法然院サンガ: 146

法然院サンガからのご案内

N-0146-J

UPDATE: 2005/02/02

法然院サンガ

 南無阿弥陀佛。

 本年も早一ヶ月が過ぎ、立春が間近となりました。寒中お見舞い申し上げます。サンガはサンスクリットで共同体を意味する言葉です。漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。したがって元来の僧は出家者一人一人を表わす言葉ではなく、佛教を信ずる人々の集いを意味しました。佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。法然院には皆様方の日常とは違う、ゆったりとした時間が流れております。佛教では、見返りを求めず、こだわりのない心で慈悲行に徹するのが理想とされていますが、自分の行為につき何らかの対価を求めることによって人間の社会は成り立っています。個々の生業と対価のバランスが取れているのが理想的な社会の在り方だと思いますが、なかなか現実はそのようにはまいりません。個々の努力とともに御縁に恵まれた方と御縁に恵まれない方の暮らしぶりの違いは社会に如実に表れます。慈悲行(最も基本的なのが布施行)によりその差を少しでも埋められればと思います。梁の武帝の「私は寺を建て写経をするなどの善行を重ねて来たが、それにはどんな功徳があるのか。」という問いに対して達磨大師が「功徳など無い」と答えられた伝説は有名ですが、一人でも多くの方にお釈迦さまが説かれた縁起(生かされて生きている)という真理を実感し、慈悲(大いなる友情と文字通りの同情)の精神をお持ちいただき、他人ではなく仲間とともに生きる社会であるという意識を持って布施行を実践していただけるよう、法然院という場をお預かりし、皆様方と集い、生かしてまいりたく存じております。心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。

 昨年4月よりラジオ番組「京都三条・ボンズカフェ」【NPO京都コミュニティー放送「京都三条ラジオカフェ」(京都市中京区御幸町通三条下ル東側)周波数 FM 79.7 MHz[京都市中心部でのみ聴取可能] 毎週火曜日午後10時〜11時生放送(木曜日午前2時〜3時、午後3時〜4時再放送) 司会:杉若恵亮(亀岡市 法華寺 住職) 助手:橋本奈緒子(立命館大学2回生) 横槍:梶田真章】を放送中です。インターネット(http://www.radiocafe.jp/bonzecafe/index.html)では土曜日以降にその週の放送内容をお聞きいただけます。番組内容に関するご意見、ご投稿(僧侶へのご質問、リクエスト曲など)をお待ち申し上げております。〔宛先 Fax.075-213-6433 E-mail:bonze@radiocafe.jp  郵送 〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町角1928ビル 京都三条ラジオ・カフェ 「ボンズカフェ」係〕

                                         合掌

                                法然院 住職 梶田真章


「心の絆をつくる〜本と語りの地域活動〜
『語りを聴く会』」

2月5日(土)

 午後2時〜4時(午後1時半開場)

於 本坊

  第1部 「ぼた餅がモッケになった話」他 (日本の民話 3話)      

             語り:藤野 時代

  第2部 「デァドラ、愛と哀しみの詩」 (ケルト伝説より櫻井美紀再話)  

             語り:櫻井 美紀   ライアー演奏:三野 友子

会費 1000円(高校生以上) 小・中学生は無料  幼児のご同伴はご遠慮下さい。

主催  企画:語り手たちの会  実行:京都ソフィア語りの会

お申し込み・お問い合わせ:北村妃呂恵さん(Tel.&Fax. 075-712-4500)まで


「ビデオ『いのちの響き〜生命交響楽〜』上映会」

2月6日(日)

午後2時〜4時

於 本坊

無料


「第230回 桂 米朝 落語研究会」

2月8日(火)

午後6時

於  東山安井[東大路通の四条と五条の真中西側 金比羅会館

米朝一門による落語会です。落語を堪能できます。

参加料 1500円(当日券のみ)

『宿屋町』          さん都
『鷺取り』          さん吉
『おごろもち盗人』      こごろう
『飯店エキサイティング』   遊方
『鬼の面』          雀喜
『野井戸』          雀々
『世帯念佛』         あさ吉
『三枚起請』         千朝


「スマトラ島沖地震被災地アチェ支援 写真展」

2月8日(火)〜13日(日)

午前10時〜午後8時

於 講堂

無料

 スマトラ島沖地震で大きな被害を受けたスマトラ島バンダアチェ出身の京都在住インドネシア人であるメックスさんは、今回の災害で多くの友人知人を亡くしました。現地とは電話がつながることもままならないので、今現在でも行方がわからない知人がたくさんいます。

 メックスは家族等から現地のひどい状況を聞き、「自分だけがなぜ今、遠く離れた日本にいるのか? 何も助けてあげることができない…」と、一時は無力感に打ちひしがれたそうです。が、「自分が今できることは、伝えること」と思い直し、被害の大きさを多くの人に伝え、それぞれの人が「自分にできる方法」で被災地の人々を助けようと動き出すきっかけになればと、この活動を始めました。

 わたしたちは写真展の会場で被災前のアチェの写真で作ったポストカード(3枚組 500円)を販売します。ポストカードに映っている情景は今はもうありません。映っている人々の生死もわかりません。ポストカードを通じて、失われたものの大きさ、悲しみの大きさを多くの人に伝えたい、 そしてカードを受け取った人が、その人なりのやり方で被災者を支援してくれたら、という思いが、わたしたち Aceh Relief の願いであり、活動目的です。

