法然院サンガ: 124

法然院サンガからのご案内

N-0124-J

UPDATE: 2003/05/13

法然院サンガ

南無阿弥陀佛。色とりどりの緑が溢れる季節になってまいりました。境内は藤の花盛りが終わり、椎の花盛りへと向かっております。

「私が植物と同じDNAを持っていながら、なおかつ植物ではなくヒトとして生きているって何と不思議なことなんやろう。」と素直に実感できる季節です。

アフリカにずっと昔から棲んでいるかのようなキリンやサイの祖先はユーラシア大陸からアフリカへと移動してきたものであること、クジラ類は元々陸に棲んでいて、ブタやラクダ、シカ、カバなど偶蹄類と近い系統の哺乳類であること、人類誕生の地はアフリカというのが定説となっていましたが、近年、中国でヒトの祖先と見られる原始的な猿の化石が出て人類誕生の地がアジアである可能性も出てきたことなど、現代の生物学(生命科学)への興味は尽きません。

寺でも折に触れて皆様方とともに学んでゆきたく思っております。サンガはサンスクリット語で共同体を意味する言葉です。 漢字では僧伽(そうぎゃ)と書き、これを略したのが僧です。ですからもともとの僧は、出家者個人を表す言葉ではなく、佛教を信ずる人々の集団を意味しました。

佛(真理を悟った人)・法(真理・教え)・僧の三宝を敬うことが佛教者の最も基本的な態度として定められておりますが、僧を敬うとは仲間を大切にすることを意味しているのです。

法然院には、皆様方の日常とは違った時間が流れていると思います。どうぞ、心の潤いと糧の補給にお立ち寄り下さい。お待ち申し上げております。

法然院 住職 梶田真章


「三田昌治『ほゝえみそして祈り』108枚展」

5月 7日(水)〜12日(月)

午前10時〜午後5時(最終日は午後4時まで)

参加:無料

於 講堂


「セミナー第3フェーズ『細胞の時間から観る』」

5月 9日(金)

午後7時(午後6時半開場)

趣意:36億年の齢をもつ60兆の細胞という視点から、私達の人生に、健康に、幸せに、人間関係に、
あるいは経済や経営に意識を向けます。自然界(アナログ環境)と人工界(デジタル環境)を自らの中で
統合している事例から学びます。

セミナーコンダクター:松本雅彦 気の流れ、身体の動き、運動から観る
           水原 醇 経済、法律、くらしの知恵から観る
           岩田静治Ph.D. 行動科学から観る

セミナー:19:00-21:00/お茶の時間:21:00-22:00

会費 :1000円

於 本坊


「李政美(い ぢょんみ)コンサート」

5月18日(日)午後6時

参加料:3000円

於:本坊

いろんなことを経て、うたうことについて今思っているのは
もっともっと私の中心にあるものをそのままにさしだせるような歌をうたいたいなと。
そとがわの私は楽器のようになれたらいいなあと。
人になにかを伝えるというよりも、人と響きあうためにうたいたい。そんなことを思っています。

ぢょんみ

李政美:東京・葛飾生まれの在日韓国人二世。芝居小屋の歌い手だった父親のうたう歌謡曲、演歌を
聴いて育つ。自己流で弾いていたピアノを本格的に勉強するために習いにいった先生に声をほめられ、
すすめられるままに音楽大学を受験。国立音楽大学(声楽科)に入学。主にイタリアオペラを勉強する。
音大在学中より、社会と音楽、民族と音楽のことなどまじめに考え始め、西洋音楽を勉強することに疑問を
もち、高橋悠治率いる水牛楽団とのジョイント、在日韓国人政治犯救援のためのコンサート、
朝鮮の民謡を新しいアレンジで歌うコンサートなどに参加し、ライブ活動を開始。

1980年、高橋悠治、窪田聡をはじめとするミュージシャンたちと「クナリオンダ(その日が来る)」制作に参加。
1983年、自主制作テープ『セヤセヤ(鳥よ鳥よ)』、1986年、カセットアルバム『キム・ミンギ(金敏基)を歌う』
(新幹社)を発表。小室等のコーラスをつとめ、CD、TVドラマ、映画音楽制作(映画「渡り川」などの挿入歌等)に参加。
1988年から音楽活動を休止。1994年、屋久島に住む詩人・山尾三省と出会い、彼の「祈り」に曲をつけ歌い始めたのを
きっかけに音楽活動を再開。現在、ライブ、コンサートをはじめ、様々なジャンルのミュージシャンとのジョイント、
各地でのイベント等に多数出演中。

