円  当日 3000円  学生 1500円(お茶菓子付)

参加ご予約は法然院まで


「第108回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

3月26日(日)

午後3時

参加志納

プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第3部にご参加いただける方はご予約下さい。

第1部 午後3時〜3時半

    おつとめ    本堂でご一緒にお経を唱えます。

第2部 午後3時半〜4時半

    おはなし「一遍上人の念佛」   梶田真章

第3部 午後4時45分〜5時半

    プロと出会う「日本酒に親しむ」  お話ときき酒

    講師:にしむら酒店店主
    SSI(日本酒サービス研究会)認定きき酒師
    西村 道隆さん


「ボンズ・カフェ ライブ」

3月28日(火)

午後8時半〜9時半 

於:京都三条ラジオカフェ(中京区御幸町通三条下ル東側)

出演  街頭紙芝居 古橋 理絵 さん[番組2周年記念 特別出演]

毎月最終火曜日午後8時半からは、ゲストを迎えてのボンズカフェライブ、
午後10時からはラジオの公開生放送に突入します。
今月は賑やかに街頭紙芝居の古橋理絵さんの登場です。
是非お集まり下さい。

参加料:1ドリンク代

京都三条ラジオカフェ(Tel.075-254-8556)


「春季 伽藍内特別公開」

4月1日(土)〜7日(金)

午前9時半〜午後4時

拝観料:大人 500円、中・高校生 300円

随時、法話もいたしております。


「一如 展」

4月1日(土)〜7日(金)

午前10時〜午後4時 

於:南書院

無料

塗師:西海 彰丈

書人:ふじた 結宇

絵師:慈円 永徳

海には最初から生命の素がちりばめてあった
全てに確かな形と色が与えられて
地球は幾億万個の種が集う楽園となる

お問い合わせ

西島 成風

京都市左京区静市静原町732 Tel.075-741-3338


「創作ちりめん細工 法然院 三名椿 展」

4月1日(土)〜7日(金)

午前9時半〜午後4時

於:大書院

ちりめん細工作家 上加 阿弥子

制作 伊藤 美樹


「深川和美童謡サロン 春 俵はごろごろ」

4月8日(土)

午後7時(午後6時半開場)

於:庫裏玄関

出演

うた:深川和美、タップ:伊藤敬子、パーカッション:土居秀行、ピアノ:多久雅三

会費:前売 1500円、当日 2000円

お問い合わせ アクティブKEI TEL 075-255-6586

童謡サロンのホームページ http://www.jojo-plan.com/doyo/


「朝日カルチャーセンター京都公開講座」
『私たちと佛教』

4月19日(水)、5月17日(水)、6月21日(水)

午後3時半〜5時

講師:梶田真章

於:朝日カルチャーセンター京都

(河原町通三条上ル東側 京都朝日会館8階)

佛教は縁起(生かされて生きている)という真理
並びに慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の実践を説く宗教です。

講座内容

4月19日 いのちを観る〜輪廻と縁起〜

5月17日 こころを観る〜煩悩と佛性〜

6月21日 ほとけを観る〜往生と成佛〜

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター京都(Tel. 075-231-9693)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「勝又俊教著『密教入門』を読む」
第12回(最終回)

4月20日(木)

午後1時半〜3時半

於:本坊

講師:梶田真章

参加料:志納(初めての方はテキスト代として別に、1890円が必要です。)


「朝日カルチャーセンター大阪公開講座」
『佛教に親しむ』

4月25日(火)、5月23日(火)、6月27日(火)

午前10時半〜正午

講師:梶田真章

於:朝日カルチャーセンター大阪(大阪市北区中之島 朝日新聞ビル13階)

〔6月28日は法然院にて〕

講座内容

4月25日 いのちを観る〜輪廻と縁起〜

5月23日 こころを観る〜煩悩と佛性〜

6月27日 ほとけを観る〜往生と成佛〜

受講料  8,190円(3回)

お申し込みは朝日カルチャーセンター大阪(Tel. 06-6222-5222)へ

インターネット予約 http://www.asahi-culture.co.jp


「信じる」

 ヒトがゴリラやチンパンジーとは違って現代にいたる文明を築くことが出来たのは、ヒトに人の行為を真似する力と共に、人を信じ、未来を信じる能力が具わったからだと霊長類学者の山極寿一先生に教えられた。信じた自分に裏切られ、人を信じ傷つくこともあるが、信頼できる人の存在と信ずるに足る未来が人を安らがせ、人に希望を与えることは、ヒトの歴史が続く限り不変であると思う。事件、事故の現場に大量の花が供えられ、葬儀の規模が大きくなればなるほど無数の花が消費されることには、神佛ではなく死者にお供え物をすることが大切な宗教的行為とされてきた先祖教の伝統が表れている。日本では無数の神佛が拝まれていても、特定の神佛への絶対的な信心はあまり育っていない。神佛はご先祖さまの傍らで小さくなっておられるようにみえる。

親鸞聖人は「たとえ師の法然上人が説く『南無阿弥陀佛』と唱えさえすれば必ず極楽往生できるという教えが嘘で、地獄に落ちたとしても後悔することはない。」と言い切られた。よき人と出会い、宗教的安心を得られた幸福な姿がここにある。専修念佛者としては『南無阿弥陀佛』と唱え、佛に直接呼びかけていただくことが、お供え物をすることよりも宗教的実践としていかに大切かということを真っ直ぐに説いてゆきたい。後を絶たない凶悪事件に気が滅入りながらも、子どもたちが信頼できる大人と出会い、未来を信じて育ってゆく場を地域の中で出来る限り提供してゆくことに心を砕きたく思う。                          合掌

[3月5日(日)の京都新聞朝刊に掲載されました。]


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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