 ポストカードの収益金は2月16日にインドネシアに帰国するメックスさんに託され、バンダアチェの被災者 への支援に使われます。集まった金額、使途については、随時ホームページ(http://www.mex74.com)で公開されます。

 お問い合わせは、アチェ・リリーフ事務局 代表 緒方ダグラスさん(Tel.075-752-1634 HP.080-3132-6821)まで。アチェ・リリーフは、メックスさんの友人が中心となって活動しています。


「スマトラ島沖地震被災地アチェ支援
コンサートとスライドショー」

2月11日(金・祝)

午後4時半(午後4時開場)

於 本坊

スライドショー
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メックス(バンダアチェ出身で京都在住のインドネシア舞踊家)

コンサート
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勝野タカシ(ギター)、胎(ジャンベ)、Zoe(ハープ)、
The Elements、名月屋、
Douglas(ウクレレ等)&田中希美(キーボード・ボーカル)

事前のお申し込みは不要です。

参加料 1000円(小学生以下無料)


「第2回 京都国際ヨーガ・
チャリティー・ワークショップ」

2月13日(日)

午後5時〜9時(午後4時〜 受付)

於 本坊

〜スマトラ島の津波の犠牲になった子供たちを長期支援するために〜

ヨーガの指導:
ハルート・トロシアン(イスラエル出身のシワナンダヨーガインストラクター)

参加費 2000円

(全額、SOS Children's Villages〔大津波により孤児となった
インドネシアの子供たちを支援するために、
『子どものむら』を拡大、新設する計画のある組織〕に寄付されます。)

備考:動きやすい服装で、飲料水と、お手持ちであればヨーガマットをご持参下さい。

お問い合わせ:フェルディナントさん(Tel. 090-5138-6334)まで


「お寺で楽しく考古学
第8回 『大和王権の誕生』」

2月16日(水)

午後7時〜9時

於 本坊

参加無料

講師:佐古 和枝 さん(関西外国語大学 教授)

 私は、現代とは違う時間のものさしで人間の歴史を見つめ続けてきた「考古学」に親しむ集いを以前から寺で持ちたいと願っておりましたが、楽しく明快に考古学の世界へと誘っていただける佐古さんと出会い、実現の運びとなりました。第1回「ようこそ考古学の世界へ」、第2回「ようこそ発掘現場へ」、第3回「山陰の弥生王国〜妻木晩田(むきばんだ)遺跡〜」、第4回「“日本人”はどこからきた?」、第5回「『魏志』倭人伝の世界」、第6回、第7回「迷走する邪馬台国論争」、何れも素晴らしい内容でした。今回は、邪馬台国の在りか次第で説明の変わる「大和王権の誕生」についてのお話です。ご参加をお待ち申し上げております。   梶田真章

佐古 和枝:鳥取県米子市出身。同志社大学大学院修士課程修了。考古学専攻。考古学の成果を広く一般に伝えるために、研究・執筆のかたわら、市民講座やイベントを企画・主催する。著書は「ようこそ考古学の世界へ」「考古学はたのしい 全3巻」「吉野ヶ里」 等。

参加料 1000円

できればご予約下さい。

お申し込みは法然院サンガまで


「中村元 著 現代語訳大乗仏典4『浄土経典』を読む」

第8回 『観無量寿経』

2月17日(木)

午後1時半〜3時半

於 本坊

講師:梶田 真章

参加料:志納

(初めての方はテキスト代として別に 2000円が必要です。)

 本願に基づく阿弥陀佛の救いと極楽浄土の姿を説き、法然上人が浄土三部経と名付けられた『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』を、中村元(はじめ)先生(1912〜1999)の平易な解説と和訳でご一緒に学びたく存じます。

                           合掌  梶田真章


「ロータリー100周年記念行事
公開世界青少年交流会
第2回交流会『パネル討論と民族舞踊交換会』」

2月18日(金)

午後2時〜5時 

於 京都市国際交流会館
(京都市営地下鉄東西線 蹴上駅下車 北へ徒歩5分 西側 Tel.075-752-3010)

午後2時〜3時半

パネルディスカッション「日本における留学生活について」

パネリスト:ハンナ・クライス(ドイツ)、裴 東成(中国)、
リサ・ユリアハティ(インドネシア)、プレティ・モウロコンダ(インド)、
サリフ・サコ(マリ共和国)

午後3時半〜5時

民族舞踊交換会:スコットランド、インドネシア、中国、ギニア、日本

参加 無料

どなたでもご参加いただけます。

主催・お問い合わせ:京都東ロータリークラブ(Tel.075-256-1991)


「第95回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

2月26日(土)

午後3時

参加志納

ご予約不要です。プログラムの一部へのご参加も歓迎いたします。

第1部 午後3時〜3時半       おつとめ 本堂でご一緒に礼拝をいたします。

第2部 午後3時45分〜4時45分  おはなし 「密教のお経 『大日経』」

第3部 午後5時〜6時        落語会  出演者は米朝事務所と現在交渉中です。


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。

〒606-8422 京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地 法然院 内
法然院サンガ

Tel. 090-1899-3689   Fax. 075-752-1083
E-mail:Byakurenja@aol.com
法然院のホームページ http://www.honen-in.jp/
法然院森のセンターのホームページ http://www4.ocn.ne.jp/~moricent/


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