1997年9月、自作の歌を結集したファーストCDアルバム『わたしはうたう』をリリース。
1999年1月、韓国ソウルでライブをおこなう。1999年11月、シングルCD『朝露/ありがとういのち』(歌/李政美)
とシングルCD『おいでみんなここへ/あれから二千年』をリリース。
大学卒業から現在まで、母校の都立南葛飾高校定時制で「朝鮮語」講師を務める。

お問い合わせ:
コカンホ
(TEL.090-2389-8805,E-mail:kohshika@beige.plala.or.jp)まで


「玉城康四郎著『華厳入門』を読む」第1回

5月22日(木)午後1時半〜3時半

講師:梶田真章

参加料:志納

奈良の大佛さま(盧舎那佛)は華厳経の本尊であり、東大寺は華厳宗大本山です。
「一即一切、一切即一」を説く華厳経の世界に浸ってみたいと思います。
ご参加をお待ち申し上げております。


「第74回 善気山念佛会(ぜんきさんねんぶつえ)」

5月26日(月)午後3時〜5時半

ご都合により、プログラムの一部のみへのご参加も歓迎いたします。

プログラム:

第1部 午後3時〜3時半 おつとめ  本堂にて追悼法要を厳修いたします。
      第2部 午後3時半〜4時15分 法話 「国語辞典で読む佛教」 梶田真章
      第3部 午後4時半〜5時半 おんがく ソプラノ:平井満美子さん/ジャーマン・テオルボ:佐野健二さん

*ジャーマン・テオルボ:13コースバロッククリュート、24弦・バロックの独奏楽器。
           優雅なアーチリュート形状のスワンネックが特徴。


「法然院 夜の森の教室 第3回」

〜『チンパンジーの親子:最初の三年間』〜

お話:京都大学霊長類研究所 教授 松沢哲郎先生

5月31日(土)午後7時〜9時(午後6時半開場)

於 本坊

夜の法然院はカエルやフクロウの鳴き声が聞こえ、ムササビが木々の間を飛び交い、
昼間とはまた違った雰囲気を醸し出しており、その風土に浸かるだけで
「人間も生物の一つの種にすぎない」という科学的真理を謙虚に承認できる場です。
人間と人間以外の生命のかかわりを学ぶ中で自分の生き方に関するヒントを得ていただければ
との願いを込めて開いております『夜の森の教室』、第3回の講師として再び松沢先生をお招きいたします。
昨年5月には「チンパンジーの親子のきずな」という題でお話いただきましたが
今回は、アイとアユム親子とのこの一年間の生活で学ばれたことを加え、
アユムくん誕生以来の三年間のご研究の成果を語って下さいます。 皆様のご参加をお待ち申し上げております。

法然院 住職 梶田真章

参加料:1000円

定員:100名

参加のお申し込み:お電話にて法然院まで(掾F075-771-2420)お申し込み下さい。
当日、受付にて名前をお告げいただき、参加料をお納め下さい。

満席になり次第、締め切ります。


「駒沢裕城 ニューアルバム『静かな時』発売記念コンサート」

6月 1日(日)

午後6時半(午後6時開場)

参加料:ご予約 2000円/当日 2300円

駒沢裕城(ひろき):1972年のデビュー以来、ペダル・スティール・ギターという珍しい楽器で
大滝詠一、細野晴臣、ユーミン、矢野顕子といった70年代以降の音楽シーンを築き上げたミュージシャンを
始め、Jungle Smile、サムシングエルス、ブーム、aiko、長渕 剛等、ジャンル・年代を超えて、多くの
レコーディング等に参加、その高度なテクニックと透明な感性で数々の名作を彩ってきた。
心も体も包み込む、まるで空気のように柔らかな音色、どこか懐かしいあたたかなメロディで、
しばし心の風景へと旅立ってみませんか?

『静かな時』:ペダル・スティール・ギターを中心に、ギター、シンセサイザー、タブラ等の音を
織りまぜ、オリジナル曲を中心に「G線上のアリア」「植生の宿」といった親しみ深いカヴァー曲も
収録。心の琴線にふれるような、美しくしっとりした仕上がりの一枚です。

於:本坊

ご予約は法然院サンガまで


特に記載のない限り会場は法然院です。ご予約は24時間、電話、FAX、E-mailにて承ります。


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